闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

★円山さんが富山に転勤!

2007年09月27日 | お知らせ

 されることになりました(泣)。「今回も大丈夫でした~!」円山さんの奥様と何度そう話したでしょう・・・でもその時が来てしまいました。ある程度覚悟はしていたとはいえ、かなりショックです。
 奥様と共に稽古生であるリュウジ、ジョウジはこちらに残られるそうですが、おいそれと帰ってこれる距離ではなく、仲の良い家族が離れ離れになることは、どれほどさびしいことでしょうか・・・。
 道場開設の年の7月、当時小学校1年生のリュウジが入門してきました。そして、翌月に同時入門以外のお父さんでは初めて、お子さんの後を追って入門されたのが円山さんでした。その姿を見ていたジョウジは、4才を待たずにその後入門しました。そして、その3人をを暖かく見守り続けてくれているのが奥様です。
 親子で空手をすることは、今まで見てきてもやってみても、とても有意義なことだと思いますが、それぞれお子さんに対しての思いがあり、言い訳の出来ない環境の中、空手に対する姿勢も見られてしまう為、思うほど簡単ではありません。 ましてや同じ男同士だったりすると余計に大変だったりするのではないでしょうか。
 開設当初、文庫道場には家族会員がとても多かったですが、どんどん入ってくる若手も多かったので、少年部に参加するときだけではなく、一般部に出ることもそれは覚悟が必要だったことでしょう。
 寡黙で努力家の円山さん。少年部でも毎回全力で、ご自分の周りに水溜りが出来るほどの汗をかいています。運動の経験はあまりなかったと聞いていますが、上段や膝蹴りを華麗に繰り出し、ハードな仕事にもめげず、ご自分のペースでコツコツ頑張って緑帯を取得されました。男性では難しい開脚も今では出来るようになってしまいました。自宅では家族3人で腕立てや逆立ちの練習をして、共に励ましあって頑張っていました。(そのせいで畳がボロボロになってしまったそうです。)
 道場で共に稽古するということは、たとえお子さんの前といえどもかっこのいいところだけを見せれるわけではありません。稽古で苦しい顔、稽古に来れず悩んでいる顔、試合で負けてしまう事だってあるかもしれません。でも歯をくいしばって頑張っていくその姿を見せれることが何より素晴らしいことなのではないでしょうか。
 そして、お父さんの頑張りを素直に受け止められる事のできる家族。円山家はそんな家族です。きっと離れて暮らしても、よい関係を築いていくに違いありません。
 本当は送別会もしくは送別組手(?)でもやりたいところでしたが、転勤の準備で残念ですが、皆さんと集うことが出来ません。また横浜に帰ることがあったら、顔を出してくれることでしょう。何よりリュウジとジョウジがいるかぎり元気な様子も伝え聞くこともできますから。
 最後に円山さんは、お父さん空手家でありますが、せんせーにとっての一人の教え子でもあります。円山さんとの別れを受けて・・・せんせーが言いました。

 『終わりじゃないから・・・』

 富山に行っても『文庫魂』で頑張ってくれることを信じています。沢山の勇気をありがとうございました。また会いましょう。

 『闘え!文庫魂』  押忍