闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

あの台風の中・・・

2007年09月08日 | 道場日記

 今朝は警報が出ていたので、学校はお休みのところが多かったのでは?昨夜の様子はご存知のとおり。しかし、外の喧騒も何事もなかったように昨日の八時からと九時半からの一般部にそれぞれ3人ずつ稽古に来られた人がいました。危険も伴うので、特にお勧めはしませんが・・・本当にたいした人たちだと思います。まさにいいわけなし。そして、そんな人達がいてくれてるってわかってるから、せんせーは道場で待っている。それが当たり前のことであり、自分のできる唯一のことだから・・・。逆になにがなんでもきてくれようとする指導員さんには、ストップをかけてね。

 このブログをみてくれている稽古生の方の中には、コメントという形だけではなく、個人的にお電話くださる人、メールくださる人、なかには丁寧にお手紙下さる人、直接お声かけいただいている人などがいる。また読みながらそっと心にとめてくれてくれている人もいたりするかもしれない。道場のことをおもってくれている人がいて・・・ここでは書けないようなそれぞれの事情も見聞きすることもある。そこまでの信頼をしてくださっていることを本当にありがたいと思うし、ときには力が足りず、悩んだりすることもある。それでもできるかぎり、ひとりひとりと向き合っていきたいと思っています。

 こころを元気にする本に『こころのチキンスープ』シリーズというのがある。その中にこういう話がある。

 

 仕事が手にあまると感じていませんか?
(『こころのチキンスープ5』P142より)

 仕事が手にあまると感じていませんか? そんな人はマザー・テレサの言葉に耳を傾けていただきたい。
「わたしは、おおぜいの方々をお世話しなければ……と思ったことは一度もありません。
わたしが向き合うのは、目の前にいるひとりの人です。わたしは一度にひとりの人しか愛せないし、ひとりの人にしか食事を与えることはできません。ひとり、そして、またひとり(あるいは、ひとつ、またひとつ)――わたしも皆さんも、このようにして仕事を進めていくのです。わたしは誰かひとりを選んでお世話をします――もしこのようにひとりの人を選ばなかったら、4万2000人の人々に接することはできなかったでしょう。
 わたしがしてきたことは、大海の一滴に過ぎません。けれども、もしそのひとしずくがなかったら、今、海の水は、その分少ないわけです。みなさんご自身や、家庭、そして通っている教会についても同じことが言えます。とにかく一歩一歩進んでいくことです」

 

 皆さんにもとにかく目の前のひとり(ひとつ)と向き合って一歩一歩進んでいって欲しい。いろいろ障害はあるだろうけど・・・。
 せんせーだって同じ。せんせーの目の前には、文庫道場に通ってきてくれている稽古生がいる。当然厳しいことも言い、厳しい要求もするけれど、せんせーの心の中は、みんなが一番わかってくれているだろうから・・・。
 「俺はやっぱり空手でしか何か伝えたり、してやることはできないよ」
くじけちゃいそうなときは、せんせーに倒されにきてよ。手探りながらもせんせーも身体を戻そうとまたこつこつ頑張っているよ。

 そして、昨日も遅くまで型の自主トレをされていた石井指導員。夜中にせんせーを車で送ってくださって本当にありがとうございました。