参考文献:小倉 広著「アドラーに学ぶ部下育成の心理学」 野田 俊作著「劣等感と人間関係」「性格は変えられる」
『コロナの時代に生きている私達がスペイン風邪の時代に生きたアドラーから学べること②』
第一次世界大戦で、軍医として従軍し、
100年前のスペイン風邪も経験しているアドラー!
この混沌とした、時代の中で生まれたのが、
『アドラー心理学』だとすると、
今現在の新型コロナが生み出した混沌を、
乗り切る、知恵が必ず有ると信じている。
ホモサピエンスは、動物の中でも、脆弱で体の弱い生き物だ、
単独、家族単位などでは、これほどの永い年月、種の継続はきっと出来なかっただろう。
それに対して、ネアンデルタール人は、ホモサピエンスよりも、脳も大きく、
骨格も大きく、力も強かった、しかし滅びたのは、ネアンデルタール人!
実は、ネアンデルタール人も、集団で暮らしていたようだが、
家族単位にプラスアルファした位の、規模だったと言われている。
それに対して、私達ホモサピエンスは、多くの人が協力して、
様々な環境変化を乗り越え、生き残ってきた!
この、大きな規模のコミュニティが、ネアンデルタール人の小さな家族単位と違い、
多様化を生む結果となり、種の継続を成し遂げた、
きっとそれがアドラーが提唱している『共同体感覚』の
原型のようなものを使ってなし得たものだったのではないか?私は、思っている。
今現在、コロナの感染者の急増は、さまざまな、制限を私たちに、突きつけている。
その中でも、ソーシャルディスタンス、人が密集すること、人と人とが、距離をとるということだが、
この事が、人々のつながり、コミュニケーションの不足につながり、
心と体に大きな負荷と、ストレスをかけていることが、指摘され始めている!
7月以降の、自殺者の急増、そのうち、女性の自殺者が、前年比8割増と特出している。
高校生の自殺者も急増しており、幼児虐待の増加などが同時おこっている状況から、、
最もベースとなる、コミュニティーの単位である、『家族』の中でも、
弱い立場の人たちに得にしわ寄せが、来ているのが見て取れる!!
自粛警察なども、こういったストレスが続く事からくる、
パニック状態の一端があらわれた、現象ではないか考えられる。
参考文献:チップ・ハース&ダン・ハース著「瞬間の力」 西田 文郎著「ツキの大原則」 辻 秀一著「一瞬で心を切り替える技術」
『100年前のパンでミック、スペイン風邪の時代に生きたアドラーからのメッセージ』
ここ数年、『嫌われる勇気』という本が売れ続けている。
混沌としたコロナの中、今までは、日本の心理学の主流ではなかった、
アルフレッド・アドラーの考え方が、受け入れられつつある。
個人の自立をベースに据えたうえで、共同体の中で何が出来るのか?を突きつけるのが、
スペイン風邪の大流行や、大恐慌の時代を生きた、アドラーからのメッセージだ、
決して利他のために、誰かが犠牲になるといった、考え方ではない、
まして、それを強要する、同調圧力の世界とは、まったく異なるメッセージになっている、
日本人の中に住み着いている、人のために生きるには、自分を犠牲にしてというものとは違い、
自分の幸せにも徹底的にこだわる。
自分が、幸せになる事と、周りの人を幸せにすることの両立する考え方を、模索し続ける。
では、私たちは何をすればよいのか?
それが、『勇気づけ』というコミュニケーションのアプローチを
大切にすること!!!! 以下に勇気づけの具体的な方法を示す。
ウィキペディアより抜粋
共同体感覚(独:Gemeinschaftsgefühl 英:Social interest)[編集]
共同体感覚について、まったく初めての人に説明することは難しい。それは、ちょうど、実際に、自転車もなく、また、自転車に乗ったこともない人に、自転車に乗るということについて説明するようなことだからである。
共同体感覚が発達している人は、自分の利益のためだけに行動するのではなく、自分の行動がより大きな共同体のためにもなるように行動する。なぜなら、人間は社会という網の目の中に組み込まれている(Social embeddedness)からである。それに対して、共同体感覚が未熟な人は、自分の行動の結末や影響を予測することをやめて、自分の利益だけしか目に入らないようにする。仮に、極端に自分の利益のことだけにしか関心がない人がいるとしたら、その人は自分の利益になる場合にだけ、他人と協力する/他人を利用しようとするだろうと想像される。そうすると、他人が自分を必要とする場合というのは、他人がその人自身の利益になる場合にだけということになり、安心して所属することが難しくなるだろう。このようにして、共同体感覚の未熟な人は、所属に問題を抱えやすく、不幸な人生を送ることになりやすいことになる。
共同体感覚について、アドラーは「共同体感覚は、生まれつき備わった潜在的な可能性で、意識して育成されなければならない」[注 2][4]と述べている。それは、ちょうど自転車に乗れるようになる練習と同じことである。自転車に乗れるようになるためには、実際に、自転車に乗って練習しなければならない。最初は、うまく乗れずに転んだりして失敗を繰り返すだろう。しかし、そのようにして練習をしていくうちに、特別に意識することなく自転車に乗れるようになるだろう。同様に、共同体感覚を成長させるということは、共同体感覚とは何だろうと机上で考えることではなく、自分の行動ひとつひとつについて、「こうすることは、自分の利益ばかりでなく、相手のためにもなるだろうか。」「こうすることは、自分と相手の利益になるが、それはもっと大きな共同体にとってはどうだろうか。」と、より大きな共同体のためになる方向を選択することである。
アドラーからのメッセージ「弱い私たちが地球上で生きていくために」【宮越大樹コーチング動画】
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