カープ君の部屋

カープファンですが、カープの記事はありません。目指せ!現代版「算額」

【√10+√15の整数部分】

2024-03-01 12:28:17 | 日記

√10+√15の整数部分を求める。

【解】
p=√10+√15とする。
p^2=(10+15)+2√150=25+√600
24^2=576<600<625=25^2より、
24<√600<25
25+24<25+√600<25+25
49<r^2<50<64だから
7^2<r^2<8^2
よって、7<r<8
したがって、
√10+√15の整数部分は、7

√10+√15=√(3^2+1)+√(4^2-1)
となることから、
p=√(a^2+k)+√(b^2-k)の場合が気になった。

y=√x=x^(1/2)だから、
y'=(1/2)x^(-1/2)
y"=-(1/4)x^(-3/2)
y=√xは増加関数であるが、その増加量はだんだん減少する。

√(a^2+k)=a+α→√(a^2+k)-a=α
√(b^2-k)=b-β→b-√(b^2-k)=β

a<b⇒α>β⇒√(a^2+k)-a>b-√(b^2-k)
⇒√(a^2+k)+√(b^2-k)>a+b

a≧b⇒α<β⇒√(a^2+k)-a<b-√(b^2-k)
⇒√(a^2+k)+√(b^2-k)<a+b

整数部分を考えるため、kに範囲がある。
√(5^2+12)=√37>6となり、整数部分がaとbでは確定できない。
(a-1)^2<a^2+k<(a+1)^2
a^2-2a+1<a^2+k<a^2+2a+1
-2a+1<k<2a+1
よって、
a,bの小さい方c→1≦k≦2c

このとき、0<α<1, 0<β<1
√(a^2+k)+√(b^2-k)
=(a+α)+(b-β)=a+b+(α-β)
-1<α-β<1だから、

p=√(a^2+k)+√(b^2-k)

a<b⇒pの整数部分は、a+b
a≧b⇒pの整数部分は、a+b-1

ただし、a,bの小さい方をc→1<k<2c

【例】
√26+√2024の整数部分
√26+√2024=√(5^2+1)+√(45^2-1)より、
整数部分は、5+45=50
√26+√2024=50.087907030401

【例】
√13+√39の整数部分
√13+√39=√(4^2-3)+√(6^2+3)より、
整数部分は、4+6-1=9
√13+√39=9.850549273862

(2024/2/22)

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