■血統傾向■
父ミスプロ系【4-4-4】と、過去8年で3着以内に入った24頭のうちの丁度半分を占める。他で気になるのは、父BT系【2-1-2】、母父トニービン【1-1-1】、そして渋いところでは【1-2-0】の母父ネヴァーベンド(NB)系。
■出目■
<枠番>
<馬番>
同じコースで1月に行なわれる平安S(G3)では、1、2枠に入った前走3着以内の馬を狙い撃ちすれば馬券は取れるのだが、このアンタレスSでは、1枠は3着が3回あるものの連対はなく、2枠~6枠までの中枠が優勢となっている。
【更新】
アンタレスSの血統傾向に従うなら、素直に
11バーディバーディ(BT×シーキングザゴールド)だが、枠が外過ぎる。
■コース傾向■
アンタレスSの血統傾向とは全く異なり、SS系が大活躍。となると、出走馬中、唯一の父SS系の
13ゴルトブリッツ(スペシャルウィーク×シーキングザゴールド)なのだが、バーディ同様に枠が…
★ 1フィールドルージュ…クロコルージュ×リンドシェーバー
★ 9サクラロミオ…サクラローレル×サクラチヨノオー
馬場状態は不良。血統傾向は無視して、ここは『雨のレッドゴッド』に託す。
【結果】
ゲートが開いて3秒で終った今年のアンタレスS。無理筋とは承知の上で、フィールドルージュを狙ったのだが、まさか落馬するとはねえ。雨のレッドゴッド系を狙ったまではいいが、馬場を見る限りあれは重ではない。もっとドロンコ馬場にならないとレッドゴッドの重馬場適性が発揮できない。素直になってりゃ楽勝で取れてたのになあ。
父SS系が2勝目をあげたわけだが、これはアンタレスSの血統傾向よりも、京都ダート1800mのコース傾向に準拠したもの。
母父シーキングザゴールドが1着、3着に入った。父BTが【2-1-3】。2着に入ったのは、08年1着、09年2着のワンダースピードの半弟のワンダーアキュート。非常にわかり易い傾向が出ているアンタレスSである。来年は素直になりましょう。
ちなみに、勝ったゴールドブリッツはドイツ語で金の稲妻。そして皐月賞を勝ったオルフェーヴルは、フランス語で金細工師という意味。奇しくも金繋がりの日曜日の東西重賞であった。
=おしまい=