チョー楽しいメンタルフローな組織創り

企業文化、環境変化を利用した自然な人づくり、心理的安全性、フロー、社員研修、アドラー心理学などを中心に投稿

指示がないと動けない人、誰かに確認しないと安心しない人、緊急時に固まって動けなくなる人って、きっとあなたの周りに沢山いると思います!なぜ?と思ったことはないですか(^_-)-☆

2024年12月13日 | 企業環境づくり

【怒られたくない】指示待ち人間からの脱却方法とは? 〜指示がないと動けないあなたへ〜#89


『指示がないと動かない人、簡単なことでも初めての事は必ず手取り足取り教えないとやらない人、マニュアルが無いと出来ませんと言う人、過去何度も説明しているのに・・◯◯でいいですよね?と聞いて来る人、
これらの人に共通する動けなくなる原因は「失敗する恐怖」「叱責される恐怖」「出来ないことが知られて恥ずかしいという恐怖」「なにをやったらいいか解らなくなる恐怖」これらの恐怖という感情が
「生存のための逃走本能」に働きかけ一歩前に進むことを拒むという行動を作り出します。』

こんな動けなくなる人たちの身に起こっている恐怖はどうやって生み出されるのか?その対処法をご紹介したいと思います。


       


あなたがマネージャーで、指示を出したときに、


「やったことないので、マニュアルがないとできません」と言ってきたり

または、「何度説明しても指示のたびに ・・○○でいいですよね!」

聞いてくるひと、あなたの周りにいませんか?

煩雑過ぎて対応の緊急性が高くなったとき、人命がかかっているときなどの緊急時に、

「指示を出しても固まって動けなくなる」人っていませんか?

普段のルーティーンワークはできる人なのに、プレッシャーがかかる場面で、できない人になってしまうあれです。




例えば動画のように医療の現場です。

普段は施設管理者から、

施設のルールをお客様の二ーズよりも優先させるように指示され、その事によって患者様との関係性が悪くなることが起きやすい環境であるとします。

例えば一例ですが、患者様からのご相談のお電話入ったときに、

緊急の体調、お薬のトラブル以外は指定の時間帯に外来看護師に電話を繋がないというルールをもうけています。

しかし、ドクターは患者様に、「気になることがあったらいつでも電話してください」と声掛けしています。

患者様からは、いつでも先生に電話出来ると言われていると仰って、特定の時間以外の時間に電話をつないでほしいと仰って苦情につながってしまします。



患者様とのトラブルを未然に防ぐため、柔軟な対応をスタッフは心がけていますが、苦情は0にはなりません、

その時、ルールを守れないと、

「一切自分で判断しなくていいから、確認・相談して業務に当たるように」といわれているとします。

しかし、地震が発生したり、火災警報器がなったり、命に関わる緊急時の対応は、

現場でやるべき対応の方向性は決まっているのだから、その範囲で現場で判断して、

患者様に不安を与えないよう、対応
や、緊急放送を行ってくださいと現場の判断が求められるのです。



こういった矛盾したオーダーの中で、毎日過ごしていても、

現場スタッフが、普段の仕事から、身の回りでおきていることをすべて自分事と
してとらえる事ができ、すべての経験から自ら学び、

普段は施設管理者様からの確認事項をしっかり整理して対応し、

緊急時には施設管理者様の期待している以上のパフォーマンスで、

施設管理者様の予想を裏切る対応をして、施設にお見えになる施主様のお客様に安全と安心を約束できるようになけ
ればなりません。



そこでまず、指示を出さいないと動けない、誰かに確認しないと安心できない、

緊急時に動けなくなりやすい人のメンタルではなにが起きているのか?

不安や、恐怖は何なのか?

それぞれについて、エビデンスも交えて、ChatGPくんと壁打ちして考えてみました。
 
 

災害時や緊急時において「指示がないと動けない」「確認しないと安心できない」

人々の心理状態や行動パターンには、以下のようなエビデンスに基づいた要因が挙げられます。

これらを理解することで、普段の業務から自己判断力を育てる習慣形成の基盤を作ることができます。


1. 指示がないと動けなくなる要因

心理的背景

  1. 責任回避傾向

    • エビデンス: 自己効力感の欠如は、責任を回避し他者の指示に依存する傾向を強める。Bandura (1997) による自己効力感理論。

      一見動きが悪かったり、めんどくさいことに関わりたくないとか、サボりたいように見えるんだけど、
      本当は、失敗するのが怖い、失敗して指摘されたり、馬鹿にされるのが恐怖といった感情が、後ろに隠れている。
      それ以外にも、自分が多くの情報の中から判断し選んで行動することにも、実は恐怖を感じている、
      やるべきことを決めてもらえると安心する。
        ※
      対策: 小さな成功体験を積み重ねることで、自分で判断しても良いと感じる場を増やす。
  2. 過度のルール依存

    • エビデンス: 標準化された手順に頼りすぎると、想定外の事態に対処する柔軟性が低下する。Hollnagel (2014) による安全文化の研究。

      自分で判断することに対してダメ出しし続けられた経験や、行動や考えを強制し続けられた経験がある。
      決められた行動で方向性が決まっていると安心して行動できる、自分で考え決めることに難色を示す。
        ※対策: シナリオベースでマニュアル外対応を訓練する場を提供。
  3. 不安の麻痺効果

    • エビデンス: 高い不安レベルは認知能力を低下させ、適切な行動ができなくなる。Eysenck et al. (2007) による不安と認知の研究。 

      例えば地上200メートル高所で板の上を歩く条件では、誰でもかんたんに無意識でできている、歩行さえ体の自由が利かなくなることは証明ずみである。
      アドレナリンの、血中濃度が高くなりすぎると、頭が真っ白になる、以上発汗、手が震える、などが出る。
      更にコルチゾールが増えてくると、記憶障害の不具合も出るようになる。
        ※対策: 不安を下げるリラクゼーションや心理的安全性の確保。
  4. 学習性無力感

    • エビデンス: 自分の行動が結果に影響を与えないと感じると、主体性を失う。Seligman (1975) による学習性無力感の理論。 
        ※対策: 行動の結果が可視化される仕組みを設ける。
  5. 過去の叱責経験

    • エビデンス: 過去に自分の判断で叱責を受けた経験は、行動意欲を低下させる。Fear Conditioningの研究 (LeDoux, 2000)。
      日本の、組織、家庭にありがちな、生き残りの本能と、セロトニンの再利用の制限が高い傾向の日本人の遺伝子の関係で、
      問題点や、出来ないところに着目され叱責を受ける
      環境で育った人材は、チャレンジすることに大きな抵抗を感じるような習慣が出来上がっている。  
        ※
      対策: 失敗が許容される文化を育む。 

2. 誰かに確認しないと安心できない要因

心理的背景

  1. 承認欲求

    • エビデンス: 社会的承認の欠如が不安を増大させ、確認行動を誘発する。Maslow (1943) の欲求段階理論。
        ※
      対策: 小さな判断に対する肯定的フィードバックを頻繁に行う
  2. リスク回避思考

    • エビデンス: 不確実性回避が強い文化では、確認が習慣化しやすい。Hofstede (1980) による文化次元理論。
      失敗を許さない文化を持つ集団や、文化のあるコミュニティでは、自分で判断して行動したときのリスクが高すぎる。
      うまくいかなければ周りに叱責されたり、罵倒されたりする。
      問題の発見、犯人探しが当たり前で、槍玉に挙げられ、手を上げた人が損ばかりし、静かに目立たず行動しない人が、
      生き残っていく文化の中では、自分で責任を追わず、確認した人、指示をした人のせいにできるリスクを回避する行動をする人が増えていく。
        ※対策: リスクを許容する価値観を広める教育を実施。
            やったことのない仕事にかんたんな説明だけでチャレンジする、目的に向かっている行動で失敗があっても、責めない。

      情報不足の不安
      • ビデンス: 情報が不足すると、過剰な確認行動を取る傾向がある。Camerer & Lovallo (1999) による意思決定の研究。
          ※
        対策: 定期的な情報共有とコミュニケーションの透明化
              少ない情報でも緊急時には動けるための訓練をする
              普段から必要な情報を自ら収集する訓練
              少ない情報時、自足りないと思われる情報を質問等で入手する訓練
  3. 集団依存傾向

    • エビデンス: 集団での役割分担が曖昧な場合、個人が他者に依存する傾向があるLatané & Darley (1970) による傍観者効果の研究。
        ※
      対策: 個々の役割と責任を明確化。
  4. 過去の成功体験に基づく依存

    • エビデンス: 確認が成功につながった過去の経験が繰り返しを促進するSkinner (1938) によるオペラント条件付け理論。
        ※
      対策: 確認なしでも成果が得られる場を作る。

これらの要因に対応する施策を考え、普段の業務から少しずつ「自分ごと化」する意識を育むトレーニングを導入することが重要です。

特に「役割明確化」と「小さな成功体験の積み重ね」が効果的な第一歩となります。

 
緊急時に固まって全く動けなくなる人のメンタル状態には、主に以下のような心理的・生理的な要因が関与しています。


これを理解することで、普段からのトレーニングや対応方法を改善し、こうした事態を防ぐことが可能になります。


緊急時に固まって動けなくなる人のメンタル要因

心理的・生理的背景

  1. フリーズ反応(凍りつき反応)

    • エビデンス: 緊急時の高いストレス下で、交感神経系が過剰に活性化すると、戦う・逃げる以外の「フリーズ」が発動する
           これにより身体の動きが制御不能になる。Porges (2007) によるポリヴェーガル理論。 
        ※
      対策: シナリオベースのトレーニングで、緊急時の身体反応をシュミレートして慣れさせる。
  2. 過剰な恐怖感

    • エビデンス: 恐怖が扁桃体を過度に刺激すると、理性的な判断を司る前頭前皮質が機能低下し、思考停止に陥る。LeDoux (2000) による恐怖の神経メカニズム。
        
      対策: 恐怖心を減らすために、普段からの安全行動や設備の理解を徹底させ、不安を軽減する。
  3. 学習性無力感

    • エビデンス: 過去に対処不可能な状況に直面し続けた結果、「何をしても無駄だ」と感じることで行動停止が引き起こされる。Seligman (1975) の学習性無力感の理論。 
        ※
      対策: 小さな成功体験を積み重ね、緊急時にも「自分の行動が結果に繋がる」という感覚を育む。
  4. 不安の高まりによる身体制御の喪失

    • エビデンス: 高レベルの不安やパニック状態では、自律神経系がバランスを崩し、筋肉の硬直や心拍の異常が起こりやすい。Eysenck et al. (2007) による不安とパフォーマンスの研究。 
        ※対策: 簡単なリラクゼーションや呼吸法を普段から練習し、自己調整力を高める。
  5. 状況把握の失敗(認知的過負荷)

    • エビデンス: 突然の緊急事態では、情報量が急激に増えるため、脳が処理能力を超えてしまい、何も行動できなくなる。Kahneman (2011) によるシステム1とシステム2の理論。
        ※
      対策: 訓練で「最優先でやるべき行動」をパターン化し、認知的負担を軽減する。

固まる心理を和らげるための対策

普段からのトレーニングや環境づくり

   1、心理的安全性の確保

     ※適切な失敗が許容される環境を作ることで、恐怖による固まりを防ぐ。
     Edmondson (1999) による心理的安全性の研究。

   2、行動の優先順位付けの訓練

     ※緊急時に取るべき「最初の1歩」をマニュアル化し、
     反射的に動けるよう繰り返し練習する。


役割明確化と分担訓練

自分の責任が明確であると、緊急時の迷いを減らし、行動しやすくなる。

   1、現場の緊張感を適度に再現する訓練

     ※実際に緊張感のある環境で訓練を行い、
    「体験的学習」によって身体反応を鈍らせる。

   2、メンタルトレーニングの導入

     ※呼吸法、マインドフルネス、イメージトレーニングなどを普段から実施し、
     自己制御能力を高める。


補足

「固まる」という行動は、進化の過程で太古の時代捕食者から身を守る
「危険回避」の一環として機能してきたものですが、
戦場以外の安全性が一定以上確保された現代の、緊急対応では適切ではありません。


普段からの訓練で、こうした自然反応を抑え、適切に行動できる「条件反射」を身につけることが重要です。

また、現場では
助け合い」や「声掛け」が、固まる人を行動に引き戻す効果的な手段となります


『ビジネスステージでも自己受容できるようになるためのポイント』

1、完全に自己受容できている人はいない事を理解する
2、自分のネガティブな感情にただ向き合い、ただ観察し続ける!
3、ネガティブな感情を紙に書き出す!
4、あ、またネガティブな感情沸いてるなーと気づくだけでいい
5、目標をすて、今の積み上げで結果が生まれていることに気づく
6、呼吸音に気づき、集中する瞑想を実践する


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『小さな仕事の目的を1つ1つ確認し積重ね共有することが、企業文化の大きな変化を創っていく!』

2023年04月06日 | 企業環境づくり

【目から鱗の日本経済論】アメリカの名門大 経営学者が語る「タイトな文化」と日本/失われた30年に悲観するな/それぞれの国の選択を尊重【日本を知り尽くしたウリケ・シェーデ氏】


【今回の重要なキーワード】
1、日本社会は日本人の文化特性から、急激な変化を望んでいない
2、安定を好む日本人であるが、ゆっくりと着実に変化している
3、『タイトな文化』と『ルーズな文化』
4、日本人に限らず、人間は環境の影響を受け、適応し、変化しようとする。
5、企業文化にあわせて、行動に変化が生まれる
6、組織の向かう方向性を共有して、1つ1つの仕事の目的を確認し続けて共有することが、行動の変化を生み、企業文化を創っていく


『小さな仕事の目的確認を1つ1っ積重ね共有することが、企業文化の大きな変化を創っていく!』

シェーデ教授は、人間としてとても魅力的な方ですね!

この方のつむぎだす、言葉と、雰囲気は、複雑で、悲観的で、困難なことを、

シンプルで、楽観的な、到達可能な未来に変換して、その静かな情熱に触れた人の心を、

ほわっと温かくて前向きな、きっと必ずできるという状態に変えてくれます。

企業文化の変化を作り出すには、以下の3つが必要になってきます。

「まず必要なのは、企業の向かう目的と方向性の共有!」

「そして、目的を達成するための方向性に沿った納得感のあるルール作り」

「1つ1つの小さな仕事の目的を確認しながら、行動する」 

人間の行動は生き残りの本能から無意識先行で始まりますが、すべて目的があります。

しかし、組織が何の目的も持たず、ルールもないままに人の行動だけ変えようとしても、

生存者バイアスなど本能のの影響を受けて、


協力的で、生産性の高くなる、方向の企業文化は醸成されません。



『小さな仕事の目的を1つ1つ確認し、行動を積重ね、共有することが、企業風土を創り、企業文化の大きな変化を創っていく!』
と思えました


※企業文化と企業風土の違い

企業文化は、企業の経営理念や、目的、などに影響をうけて、『意識的』『無意識』築き上げられる、価値観や、規範、慣習、行動様式、社内での意識や風土のことを言いいます。企業文化は、組織の中で社員と共有され、組織内の運営、企業イメージ、生産性の向上、採用や教育など、企業活動に大きく影響します。

企業風土とは、そこで働く従業員の人間関係から、自然に生み出されるもので、組織の特性や雰囲気を表す言葉です、スタッフの生産性や満足度を高め企業の成功に寄与し、企業文化の一部とみなすことも出来ます。


            


※『求められる人材の変化と、世界的産業構造のの大変革』生成AI、ChatGPTのリリースなど、急激なAIの進化により、社会が人材に求めることも、大転換の時代を迎えました。大量の仕事を効率よくこなし目標を達成するといったものから、0から1を生み出す創造的能力が求められるようになり、膨大なインターネット上のビックデーターを知恵に変え、国内外の専門家と協力して、今まで世界のどこもが経験したことのない、答えのない問題ををスピーディに解決する、既存の概念にとらわれない思考のできる人材へと変化してきています。
チョー楽しいあなたの脳力を100%発揮させる人材研修(メンタルフロー人材育成プログラム)
周りの人、事にとらわれない、自分軸を持った、自立成長型の人材、まさに、現代社会が、求めている人材を育成することを目標に開発されたプログラムで、脳の最高の状態である、フロー状態に導くために、思考、表情、態度、言葉、を最適化、習慣化して、人間に潜在している、能力を最高に発揮するためのメソットです


              


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