闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

2015年鏡開き稽古・2014年努力賞表彰

2015年01月12日 | 道場日記



  1月12日(月)成人の日、東神奈川道場にて2015年鏡開き稽古と2014年努力賞の表彰がおこなわれました。

  鏡開き稽古では1000本突き、1000本蹴りが行われ、続いて黒帯の皆さんに組手を受けていただきました。新年早々木元師範始めとする木元道場の皆さんと稽古ができ、気持ちも新たに今年も稽古に邁進してまいりましょう。
鏡開き稽古及び努力賞の表彰に参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。

  今回の金沢文庫道場の努力賞は、一般部は松下清治さん、少年部は本多将太君が選ばれました。ありがたいことに今回も選考はとても難航しました。それだけ頑張ってくれている方が多いということです。
努力賞は入賞経験などだけでなく、色々な方面から見て、その年のみならず長い期間努力をしてきた方を選びたいと思っており、沢山の皆さんが、それぞれの事情や状況で頑張ってくれているので、毎回本当に悩ませていただいています(汗)。
  一般部の松下さんは今までの受賞者では最高齢77歳です。以前もブログに書きましたが、昨年も火曜日の一般部と金曜日の型クラスにほぼペースを崩すことなく稽古に来られています。もちろん何年間も変わらず稽古を続けられていることも素晴らしいのですが、それだけではありません。型クラスには出稽古や上級者の皆さん、一般部にはこちらも上級者やバリバリの中高生達も出席しています。稽古の内容がどんなにハードであったとしても言い訳せず、ご自分の稽古を貫いて精一杯頑張ってくださっていることです。ある意味センセーの指導を信じてくださっているということだと思います。誰しも他者の目や遠慮を理由付けにしてしまうときがあるものだと思いますが、どなたでも気にせず稽古に出席し、ついてきてくださいという言葉を体現してくださっていると思います。また審査や試合にも時間をかけ準備して挑戦されています。試合後に「勝つことは本当に難しいことです」とおっしゃった言葉に感動しました。空手に対する真摯な気持ちと情熱をもって稽古を続けてくださることはみんなにとっても勇気や励みになっていると思います。
  文庫道場では少年部の努力賞はほぼ例外なく6年生を選出しています。そして今年の6年生は間違いなく、今までで一番ライバルが多く、どの子がもらってもおかしくないといえる程みんなが頑張っているゴールデンエイジといえると思います。みんなで切磋琢磨しながら頑張ってきました。
  ショウタは6歳である理由から空手を始めました。優しく、真面目で、昔から稽古を基本から最後まで絶対に抜くことはありません。自分に厳しく慎重な性格で最初は審査も試合もどんどん挑戦するわけではありませんでした。それでも稽古にほとんど休むくことなく来て、試合や合宿にも毎回挑戦してくれるようになって、少しづつ実績を積み重ね、今では茶帯になりみんなにその後ろ姿を見せてくれる存在になりました。センセーの意図を汲み取り、決して威張ることなく仲間や後輩達にも丁寧にアドバイスしてくれています。現在は野球との両立もしていますが、どちらにも義理を欠くことなく、ご家族と奮闘してくれています。私達が想像している以上に大変なことだろうと思います。努力を重ねたショウタの強く逞しく成長した姿は私達にとっても何よりもの喜びです。
松下さんもショウタも見習いたいところが沢山あり、こちらが襟を正さなければと思わせてくれる人材です。
  2014年努力賞を受賞された皆様、本当におめでとうございました。この賞を糧にこれからもさらに頑張っていただけたらと思います。
  現在の高一世代も同じくゴールデンエイジでしたが、みんなで支え合って、多感な中学生時代をそれぞれのスタンスで乗り越えてきました。今でもみんな頑張ってくれています。
今年中学生になるみんなもぜひ頑張って未来の文庫道場を盛り上げて欲しいと思います。
  最後になりましたが、努力賞のおかげで本当に稽古生一人一人の努力を思いかえす機会となっています。このような素晴らしい賞を与えてくださっている木元師範に心より感謝いたします。
ありがとうございました。
押忍