2週間ほど過ぎてしまいましたが、先月末、京都へ行ってきました。
新幹線で東京乗継、待ち合わせがおよそ30分で、トータル5時間20分。
遠いと言えば遠い。
けれど、ワクワクしていると気にならない物です。
今回の目的は、2つの建物見学。
一つ目は、江戸時代に造営された【桂離宮】
二つ目は、昭和3年に建築された【聴竹巨】
どちらも重要文化財。
まずは、桂離宮から。
桂離宮には、ちょっとした思い入れがありまして、その話から。
大学3年の夏休み、京都・奈良建築史野外演習なるものがあったのですが、
その時の抽選でハズレてしまい、なんと三十数年を経てのリベンジでした。
現在は通年見学できますが、当時は8月末の10日間だったか期間が決まっていて、抽選でした。
今はネットで申し込みができるし、すぐに結果が分かるので、漏れてもまたトライできる。
何なら、空きがあれば、現地で当日受付もやってました。
さて、建物内には入ることはできず、約1時間かけて説明を聞きながら、敷地内を歩くスタイル。
それでも、八条宮家の抜群のセンスのよさを直に見ることができて、大満足。
八条宮家が三代に渡って造営した桂離宮。
建物にはかなり趣向が凝らされていると、本で読みました。
中々の拘りのようです。
そして、庭の造りにも色々な意味があるらしい。
本当は、苔生す頃や紅葉の頃がよかったのでしょうけど、
それでも、風もなく穏やかな快晴の日で、まあ恵まれていたのかな。
いちばんいい時期は、紅葉が美しい、12月初めだそう。
また行けるといいなあ。
@ふると
専門の技術者や資材の調達を続けることが出来るのか、心配です。
本当にその通りです。
あまり詳しくないのですが、国宝や重要文化財は国や県から修繕費が出るようです。少ないのですが、文化財を修復する職人も育成されています。
ただ、仰る通りで、資材・人材の確保や技術の継承に間に合っていないのじゃないかと思ったりもします。
心配なのは、国の指定を受けていない、歴史的価値のある建物です。
理解が得られないことも多いし、観光客や見学者・利用者が多くて、お金を産む建物ばかりじゃないしね。
ちょっと熱くなってしまいました~。