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![]() | まんがでわかる 新渡戸稲造「武士道」 (Business ComicSeries) |
岬龍一郎 | |
あさ出版 |
初版2015/11/28
これは最近購入した本。
最近コミックで昔の良書を説明する、という事が流行っているようですが、これはどうなんだろうと思い、購入。
値段が1200円と高めですが、すぐに読めてしまいます。
ので、「武士道」に書かれている事を本当に理解できるかというと、まあ、理解は出来るとは思いますが、覚えていられないかもしれません。さらっと読めるだけ、普通のコミックと同じでそれだけのような気がしてしまう。
実際に活字を読んでこそ頭に入り身になるのではと思いましたが、若者には受けるかもしれませんね。
「武士道」は新渡戸稲造先生が外国人を対象に、日本人の精神性を理解してもらうために書かれたものです。ですから、もともとは英語で書かれていたという事です。その後、たちまち世界でベストセラー。
その頃は日本という国がまだまだ野蛮の国と思われていましたから、「武士道」に書かれてあるような精神性に富んだ民族である、という事に外国の方は興味を持たれたのかもしれません。
ただ一つ、私が残念に思っているのは、新渡戸先生、キリスト教徒なんですね。神道の国から見れば、キリスト教の信者というのは異教徒なんですね。そういうバックグランドのある方によって書かれた「武士道」がベストセラーというのには若干違和感を覚えますが、ここに書かれある内容を読む限り、新渡戸先生も日本人なんだなと思います。
が、今回の本とはあまり関係ありませんが、武士道+キリスト教が最強、とクリスチャンの方々は思っているという事です。
「武士道」読むのはどうも苦手、と思われる方はこういうコミック版をとっかかりにすると良いのかもしれません。