☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

エプソムCの法則3

2012-06-10 13:58:25 | 府中の法則
■コース傾向更新■

先々週までは父SS系の流れが続いてたのが、本日の5R新馬戦こそ父SS系が1着、3着に入ったものの、先週からは勢いが衰えた感がある。

目下、ディープ産駒のトーセンレーヴとダノンシャークが1番人気を分けあっているが、ディープは前開催から通じて1勝3着1回のみと不振。

◎5レディアルバローザ…キングカメハメハ×テハノラン
03年以降の過去9年で牝馬は【0-0-0-10】と全く馬券になっていないのに加え、前走関連のデータにも合致しないのだが…
父SS系に代わって活躍が目につき始めたのが、1着はないものの先週以降【0-3-1】の父ミスプロ系で、キンカメは2着、3着各1回。
また、母父テハノランはグレイソブリン系で、エプソムCの血統傾向に合致し、コース傾向でも前開催では活躍sていた。
馬場はヤヤ重までに回復したようだが、本馬は道悪で2勝を上げている。
エプソムCといえば本場イギリスのダービーが行われる競馬場。そのイギリスでは今、エリザベス女王杯の即位60周年記念行事が華やかに行われている。出走馬唯一の牝馬。これはサインかも??

★1セイクレットレーヴ…アドマイヤムーン×BT
父はミスプロ系で、先週の日曜日で2着に入っており、昨日も芝1600mで2着になった。ノリが減量してまで乗る今回は勝負。最内というのが気になるけど。分かってはいると思うけど、最後方にポッツンじゃあ届かないからね、ノリちゃん?




エプソムCの法則2

2012-06-06 00:00:00 | 府中の法則
*データは全て過去9年
■人気■

1番人気:3-2-3
2番人気:1-2-1
3番人気:1-4-1
4番人気:2-0-0
5番人気:1-0-0
6番人気:0-1-0
7番人気:1-0-1
8番人気:0-0-0
9番人気:0-0-1
10以下:0-0-2
比較的、堅い決着になる傾向ではあるが、1番人気=2番人気で決まったのは1回、1番人気=3番人気は2回のみなので、1~3番人気を軸にして薄めに流すのが有効のようだ。但し、薄めといっても10番人気以下に流すのはちょっと無理筋っぽい。

■前走■

<前走コース&距離>
過去9年で3着以内に入った27頭のうち、昨年1着のダークシャドウを除く26頭の前走は東京、京都、新潟の直線が長い外回りコースを経由している。なお、前走の距離は05年2着のグランリーオ意外は全て1600m以上である。

<前走レース>
新潟大賞典:4-2-3
読売マイラ:1-1-0
その他重賞:1-2-1
OP特別 :2-1-4
1600万:1-3-1

<<新潟大賞典組の着順別>>
1着:2-1-0
2着:0-0-1
6着:1-0-0
7着:0-1-0
8着:1-0-0
10着:0-0-2
1着馬が3連対を果たしているが、10着馬も2回3着に入っているように、着順はそんなに気にする必要はなさそう。

<<OP特別組>>
前走OP特別組では、京都芝1600m外回りで行なわれる都大路S組【1-0-2】に注目。

<<1600万組>>
前走1600m組では、08年2着のヒカルオオゾラ以外は全て東京コースを経由している。距離は1400m~2000mと様々。

<前走着順>
1着:4-4-1
2着:1-1-2
3着:1-0-2
4着:1-0-0
5着:0-0-0
6着:1-2-0
7着:0-1-0
8着:1-1-0
9着:0-0-1
10着以下:0-0-3
前走連対馬が【6-5-5】なので、ここは別定のG3のセオリー通りに上り馬を狙うべし。

■前走人気&前走着順■

面白いのが本番での人気ではなくて、前走の人気。
前走2番人気【5-1-2】、同3番人気【0-4-0】と前走2、3番人気が合計10連対と大活躍。一方、前走1番人気は【0-2-4】と勝ち切れていない。その前走1番人気の馬の前走の着順は全て3着以内であることにも注目。前走2、3番人気の前走着順は1着~10着と幅広く、不問でよさそう。

前走4番人気:1-1-0
前走5番人気:2-0-0
前走6番人気:0-0-1
前走8番人気:1-0-0
前走10以下:0-1-2

前走4、5番人気も好成績を収めており、狙いはズバリ前走1~5番人気の馬ということになる。なお、前走二桁人気の馬の前走着順は全て二桁着順である。





エプソムCの法則

2012-06-05 00:00:00 | 府中の法則
■血統傾向~過去9年■

リピーターは、マイネルアムンゼン(03年・04年V2)、グラスボンバー(06年2着、08年3着)、ヒカルオオゾラ(08年・09年2着)、キャプテンベガ(09年・10年3着)の4頭。

父SS系が【2-2-4】と、東京のこの距離を得意とする父SS系にしては物足りない成績だが、08年以降の過去4年では父SS系【2-2-2】、母父【2-2-1】と、父にも母父にもSS系の血を持っていないのは08年3着のグラスボンバー1頭のみなので、SS系の血は必須アイテムとなっている。

SS系以外では、ノーザンダンサー系の活躍が目につく。なかでも母父ノーザンテースト系【2-0-1】、父フレンチデピュティ系【1-1-1】、リファール系【2-2-0】、ヌレイエフ系【0-1-2】の4系統をマーク。

■コース傾向~16レース■

レースの血統傾向とは打って変わって、父SS系が【9-8-9】と大活躍。
<父SS系の内訳>
ハーツクライ:1-3-2
ダイワメジャー:2-1-0
ダンスインザダーク:2-0-0
フジキセキ:1-2-0
マンハッタンカフェ:1-1-0
ゼンノロブロイ:1-0-2
ディープインパクト:1-0-1
アグネスタキオン:0-0-2
ネオユニヴァース:0-1-0
スズカマンボ:0-0-1
マーベラスサンデー:0-0-1

父SS系以外では、シンボリクリスエス【3-0-3】、グレイソブリン系【5-4-2】と、ノーザンダンサー系(ノーザンテースト系、ダンチヒ系、リファール系)に注目。

■オカルト■

金鯱賞とエプソムカップの血統はリンクする―

08年
金鯱賞2着マンハッタンスカイ(父マンハッタンカフェ)
⇒エプソムC2着ヒカルオオゾラ(父マンハッタンカフェ)

09年
金鯱賞2着シャドウゲイト(ホワイトマズル×SS)
⇒エプソムC1着シンゲン(ホワイトマズル×SS)

10年
金鯱賞(京都)1着サクラメガワンダー(グラスワンダー×トニービン)
⇒エプソムC1着セイウンワンダー(父グラスワンダー)、3着キャプテンベガ(母父トニービン)

11年
金鯱賞(京都)1着ルーラーシップ(父キングカメハメハ)
⇒エプソムC2着エーブチェアマン(父キングカメハメハ)

と、金鯱賞で3着以内に入った馬の大系統や小系統、そして血統構成が同じ馬が、エプソムカップで3着以内に入るというオカルトがあった。
しかし残念ながら、今年から金鯱賞は鳴尾記念と入れ替わる形で暮れの中京に移動されてしまった。鳴尾記念になっても代用が利くのかどうか、念のために鳴尾記念の3着以内馬の血統構成を掲載しておく。

☆2012年鳴尾記念☆
1着トゥザグローリー…キングカメハメハ×SS
2着ショウナンマイティ…マンハッタンカフェ×ストームキャット(ストームバード系)
3着トーセンラー…ディープインパクト×リシウス(ミスプロ系)

ユニコーンSの法則【結果】

2012-06-04 00:00:00 | 砂王の法則
【結果】
☆オースミイチバン…2着(2番人気)複勝180円
☆シンボリエンパイア…16着(9番人気)

二頭軸の片方のシンボリエンパイアが、殿負けでは話にならない。

■血統傾向更新■

2年連続でSS系×ノーザンダンサー系が1着。また、2年連続で父SS系がワン・ツーを決め、1着~3着は父か母父にSS系を持つ馬で独占。
アグネスタキオン産駒が2年連続連対で、ヴァイスリージェント系を持つ馬が2年連続で3着(3年連続で馬券対象)になった。

勝ったストローハットは、芝ではフェノーメノ、ゴールドシップとドッコイの勝負をしていた馬。ここでは格が違い過ぎたか。ストローハットの血統構成はフジキセキ×ヌレイエフ系で、このSS系×ヌレイエフ系というのは、ゴールドアリュールやサイレントディール(いずれもSS×ヌレイエフ)に代表されるように、ダートはよく走る血統構成である。

2着には前走鉄板データのうちの一つ、前走兵庫CS1着馬オースミイチバンが、出遅れながらもなんとか2着を確保。
一方、もう一つの前走鉄板データの前走昇竜S1着馬のレッドクラウディアは、牝馬&大外18番枠の二重苦により11着惨敗。牝馬を過信するべからず。

■コース傾向更新■

本番前まではミスプロ系に流れが向いていたが、本番ではSS系がワン・ツーフィニッシュ。

=おしまい=

安田記念の法則【結果】

2012-06-04 00:00:00 | 府中の法則
【結果】
◎リアルインパクト…6着(12番人気)
☆ストロングリターン…1着(2番人気)単勝670円 複勝250円
☆スマイルジャック…8着(18番人気)
★ラッキーナイン…11着(7番人気)
☆ガルボ…5着(5番人気)

大方の予想に反してシルポートの高速逃げ。結果、JRAのレコード決着。
同厩のコスモセンサーが絶好のスタートを決めたのがいけなかったのか、シルポートがハナを奪うまで少々時間が掛かった。そこへ外からリアルインパクト。あれじゃあシルポートも行く気になるのは仕方ない。
コスモセンサーは、その後、どこにいたかは分からなくなり、いつの間にか直線でスルスルと伸びてきて3着を確保。本当に松岡は何を考えているのか分からない…あとで西園先生に怒られてるんじゃないのか。まあ、自身が3着に入り賞金をゲットしたのでお咎めなしかもしれないけど。

■血統傾向更新■

ストロングリターンが昨年のリベンジに成功。これでロベルト系を持つ馬が5年連続で馬券対象になった。一方、水上学氏が提唱し続けている「ミスプロ系とノーザンダンサー系の配合の馬」は、今年はアパパネとラッキーナインの2頭いたのだが、どちらも馬券圏外へ消えた。安田記念の傾向は、ミスプロ系、ノーザンダンサー系、ロベルト系のいずれかを持つ馬へトレンドがシフトしている。

2着は13番人気のグランプリボスが入り、2歳王者の意地を見せつけた。父プリンスリーギフトを父に持つ馬は99年1着エアジハード、その仔ショウワモダンが10年に1着となり、2勝2着1回となった。

安田記念とは相性の好くない父SS系であるが、今年は7頭出走して4着のダンスインザダーク産駒のダノンヨーヨーが最高着順。

同様に相性の好くない牝馬であるが、今年は3頭出走してドナウブルー10着(14番人気)、アパパネ16着(4番人気)、マルセリーナ17着(11番人気)と散々な結果。牝馬はウオッカ並みの実力がないと厳しいということ。

強気の外国馬2頭は、ラッキーナイン11着(7番人気)、グロリアスデイズ14着(3番人気)。グロリアスデイズが3番人気まで押し上げられるとはねえ。香港勢のレース前の強気なコメントには騙されてはいけない。もちろん、それを伝えて煽りまくるマスコミにも。

■コース傾向更新■

本番前までは父SS系が中心であったが、本番では一頭も馬券に絡めず。やはり重賞では、コース傾向よりも血統傾向がモノを言うということなのか。

勝ったストロングリターンであるが、今後もマイル~中距離路線を進むことであろう。確かに強い勝ち方であったが、常に道中のペース次第といったところがあり、自分でレースを作れない他力本願タイプで流れに左右されやすい。よって、取りこぼしも多くなるはずなので、馬券的には人気との兼ね合いで駒の上げ下げをした方がいいと思いますよ。

=おしまい=




英国ダービー2012

2012-06-03 23:20:48 | ダービー馬を探せ!2012
即位60周年記念で1000年に一度の賑わいを見せる、競馬の本場イギリスで、第233回英国ダービーが行われた。

☆第233回英国ダービー☆
1着:Camelot(キャメロット)英国
2着:Main Sewuence(メインシークエンス)米国
3着:Astorology(アストロロジー)愛国

☆キャメロット…モンジュー×キングマンボ
サドラーズウェルズ系×キングマンボで、一昨年の英国ダービー馬のワークフォース(キングズベスト×サドラーズウェルズ)と逆パターンの血統構成。
父サドラーズウェルズ系は、昨年のプールモアに引き続きV2達成。

☆メインスークエンス…アルデバラン×ピヴォタル
父はミスプロ直仔で、母父はヌレイエフ系。

☆アストロロジー…ガリレオ×ミスターフォング
父はサドラーズウェルズ系で、母父はクリスエス系。

【英国ダービー馬~過去10年】
03年:Kris Kin…クリスエス(クリスエス系)×レインボークエスト(レッドゴッド系)
04年:North Light…デインヒル(ダンチヒ系)×レインボークエスト(レッドゴッド系)
05年:Motivator…モンジュー(サドラーウェルズ系)×ゴーンウェスト(ミスプロ系)
06年:Sir Pery…マークオブエスティーム(ネヴァーベンド系)×ブレイクニー
07年:Authorized…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×ソーマレズ(レッドゴッド系)
08年:New Approach…ガリレオ(サドラーズウェルズ系)×トムフール(クラリオン系)
09年:Sea The Stars…ケープクロス(ダンチヒ系)×ミスワキ(ミスプロ系)
10年:Workforce…キングズベスト(キングマンボ系)×サドラーズウェルズ系
11年:Paul More…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×ダルシャーン(ネヴァーベンド系)
12年:Camelot…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×キングマンボ(キングマンボ系)

今の欧州競馬は、ダンチヒ系とサドラーズウェルズ系の天下。なかでもモンジュー、ガリレオを擁するサドラーズウェルズ系は、日本で例えるならSS系である。
そのうちサドラー系ばかりが繁栄すると、血の袋小路に迷い込むことになるだろう。今の日本が種牡馬も繁殖牝馬もSS系で溢れかえっているように。

=おしまい=

安田記念の法則4

2012-06-03 08:00:00 | 府中の法則
■コース傾向更新■

昨日行われた当該コースは2鞍。3Rの3歳未勝利では父アグネスデジタルが1着、3着に入ったが、8Rの3歳上500万下では父SS系が1~3着を独占し、ディープインパクトが前開催を通じて初勝利をあげた。2着にはゼンノロブロイ産駒が入り、悲願のG1制覇を狙うペルーサにとっては追い風か。

■東京芝マイル重賞■
東京の芝1600mで行なわれる重賞は、東京新聞杯、クイーンカップ、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップ、安田記念、そして富士Sの計6レースある。
果たして府中の芝マイル重賞を得意とする種牡馬は何なのか?

*馬場改修後の03年以降(東京新聞杯とクイーンカップは04年以降)
*ネイティクダンサー系にはミスプロ系を含む
<大系統別内訳>

SS系:25-23-20
ノーザンダンサー系:10-10-9
ネイティヴダンサー系:5-6-12
ロベルト系:6-4-5
ナスルーラ系:4-6-4
その他:3-4-3
父SS系が他系統を圧倒する活躍。


母父
ノーザンダンサー系:21-17-20
ナスルーラ系:6-13-7
ネイティヴダンサー系:6-12-7
SS系:11-6-9
ロベルト系:1-1-2
その他:8-4-8
母父ではノーザンダンサー系。

<父SS系レース別内訳>
東京新聞杯:5-4-4
クイーンC:4-5-4
ヴィクトリア:4-5-4
NHK:5-4-4
安田記念:3-2-1
富士S:4-3-3
こうやって見ると、安田記念だけが極端にSS系が不振傾向にあるとは見えないが、率で比べるとその傾向が好く分かる。
*96年以降の過去16年
NHK:5-4-4-37/50 勝率10.0%、連対率18.0%、複勝率26.0%
安田記念:3-3-3-55/64 勝率4.7%、連対率9.4%、複勝率14.1%

NHKに比べて安田記念は、全ての率において半分以下となっている。他の重賞では好走していても、こと安田記念では何故だか不振。



<父SS系内訳>
SS:9-10-6
フジキセキ:5-1-3
アグネスタキオン:3-3-1
ディープインパクト:2-2-2
ダンスインザダーク:2-1-2
マンハッタンカフェ:2-1-1
スペシャルウィーク:1-2-1
ダイワメジャー:1-0-1
ロイヤルタッチ:0-2-0
アドマイヤベガ:0-0-1
ネオユニヴァース:0-0-1
ゼンノロブロイ:0-0-1

父SSは別として、二代目SS系ではフジキセキの5勝が最多であるが、近年はディープインパクトの猛追が目立つ。まだ二世代目にしてアグネスタキオンに迫る勢い。二代目SS系のトップの座を奪うのは時間の問題である。

<母父ノーザンダンサー系の内訳>
ニジンスキー系:8-4-3
ダンチヒ系:4-4-2
ノーザンテースト系:2-6-1
リファール系:1-2-3
ストームバード系:1-1-1
トライマイベスト系:1-0-2
フェアリーキング系:1-0-1
サドラーズウェルズ系:1-0-1
ヴァイスリージェント系:1-0-1
ビーマイゲスト系:1-0-0
ヌレイエフ系:0-0-2
トップサイダー系:0-0-1
ザミンストレル系:0-0-1
エルグランセニョール系:0-0-1

トップの母父ニジンスキー系は10頭の馬によるもので、そのうち7頭が父にSS系を持っている。

<キングカメハメハ産駒>
目下、ディープインパクトとリーディングサイアー争いを繰り広げているキングカメハメハ。

キングカメハメハ:勝ち馬頭数72/281(勝ち馬率25.6%) 勝利回数87/855(勝率10.2%)
ディープインパクト:勝ち馬頭数64/188(勝ち馬率34.0%) 勝利回数78/560(勝率13.9%)
勝ち馬率、勝率ともにディープには及ばず、獲得賞金でも約5億円の差をつけられているものの、勝ち馬頭数と勝利回数ではディープのそれを上回っている。

キングカメハメハが属するキングマンボ系は、東京芝マイル重賞では父で【2-3-5】、母父で【0-2-0】である。そのうちキングカメハメハは【1-2-1】である。
<<キンカメ産駒の内訳>>
アパパネ:ヴィクトリアマイル(11年1着)
レディアルバローザ:ヴィクトリアマイル(11年3着)
キングストリート:東京新聞杯(11年2着)
コスモセンサー:東京新聞杯(12年2着)

その出走頭数は分からないが、ディープインパクトの【2-2-2】と比べても見劣りはしない。今年はディープ産駒3頭を上回る4頭を送り込むキングカメハメハ。果たして賞金を加算することができるのか?

<父ロベルト系>
内訳
BT系:6-2-5
シンボリクリスエス:0-2-0

父ロベルト系の内訳は、その殆どがBT系によるもので、そのうちタニノギムレットが【6-2-4】である。
<<タニギム産駒の内訳>>
ウオッカ:安田記念(09年・10年1着)、ヴィクトリアマイル(08年2着・09年1着)
スマイルジャック:安田記念(10年・11年3着)、東京新聞杯(09年3着、11年1着)
アブソリュート:東京新聞杯(09年1着)、富士S(09年1着)
ライムキャンディ:クイーンC(08年2着)
ニシノブルームーン:ヴィクトリアマイル(10年3着)

ご覧のとおり、タニギム産駒の成績はウオッカ、スマイルジャック、アブソリュートの3頭に負うところが大きい。


以上、府中の芝マイル重賞の傾向から推せるのは…
☆2ガルボ…マンハッタンカフェ×ジェネラス
父は【2-1-1】のマンハッタンカフェ、母父は【8-4-3】のニジンスキー系。血統構成的には09年のNHKを制したジョーカプチーノと同じマンカフェ×ニジンスキー系。
ガルボ自身、府中の芝マイル重賞では今年の東京新聞杯1着、10年富士S3着の実績があり、東京芝マイルでは【1-1-1-1】である。冬馬ガルボの初夏の激走に期待。東京新聞杯でお世話になったことだしね。





ユニコーンSの法則

2012-06-03 00:00:00 | 砂王の法則
■血統傾向~01年以降の過去11年■

勝ち馬は父SS系【4-3-5】、父ミスプロ系【4-1-1】、父BTが2勝と、三系統の集約され、父ミスプロ系は頭あってヒモなしのタイプ。
一方、ノーザンダンサー系は【0-6-2】と1勝もあげておらず典型的なヒモタイプ。ヒモなしの父ミスプロ系であるが、母父だと【2-6-1】とヒモタイプになっている。

ノーザンダンサー系の中ではダンチヒ系(母父で3勝、父で2着、3着各1回)、ヴァイスリージェント系(母父で2着3回、父で1勝3着1回)、ニジンスキー系(父、母父ともに2着、3着各2回)の三系統に注目。

■登竜門■
歴代の優勝馬は、ここをステップにG1の栄冠を手に入れた馬が多いことに気付く。まさに砂王への登竜門だったのだが、近年ではその傾向は薄れてきている。

96年シンコウウインディ:97年フェブラリーS
97年タイキシャトル:97年マイルCS、スプリンターズS/98年安田記念、ジャック・ド・マロワ賞、マイルCS
98年ウイングアロー:00年フェブラリーS、JCD
99年ゴールドティアラ:00年盛岡マイルCS
00年アグネスデジタル:00年マイルCS/01年盛岡マイルCS、秋天、香港カップ/02年フェブラリーS/03年安田記念
03年ユートピア:03年盛岡ダービーGP/04年・05年盛岡マイルCS
05年カネヒキリ:05年JDD、盛岡ダービーGP、JCD/06年フェブラリーS/07年JCD、東京大賞典/08年川崎記念

06年以降の勝ち馬からは後のG1馬は出ていないが、09年のシルクメビウスが同年のJDD、JCDをともに2着、10年のバーディバーディが11年フェブラリーS3着、そして昨年2着のグレープブランデーが同年のJDDを優勝しているように、その登竜門としての位置づけが復活してきている。

■コース傾向~過去4週分■

SS系、ミスプロ系、そして勝ち切れないがロベルト系(BTとシンボリクリスエス)の三系統が活躍しており、血統傾向によく似ている。

SS系は狙い目が絞りづらいが、ミスプロ系の中では3勝をあげているエンパイアメーカーと【2-2-1】のフォーティーナイナー系。

■前走関連~過去11年■

<前走>
昇竜S:3-1-3(昨年から京都D1400mで施行)
端午S:3-3-1(昨年はいぶき賞として施行)
兵庫CS:1-3-2
500万:1-1-2
NHK杯:1-2-2

<前走着順>
1着:9-7-4
2着:1-1-3

前走連対馬が【10-8-7】と、3着以内馬33頭中25頭を占める。

■枠番出目■

1、2、4、8枠からは勝ち馬は出ておらず、2着は1枠~5枠、そして3着は1、2枠と6~8枠に集中している。この偏りを利用して三連単を組まない手はない。

■馬番出目■

デスナンバーはなしだが、1番~5番、7番、そして15番、16番からは勝ち馬が出ていない。

■牝馬■
昨年こそ牝馬のアイアムアクトレスが勝ったものの、過去11年で牝馬は【1-0-0-13/14】と、馬券対象になったのはアイアムアクトレス1頭のみである。

前走関連のデータからは、昇竜S1着のレッドクラウディアと兵庫CS1着のオースミイチバンで鉄板のような気がするが、前者は牝馬で、しかも勝ち馬が出ていない大外の18番。外枠が有利と言われる府中のダート1600mではあるが、ことユートピアSには当てはまらない。

☆8オースミイチバン…アグネスタキオン×フサイチコンコルド
父タキオンは昨年の勝ち馬アイアムアクトレスと同じで、母父はユニコーンSと相性の好いニジンスキー系。

コース傾向から推せるのは、3勝をあげているミスプロ系のエンパイアメーカー産駒の2頭なのだが、アンアヴェンジドは牝馬で、これまた外枠に入ったので狙いを下げる。

☆2シンボリエンパイア…エンパイアメーカー×キーオブザラック
母父は過去11年で3勝をあげているダンチヒ系。

ただし、上にあげた2頭はともに勝ち馬が出ていない1枠2番と4枠8番というのが気にはなるのだが。特にシンボリエンパイアの方は、母父ダンチヒ系は07年を起点に隔年で勝っているのも気掛かりだ。

安田記念の法則3

2012-06-02 21:47:52 | 府中の法則
■牝馬■
96年以降の過去16年の牝馬の成績は【2-1-2-37/42】で、勝率4.8%、連対率7.1%、複勝率11.9%で、馬券対象になったのはウオッカ(08年・09年連覇)、ジョリーダンス(07年3着)、スイープトウショウ(05年2着)、シークングザパール(99年3着)の4頭のみ。
そのうちジョリーダンスを除く3頭にはG1で牡馬と互角に渡りわえる実力・実績があった。
今年は3頭の牝馬が出走するが、牡馬混合の重賞で3着以内があるのはマルセリーナ(11年シンザン記念3着)のみである。血統傾向的には、ミスプロ系×ノーザンダンサー系のアパパネ、ダンチヒ系を母父に持つドナウブルーに魅力を感じるものの、前出の3頭に比べると実績が一枚落ちるのは否めない。

■人気■*過去16年

1番人気:4-1-1-10
2番人気:2-2-0-12
3番人気:1-2-4-9
4番人気:2-1-1-12
5番人気:0-3-3-10
6番人気:1-3-0-12
7番人気:2-0-1-13
8番人気:1-1-1-13
9番人気:2-0-2-12
10人気:1-2-1-12
11以下:0-1-2-119

目下の1番人気はサダムパテックの7.2倍。混戦模様なのは分かっていたが、ここまで人気が割れるとは驚いた。
しかも1番人気は96年~98年まで3連勝をあげているものの97年以降は10年連続で勝てずじまいで、直近の1番人気の勝利は09年のウオッカまで待たなければならない。また、上位人気もアテにならない傾向ならば、ここは人気は気にせずにマン振りすべき。ただし、11番人気以下は1勝もしていないことを付け加えておく。

■枠番出目■

1枠~4枠:7-4-9
5枠~8枠:9-12-7
1着と3着はほぼ互角であるが、2着回数は5枠~8枠が上回っている。

■馬番出目■

デスナンバーは13番。今年はシルポートが入った。デスナンバーの呪いを振り解き、逃げ切ることができるのか。デスナンバーの隣の12番が3勝をあげているのが面白い。

安田記念の法則2

2012-06-02 18:16:21 | 府中の法則
■血統傾向■


■外国馬■
96年以降の過去16年で、外国馬は【2-3-2-31/38】で勝率5.3%、連対率13.2%、複勝率18.4%である。ここ3年は合計7頭が出走したが、1頭も馬券対象になっていない。

外国馬の馬場適性を推し量るには、その血統が日本で馴染みがあるかどうか。

★グロリアスデイズ…ヒューソネット×センテーン
父はミスプロ直仔。母父センテーンは初めて聞く種牡馬であるが、オーストラリア産で、系統はマイバブー系というマイナー系統に属する。この系統はサラブレッドの三大始祖であるヘロド系の枝で、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、メジロマックイーンなどのパーソロン系と同じ流れを汲んでいる。

★ラッキーナイン…ドバウィ×グリーンデザート
父ドバウィは、ミスプロ系シーキングザゴールドの孫で、シーキングザゴールドは99年3着のシーキングザパールの父である。そのシーキングザパールはNHKマイルCを制しており、府中のマイルは恰好の舞台。母父は日本でもお馴染みのダンチヒ系なので、本馬の血統構成はシーキングザパールと同じである。

戦績からだと8戦5勝2着3回で連対率100%のグロリアスデイズだが、血統構成から言えばラッキーナインの方。
血統構成はミスプロ系×ノーザンダンサー系で、これは水上学氏が指摘している「安田記念の穴血統」に該当する。また、ダンチヒ系を持つ馬は安田記念と非常に相性が好い。

<ダンチヒ系を持つ安田記念
98年2着:オリエンタルエクスプレス(父グリーンデザート)
99年2着:グラスワンダー(母父ダンチヒ)
00年1着:フェアリーキング(父デインヒル)
01年2着:ブレイクタイム(父デインヒル)
02年3着:ミレニアムバイオ(母父ダンチヒ)
03年1着:アグネスデジタル(母父チーフズクラウン)
09年2着:ディープスカイ(母父チーフズクラウン)

最近では09年2着のディープスカイ1頭のみだが、98年~03年まで6年連続で馬券対象になっている。