■血統傾向■
中山なら間違いなくパスするレース。
■コース傾向■
SS系が大活躍も、該当馬はたくさん出てくるだろうから、絞るのには一苦労しそうだ。
■データ傾向■
阪神開催なので、このデータが使えるかどうかはわからないが、いちおうということで。
<性齢>
4歳・5歳が中心。3着以内に入った牝馬は3頭のみ。
<人気>
1番人気(1-0-1)、2番人気(1-0-1)、3番人気(1-1-0)と上位人気には信頼が置けない。ここは思い切りよく大穴狙いが正解。1-2-4の二桁人気もよいが、3着が多いので三連系のお供まで。狙いはズバリ4勝を上げている
7番人気だ。
<斤量>
最軽量は51kg、最重量は57.5kg。
53kg以下:1-2-0
54.0kg:2-4-4
55.0kg:1-0-2
56.0kg:3-2-1
56.5kg:0-0-1
57.0kg:1-1-1
57.5kg:1-0-0
ハンデ戦とはいいながら、極端な恵ハンデ馬ではなく通常の54~56kgの馬が活躍。
ちなみにトップハンデ馬は、1-0-1-11と大不振。
【トップハンデ馬の成績】
02年:56.0kg…トラストファイヤー10着(1人気)
03年:57.0kg…
グラスワールド3着(2人気)
04年:57.0kg…ジョウテンブレーヴ4着(6人気)/エイシンチャンプ6着(3人気)
05年:57.5kg…
ダイワメジャー1着(3人気)
06年:58.5kg…テレグノシス5着(6人気)
07年:57.5kg…ダンスインザモア7着(1人気)
08年:58.5kg…キングストレイル11着(2人気)/チョウサン15着(6人気)
09年:58.5kg…サイレントプライド9着(9人気)/マイネルレーニア14着(11人気)
10年:57.5kg…ファリダット16着(3人気)
登録段階でのトップハンデは59kgのショウワモダン。また、トップハンデではなくとも、57.5kg以上はダイワメジャーしか馬券対象になっていないことから、57.5kg以上をまとめて切る手もある。
<前走>
前走別では、東風S組を狙っていけばよかったのだが、今年は中山開催が中止となったので東風Sは行なわれていない。ただ、東風S組は、毎年数多く出走するので率としてはそれほどではないことも、また確か。
【前走別成績】
勝率№1は、前走G1組。今年の該当馬は前走フェブラリーS(7着)のライブコンサートと秋天(17着)のエイシンアポロンだが、ともに斤量が57.5kgなので捨て。
次位は前走東京新聞杯組だが、これは前出のショウワモダン以外では、カウアイレーンがいるが、牝馬というのが微妙なところ。
となると、狙いは前走1600万組となる。
★前走1600万組★
☆ スズジュピター(タニノギムレット×SS)…早春S(東京芝1800m)1着
☆ ストロングリターン(シンボリクリスエス×スマートストライク)…雲雀S(東京芝1400m)2着
☆ ブリッツェン(スペシャルウィーク×カーリアン)…武庫川S(阪神芝1600m)1着
3頭の中では、コース傾向に合致するブリッツェンが最有力。だが、問題は賞金的に出走できるかどうか?
出て来いブリッツェン!!
なお、東京新聞杯以外のG3組および中山記念組は、ヒモはあっても頭はないタイプ。
【更新】
賞金上位馬が軒並み回避したことにより、ブリッツェンが出走確定!!
◎ ③ブリッツェン…スペシャルウィーク×カーリアン
相手探し。
まず、トップハンデ59kgのショウワモダン、前日最終オッズで1~3番人気のキングストリート、ライブコンサート、ダンツホウテイを切って、穴から穴への大穴馬券のお膳立て。
小回りの中山芝1600mから一転、外回りの阪神芝1600mへ。最後の直線に坂があるのは変わらないが、大きな違いは何と言っても直線の長さ。イメージ的には外回りだからといっても、それほど長くないだろうと思ってしまいそうだが、実は阪神の外回りの最後の直線は、京都の外回り(約400m)よりも約70mほど長い470mなのだ。これは東京に次ぐ長さ。
長い直線があるコースのキモは、走破タイムよりも上り3Fの脚を重視すべし。
☆ ①スピリタス…タニノギムレット×ストームキャット
コース傾向には合致しない父BT系ではあるが、なんせこの馬は終いの脚が切れまくる。全22戦【5-8-3-6】のうち、上り3F順位【13-2-2-5】と、半分以上のレースで上り3F1位を決めている。中山ならば届かないが、阪神の外回りならキッチリと差し切れる。
あとはコース傾向に合致する馬をピックアップ。
☆ ⑧スズカサンバ…タキオン×キングマンボ
前開催ではあるが2勝2着1回をあげているアグネスタキオン。
本馬は、母父キングマンボというのも魅力。というのも、距離は違うものの本日の阪神外回りでは、6Rの芝2400mではキンカメ産駒が1着に入り、日経賞ではキンカメ産駒が1着、3着に入った。そして、続く中山牝馬Sでもキンカメ産駒が1着。
ならば、キンカメ産駒も押さえなければなるまい。
☆ ⑭コスモセンサー…キングカメハメハ×リヴリア
☆ ⑱コパノオーシャンズ…タキオン×トニービン
母父は、前開催を通じて活躍が目立つグレイソブリン系のトニービン。前述の中山牝馬S1着のレディアルバローサの母父はグレイソブリン系テハノランである。
☆ ⑯ショウナンカザン…ショウナンカンプ×ダイナマイトダディ
父は快速血統バクシンオーの直仔。そのバクシンオーは、先週2着、3着に入ったプリンスリーギフト系。
以上、6頭をイングリモングリとベタっとBOXで網をかけてみる。
【結果】
祝!ブリッツェン重賞初制覇!!
skaizerさん、おめでとうございます!
こちらは、ブリッツェン◎はよかったものの、色気を出し過ぎて馬連は全滅。でも、単勝2080円(8番人気)は美味しかったです。ありがとうございました。
■血統傾向更新■
今年は阪神開催であったが、勝ったブリッツェンの母父カーリアンをはじめとするニジンスキー系は、このレースと相性が好いことに気付いた。02年2着、05年3着のトレジャー(母父カーリアン)、04年3着ウインラディウス、09年1着タケミカヅチ(ともに母父マルゼンスキー)。
ブリッツェン◎の根拠は、コース傾向に合致していたこともあるが、前走1600万組であったこと。これで3-1-0-10となった。なお、先日掲載した表中の勝率の欄は計算式が間違ってました。が、勝率の順位は変わらないので、訂正は来年ということで。
最後に、阪神芝1600mで逃げて連勝を決めてブリッツェンのラップをおさらい。
<ブリッツェンのラップ>
前半1000mでちょうど1秒速くなっているのに対し、後半3Fは0.3秒しか遅くなっていない。あきらかに、前走の方が楽逃げで、今回は息が入りにくい流れであったことがわかる。おそらく次は安田記念。回りが逆になり、直線も約50m長くなる府中に舞台は変わるが、差しに構えるメンバー構成ならば、三度の逃げ残りは大いに有り得るはずだ。ヤネは引き続き大先生なのか?出来たら藤田にスイッチして欲しいが。
=おしまい=