☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

根岸Sの法則

2014-01-28 00:00:00 | 砂王の法則
「ニッパチは暇」というセリフが、2月と8月になると商売人の間で挨拶代わりに行き交う。その理由は、2月は正月で散財した分を節約し、8月はお盆で何かと物入りなので、必然的にお客さんの財布のヒモが固くなり、売上が伸び悩むことを表している。
財布のヒモが固くなるのは馬券ファンも、同じ。特に今年は、昨年末から2週間もお預けを喰らい、手持無沙汰で年末年始を過ごし、今か今かと正月競馬の開幕を待ち望んでいた馬券ファン。1月5日なるや否や、堰を切ったように、馬場やWINSに雪崩れ込んだ。だが結果は、最初の目論見みはどこへやら、財布の中身はスッカラカンになって正月競馬を終えるのは毎度のこと。反省ならサルでもできるが、競馬ファンは「訳の分からない冬競馬は自重して、春シーズンに備えるか」などと、殊勝なことを考える。そして、2月は馬券から遠のくか、やっても少額に抑えて打ち続けるのも、またいつものこと。
だが、2月開催の競馬は簡単至極の大楽勝。それも京都よりも東京。とりわけ毎週、ピンポイントで狙える傾向が出ている重賞が目白押しの1回東京開催はタダ貰い。借金してまでやれとは言わないが、自重するのは愚の骨頂。むしろ、春に回す資金を2月の東京に投入すべき。なんせ、冬の府中の杜にはお金が落ちているのだから。
というわけで、タダ貰いの一発目は根岸Sから。

◆人気◆*過去10年(以下同じ)

過去10年の上位人気の成績は次のとおり。(%は順に、勝率、連対率、複勝率。以下同じ。)
1番人気:2-3-0-5 20% 50% 50%
2番人気:1-0-0-9 10% 10% 10%
3番人気:0-2-2-6  0% 20% 40%
4番人気:2-0-2-6 20% 20% 40%
5番人気:1-2-2-5 10% 30% 50%

1番人気の馬券率は50%とアテにできず、2番人気は1回しか馬券になっておらず、3番人気からは勝ち馬が出ていない。上位人気で買えるのは、連対率でトップ、馬券率は1番人気と同じ50%の5番人気だけ。
6番~9番人気は【2-2-1-35】と、結構来ているような気はするが、馬券率は12.5%ぽっち。リスクと破壊力を天秤にかけるならば、10番人気か11番人気から入った方が効果的。両人気馬の合計は【2-1-2-15】で、馬券率は25%となり、4頭に1頭は馬券になる計算。
人気は気にせずに、どこからでも入れるレース。ただし、13番人気以下は【0-0-0-39】と、一度も馬券になったことがないので、ご注意を。

◆血統傾向◆

リピーターは、11年1着、13年3着のセイクリムズン1頭のみ。

父SS系【4-1-3】、父ミスプロ系【3-2-2】、父ノーザンダンサー系【1-3-1】と、馬券になった父系はこの3系統にほぼ集約される。
父SS系では、リピーターのセイクリムズンの父エイシンサンディと、10年3着オーロマイスター、12年1着シルクフォーチュンの父ゴールドアリュールの2頭が複数回馬券になっている。
父ミスプロ系では、2勝をあげているフォーティナイナー系と【0-2-1】のファピアノ系の2系統。
ノーザンダンサー系は、父だけでなく母父でも結構、馬券になっていて、目下2年連続連対中のヴァイスリージェント系【1-2-0】、ダンチヒ系【0-2-1】のダンチヒ系が相性が好さそう。
母父に限定すれば、【2-0-2】のネヴァーベンド系が浮上する。
と、いろいろ書いてはみたものの、血統傾向的にはこれといった狙い目がないというか、判らないというのが正直なところ。
でも、大丈夫。血統傾向が参考にならなくても、ここからが「冬の府中のタダ貰いの法則」の本領発揮。

◆出目◆

勝ち馬は、4枠と5枠に集中している。

◆枠番◆

1枠~4枠:6-5-3-66/80 7.5% 13.8% 17.5%
5枠~8枠:4-5-7-63/79 5.1% 11.4% 20.3%
着度数では、外枠が内枠のそれを2回上回るが、率でみると内、外ほぼ互角の形勢。
内外を取っ払って見てみると、4枠~7枠の中枠に良績が集中しているのが面白い。

◆馬番◆

馬番で見ても、7番~13番、つまりフルゲートの場合の4枠~7枠に良績が集中していることが判る。
まずは、4枠~7枠に入った馬を重視。これが根岸S攻略の第一歩。