それまでいつも通り走り回り、食べていて、夜テーブル下の椅子に寝転んでいた紫苑が、さて、寝ようと言うときに飛び降りて足元が定まらずフラフラ、こういうことは初めてです。
大丈夫か!
と抱っこすると痙攣しているようでブルブル震えて苦しそうな声を出します。
手をすり抜け廊下を歩いて玄関のタイルの上に長くなりました。
手ももつれてうまく姿勢が保てないほど。
また抱き上げて震える紫苑を抱いて階段に腰かけ、
紫苑、紫苑、大丈夫か、死ぬなよ、紫苑、紫苑。
としばらく抱いていました。
このまま死んでしまうんじゃないかと思いました。
目が真ん丸になって何かをうったえているようでした。
少しして、自分で廊下に降りてよろよろと自分の部屋であるDKに入っていきました。
一番楽なところで楽な姿勢でいるのが良いのかな、大丈夫かな。
と思いながらも二階にあがりました。
明日部屋に入って倒れているのではないかな、などと心配で何度も目が覚めました。
眠れない時間が多かったと思います。
朝の4時になりました。
いつもは私が起きた気配を感じて下でニャーニャー言っている時間ですがシーンとしています。
下に降りておそるおそるDKの引き戸を開けました。
・・・・・・・ 明日に続く。