【ゆっくり解説】言ったもの勝ちのラベリング、レッテル貼りの話 【プロパガンダ解説#6】
【今回の重要なキーワード】
1、ラベリング理論⇒『人間の逸脱行動』を説明したもので、逸脱はレッテル貼りによって生み出される
2、言葉とは何なのか?
3、存在よりも言葉が先にある
4、人は言葉を知らないものは認識できない!
5、言葉次第で私たちの見え方も感じ方も変わる
6、「口臭」「マイナスイオン」元々なかった、作るがわの意図によって生まれた言葉
7、言葉は、いない敵をうみだし、味方との二極化を意図的に作ることもできてしまう
8、世の中には、ラベルがあふれていて、私たちはその影響を受け続けている
9、レッテル貼りには、強いネガティブなイメージが定着している、そこでポジティブな方向で使うならラベリングの方がよい
10、レッテル貼り逆転の発想!ラベリングの影響力をポジティブな方向で、フラットに人エネルギーを生み出すために使う
11、ポジティブなラベリングのキーワードが思い浮かばなければ、生成AIを使ってみるのも1つの方法
『言葉が人をつくる!ポジティブなラベリングは人を明るく活力に満ちあふれた方向に導いてくれる、声かけは、「愛・ラベってる? d(^_-)」でいいと思う!』
組織崩壊の危険性が高まっているサインのひとつとして、『レッテル貼りがまんえんし始める」があります。
例えば、このような言葉が現場でよく聞かれるようになります。
「〇〇さんは何回言っても言うことを聞かない石頭だ!」「〇〇さんは何度も同じ失敗をする、私の言うことを聞かないからだ」
「〇〇さんは服装がだらしない、きっと性格もだらしないはずだ」「〇〇さんは髪色がとっても派手だ、きっと昔はヤンキーだったに違いない」
「性格がくらい」「おしゃべりだ」などの、
人に限らず、何かに対し物事を決め付けてしまう行為ほぼすべてが「レッテル貼り」といってもいいと考えます。
そして、「レッテル貼り」のもっとも大きい影響力は、人に使った場合、意識していないのに、ことば通りの人になってしまうことです。
このことは、『ラベリング理論』として1963年発刊の「Outsaiders」で社会学者のハワード・ベッカーによって提唱されました。
例えばこのようなことです。
犯罪者、一般的には、法律に抵触する行為をした人が犯罪者と呼ばれます。
しかし、『ラベリング理論』では、犯罪者のレッテルを貼ることで、犯罪者と認識され、それによって犯罪者の行動をするようになるというのです。
これにより、組織内で、ネガティブなレッテル貼りが組織をどのような方向に向かわせるか?想像できると思います。
それは、ネガティブなレッテルどおりの、問題を起こす人が際限なく増えていくことになります。
※【レッテル貼り】レッテル貼りとは、物事を1つの型に填めて、全体を一括りに判断することです。 たとえば、他人に対して「不真面目」や「だらしがない」などと表するのも、レッテル貼りです。 誰もが小さいころから、他人から無数のレッテルを貼られてもいます。
レッテル貼りは個人に対してのものだけとはは限らないので、組織において、ネガティブなレッテル貼りがもたらす影響は大きく、問題やデメリットは、組織の生産性を下げ、組織崩壊の原因にもなりかねません。
例えば、
1、個人へのレッテル貼りでは、個人の能力を抑制してしまったり、孤立させたり、いじめにつながったりします。
2、レッテル貼りが少人数のグループに対してのものだとすると、レッテルを貼られていないグループとの分裂や、対立を生むことになります。
3、対象が会社になれば、従業員と、会社の間の軋轢が生まれたり、さらに対立となると、大量社員の離職などの会社倒産の危機などにつながりかねません。
人がレッテルを貼る目的ですが、物事の判断にかかる労力を削減するために人材や物事をカテゴリー分けする現象のことであり、
人間が生存するために身につけた本能であるようです。
太古の時代は、命をまもることと、食料を確保することに、脳のリソースを注がなければなりませんでした。
そのためそれ以外の日常の判断に使うリソースは最低限にとどめるよう、長い年月の間に本能にい刻まれて行ったものと考えられます。
最後に、人がレッテルを貼る心理状態ですが、
自分自身にレッテルを貼ることは自分を守りたい防衛反応が主な原因で、周りからの見られ方を、自分が規定することで、周りからの攻撃回避するためで、
相手にレッテルを貼るのは「相手を見下すことで自分自身の立ち位置を確立したい安心感を得たいから」です。
※【ラベリング理論】社会成員が特定の人間を非合理な理由で逸脱者とみなし,その人を差別し,合法的な機会から排除するために,その人は生きるためにやむをえず犯罪を犯したり,他の逸脱者に接近するようになる側面を重視する理論。
『ポジティブなラベリングを増やすことで、組織を明るく元気なエネルギーで満ちた空間に変えていくことができる!』
ポジティブなラベリングを増やして行く行為を、愛・ラベリングと呼んで行こうと思います(^_-)-☆
愛・ラベリングのポイントは、1人に1つではなくたくさんのポジティブなラベルを貼っていくということです。
そして、その行為が自然に、ラベルを貼る側の人の視点を、常に人のポジティブな側面に向けさせていきます。
愛・ラベリングはもちろん造語ですが、組織内で、イベントとして、コンテストをしたり、キャンペーンを打ったりして、広めて行くと面白いと思っています。
もちろん、日常の会話の中でも使うことができるので、以下にポジティブなラベル作りの事例を、生成AIを使って、いくつか作ってみました。
僕が、7年間組織の中で実際に試してきたものも、いくつか記載させていただきました。
人が、周りに対して、ネガティブな視点を持ってしまうことは本能ですから、ある意味自然なことです。
それを打ち破っていくことは、決して簡単なことではありません。
「相手の悪いところにばかり目を向けないで、美点凝視の精神で行きましょう」と声かけするだけでは、人はすぐに元に戻ってしまいます。
一瞬想うだけでは、何も変えていけません、具体的な行動に移せる施策を動かし続けることでしか変えられません。
組織の中で、ポジティブなラベリングを常に意識して、つくり、声かけして行くことで、それが実現可能になると考えます。
生成AICopilotに聞いてみました。
※フラットで、前向き、相手のエネルギーをあげる、ラベリングの声掛けをしたいと思っています。10文字以内でかけられる、中学生にもわかる言葉でつくった、ラベリングです。
対象の人物を、細かいことによく気づく、人にやさしく働きやすい環境を創れる、環境整備と整理整頓が得意、95%の人が気づかない視点に気づく事が出来る、挨拶が素敵でいつも背中をおす声掛けが上手に出来る、この5タイプのそれぞれにラベリングするとすると、どの様なラベリングになりますか?
それぞれの特性に基づいて、以下のようなラベリングを提案します:
- 細部の探求者:細かいことによく気づく人物
- 環境の創造者:人にやさしく働きやすい環境を創れる人物
- 整理整頓の達人:環境整備と整理整頓が得意な人物
- 視点の開拓者:95%の人が気づかない視点に気づく事が出来る人物
- 挨拶の魔術師:挨拶が素敵な人物
- 背中押しの名手:いつも背中をおす声掛けが上手に出来る人物
これらのラベルは、それぞれの特性を強調し、その人物の長所を引き立てます。どうぞお試しください。�
自分
それぞれのタイプごとに5つずつおねがいします。
Copilot
それぞれの特性に基づいて、以下のようなラベリングを提案します:
- 細部の探求者:細かいことによく気づく人物
o 注意深い観察者
o 〇〇さんがあなたのことディテールの達人と言っていましたよ
o 微細な発見者
o 細部のマスター
o 緻密な思考家
- 環境の創造者:人にやさしく働きやすい環境を創れる人物
o 心地良さの提供者
o 和やかな雰囲気作り上手ですよね、〇〇さんも言っていましたよ、◎◎さんのおかげだって!
o 安心空間のデザイナー
o 共感のコーディネーター
o 快適環境の実現者
- 整理整頓の達人:環境整備と整理整頓が得意な人物
o 秩序の保持者
o 清潔さの守護者
o スペースの最適化者
o 効率の向上者
o 〇〇さんは 整頓のスペシャリストですね、おかげで必要なときに必要なものがすぐに見つかるよいうになりました、
- 視点の開拓者:95%の人が気づかない視点に気づく事が出来る人物
o 新視角の発見者
o 深層の洞察者
o 〇〇さんの言葉はみんなの、視野を広げてくれますね、トラブルにならなくて助かっています
o 未見の探求者
o 視覚の革新者
- 挨拶の魔術師:挨拶が素敵な人物
o 〇〇さんの気持ちの挨拶のおかげで、毎朝エネルギーをもらっています
o 笑顔の伝播者
o 言葉の魔法使い
o 〇〇さん、みんなが、〇〇さんのこと、挨拶のエキスパートと言ってましたよ!
o 気持ちの伝達者
- 背中押しの名手:いつも背中をおす声掛けが上手に出来る人物
o 僕が落ち込んでいたとき、それとなく励ましていただきありがとうございました、〇〇さんは励まし上手ですね
o 〇〇さん、〇〇さんは、応援のプロフェッショナルですね!みんなそういっていますよ
o 前進の促進者
o 成長のサポーター
o 勇気の提供者
これらのラベルは、それぞれの特性を強調し、その人物の長所を引き立てます。どうぞお試しください。�
生成AIのいいところは、条件だけ入力すれば、一瞬で、言葉を作り出してくれるところですね。
もちろん、そのままのものを使えることは、少ないけれど、アイデアを出すときのたたき台の、
壁打ちにもってこいです。
私たちは、常日頃からネガティブなレッテル貼りに、囲まれて生きているので、
いざポジティブなレッテルになるようなワードを見つけようとしても、なかなか思い浮かびません。
生成AIの生み出すことばの背景には、無限に広がるインターネットのことばの海が存在します。
人が一生で学べることばの量とは比較になりません。
生成AIを使うことで、一生をかけても、接触しないようなことばと出会う可能性が広がります。
そこから得たキーワードをヒントに、ポジティブなラベリングを生み出せばいいのです。
実際の現場での利用法としては、今回赤文字で示したように、
第3者からのメッセージとして伝えることが、もっとも効果のある方法だと考えています。
【僕がビジネスの現場とリーダー研修の仕組みづくりの中で 信頼作りに向けて効果のあったポイントを紹介します】
1、今の自分の、いいところも、悪いところもすべて自分だと受け入れる(自己受容、規則正しい生活からまず自分を整える)
2、相手の興味関心に、自分ごととして興味を持つ(人間スポットライト、あなたの行動の目的、言葉の真意は何なんだろう、一緒に体験する)
3、相手も、自分の興味関心に向かってやりたいことや信じていることに向かって生きている人であることを信頼する
(人は皆自分の人生の主人公を生きている、受け入れ、まずこちらから信頼する)
4、物事を、正解、間違いの2つで判断しない、自分の常識、当たり前を疑う(常識、当たり前、みんなやってる、などの言葉を使わない)
5、相手の出来ていない所ばかりに視点がフォーカスしている自分に気付く(視点をノートに書き出す、出来ているところを認め、変化しているところを長いスパンで見る)
6、相手の言葉でなく、行動や、非言語コミュニケーションに注意を向けて対峙する(表情、目の動き、視点の変化、体の向き、手の位置、声のトーンの変化etc)
7、自分を信じ、自分の興味関心に向かって生きるていることや、自分の価値観を大切に生きている姿を見せつづける(言行一致、積極的傾聴、笑顔、挨拶、親切、ごまかすことなく謝罪するetc)
関連サービス:メンタルフロー人材育成プログラム 元気でいきいきと生きることと、ハイパフォーマンスの両立を目的とした、 応用スポーツ心理学(フロー理論)を基本に脳科学、行動科学、コーチング理論などから導き出した、気づきを習慣化することまでを1パッケージにした、メンタルトレーニングプログラムです。
『企業文化の醸成や、変革は、リーダの心の言葉を言語化することから始まる』リーダーの言葉に影響力を持たせるには、リーダーが自己受容していることが前提となる。
自分の、出来ているところ、良い所も、出来ていない不足しているところも、「すべて自分」と受け入れることを、自己受容といい、理想の自分と比べない、自分を否定しないことが、自己受容するための重要なポイントとなってくる。このことが出来ていると人間は、本能で自然と前に進んでいくエネルギーに満ち溢れるようになる。
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【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
元気とハイパフォーマンスの両立した組織創りのお手伝い
『起業家マインドを持った優秀な右腕社員を育てることで
社長のビジョン達成を加速する!』
【 右腕創りコンサルタント 】
コンサルティンググループ 大分メンタルフロー研究所 匠
代表 石川 保幸
連絡先 : 携帯電話 090-1366-4882
Email : mflowrabo@gmail.com
ブログ 【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
http://blog.goo.ne.jp/c3421yxy
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