2022年3月、運転免許証とマイナンバーカードの一体化について盛り込んだ道路交通法の改正案が閣議決定され、2024年度末の運用を目指して整備が加速していくこととなりました。
その具体的な方法は、運転免許証に記載されている12ケタの免許番号、有効期限、氏名、生年月日、交付年月日、取得した免許の種類、本籍などの情報をマイナンバーカードのICチップに記録するというものです。
現在一体化は希望者のみの予定だが、健康保険証のように運転免許証も廃止し、一体化が実質義務化になるかも知れない。
マイナンバーカードのICチップにはプライバシーの高いデータは入っていない、と現在政府は説明している。確かに、氏名、住所、生年月日、マイナンバーやカード利用するための最小限の情報しか入っていない。しかし、運転免許証と一体化すれば、多くの情報が追加される。
便利にする(?)ためには様々な情報が入ったマイナンバーカードを作ることになる。
本来はそうならない仕組みが必要である。
個人のマイナンバーと保険証番号はリンクされて、個人のマイナンバーを入力すれば、保険証番号が分かる。医療機関だけで照合ができ、照合した医療機関が一定期間記録される。
そんな形だと、マイナンバーカードには情報を追加する必要がない。マイナンバーカードに情報を追加する必要のない仕組みが必要である。
そして、マイナンバーカードを「個人を証明するカード」というだけのカードという位置付けにすることができないのだろうか?