諏訪湖周辺は様々な産業が発展した地域でもあります。
セイコーとか、エプソンとか、絹とか、ガラスとか、日本酒とか。
それぞれの資料館や博物館、美術館なども多数ありました。
見学したいところはたくさん、でも、時間に限りはあるし。
そんな中で、今回どうしても立ち寄りたかったのが、片倉館。
重要文化財にも指定されている建築物です。
シルクエンペラーと称された片倉財閥が、地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)建設されたそうです。
そう言えば、秋田県小坂町でも、地域住民の福利厚生施設として康楽館が造られたことを思い出しました。
昔の経営者の方は、ちゃんと海外視察をなさって、いいところを取りいれていたんですね。
さて、諏訪湖の辺りは、地盤が良くないらしく、松杭が打たれているのだとか。
工事写真も残っていて、配筋やコンクリート打設など、大規模な工事の様子も伺えました。
設計者も施工者も大変なご苦労されただろうと、思いながら拝見してきました。
管理がきちんとされているのでしょう、傷んでいないし、しっかりしているし。
レリーフの数々も見事でした。
建築資材も技術も当時の最良の物だったのだろうと思います。
心残りは、ガイド付きの見学ができなかったこと。(基本5人以上からだそう)
因みに、現役で使われている千人風呂も見事でした~。
迷ったあげく、しっかり入浴してきました。
@ふると
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