キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

セッティング戻すの巻

2011年08月28日 12時48分52秒 | アドリブレッスン
あっという間に8月も終わりかけている。

やっと今月になって決まったはずのアルトのマウスピース。

ところが、家での練習で毎日数時間吹いて慣れてきたと思っていても、やっぱり家の外で吹く機会がないので自信が持てない。

そんな折、やっとさ先週、某音楽教室での体験レッスンで吹く機会に。
コースはビッグバンドコースで、受講したら自分の他にサックスが3人。
一緒に基礎練習して曲もついでに吹いて、なんとなく良い予感が、。
それでなんとかなりそうと思ったものの、、、よくよく考えたら音小さい?
ピッチは意外と正確に取れるけど、音色の違いで自分の音を判断しただけで音量的にかなり小さく感じた。
うーん、これだともっと大人数のバンドだと音量が、、。

そして発表会以来、1か月ぶりにジャズのアドリブレッスンの日。

この日は、アドリブの基礎の見直しということで、コードの音を使ったアドリブ実践練習~。
具体的には、コルトレーンの「インプレッションズ」のマイナスワンで、ドリアンスケールのコード音を指定してアドリブを吹いた。

内容はともかく問題はその音。

師匠曰く、「音量は無いけど、とても甘い音色。」だった。
自分でもそう思っていたので、それはそれでいいのだけど、その「音量は無い~」というのが引っかかった。
そうでなくても吹き方が不完全で音量が上手く出せない自分にとって、これはやはり問題ではないか?
おまけに自分で吹く場面は大人数のビッグバンド。
1週間後に控えた江古田でのライブでも一曲目にソロがあるし、来月から受講するビッグバンド教室もパートはファースト。
いくら音色が甘くてピッチが正確でも、音量が小さいとあまり聞こえないのではないか?と不安になった。もちろん遠鳴りするように吹けるなら問題ないけど、それがまだできないので、、。

、、、ということで、もうライブも近いし、アルトのマウスピースはレイキーに戻した。
決め手は、アドリブレッスンで師匠と一緒に吹いて、「聴いて届く音量」が何であるか?を確認できたこと。
交互にアドリブを吹いて、どれだけ吹きたいフレーズが吹けて、出したい音が出せるか確認して、やはりドレイクのマウスピースではまだ吹きこなせないと判断した。

で、こちらのレイキーのセッティングは、音量が大きいけど、今度はそれをコントロールするのが難しい。
で、でもリードをフォレストーンからラボーズに変えたら、多少、コントロールが易しくなったので、ここしばらくこれで数日間練習してみた。
そしたらなんとかサマになってきて、、。

BODY:Selmer SA80-Ⅱ FIRE BIRD alto saxophone
MOUTHPIECE:Claude Lakey 5*3
LIGATURE:HARRISON GP A3
REED:RICO La Voz medium

ドレイクのバードモデルもフォレストーンのリードも良い音色なんだけど、今の自分はまだ吹きこなせなくて歯痒い。
でもレイキーのセッティングもお気に入りなので、(って、もう半年以上練習してきたし。笑)もうしばらくこれでやっていきたいと思った。

そんなわけで、↓来週、ビッグバンドのライブがあります。

2011年9月4日(日)江古田Buddy
「NAMA DA PHUNK」
「Good Morning Jazz Orchestra」←これにでます。
「コマキント★ブラス」
3バンドジョイントライヴ!
PM12:30開場。PM12:50開演。入場無料。

お時間とご予算(ドリンク代等)とその他、余裕のある方は観に来て下さい。
お待ちしています。




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アドリブレッスン4回目から6回目

2010年09月18日 13時14分22秒 | アドリブレッスン
今年の3月から開始した新しいジャズサックスのレッスン。

月に一度のレッスン。
、、、なので、今回は、まとめて6月分から8月までを。
(とはいっても、前の話なので記憶が遠いので、多少、省略~。汗)


レッスン4回目(6月某日)

この日は、Fのブルースを素材に、ジャズの吹き方に必要なニュアンスを意図的に付ける練習をした。
レッスンではいつものように、師匠と一コーラスづつアドリブを取りながら、、。

それでニュアンスのテーマを決めて吹く練習をした。

1.まっすぐに棒吹きをする。
2.わざと音量を大きくしたり小さくしたりして吹く。
3.まずクレッシェンドして、それからデクレッシェンドする。
4.全体的に音程を上下させて吹く。

要は、どんなニュアンスでも偶然ではなくて、すべて意図的にコントルールできるようにするのがこの練習の目的。
やってみると思ったほど、思い通りにいかないと実感。
それでも最初に師匠を見本を派手に吹いてくれるので、イメージが掴みやすかった。


レッスン5回目(7月某日)

この日も、同じくブルースなんだけど、キーをB♭(実音)でのアドリブ練習。
ポイントは、8小節目の2-5のコード進行の所に、2-5のフレーズをひとつ当てはめる練習をした。
で、その前にフレーズ練習を。
教えてもらったフレーズを指が覚えるまで何十回も繰り返して吹いてから、実際にアドリブで吹く練習をした。
とりあえず、そのフレーズ以外はまったくの自由なので、好きなようにブルースを吹いた。
それで実際に吹いてみると、そのフレーズを入れようと身構えてしまうと、タイミングがずれたり、フレーズ自体を間違えたり、一回の曲の練習で上手く吹けたのは数回どまり。
それでも少しでも吹けると褒めてくれるので、楽しかった。


レッスン6回目(8月某日)

この日、初の試みでメタルのマウスピースを持っていった。
例のブランチャーメタルなんだけど、リードはプラリードのレジェール2番。
これが家で吹いていたとき、すごい楽に音が出るセッティングだったので、一度、先生に診てもらおうと思っていた。

そしてレッスンで最初に師匠に見せたら、とても興味津々で、すぐに吹いてみて、、。
そしたら、、、凄く良い音がした!

で、それだけじゃなくて、師匠、なぜかマウスピースではなくて、レジェール2番のリードに興味が沸いたらしく凄く気に入ってしまい、、、。
その場で、お店の売り場へ行って、レジェール2番と2半を買ってきて、、。(爆)
師匠、「レジェール2番がこんなに良いとは思わなかった。」というコメント。
そこまでいわれると私もどうしていいか困ったけど、こんなに気に入るっていうも不思議な感じも。
ともかく私のセッティングも良いということでレッスンが開始!

もちろんテーマは、Fのブルース。
今回は、まずアドリブを吹く前に、声に出して歌う、、、というスキャットに挑戦。
この練習は、以前、いろんな教室でやったことがあるので、特に抵抗はなかったけど、声に出して歌うのを最近は忘れていたので、かなりやばい状態だった。
、、、というか、もともと音痴気味、リズムのイメージはあるものの、、、どう考えても歌ったフレーズを吹くことができないのは分かっていたので、後半は、いつも吹いているフレーズを逆に歌うというやり方で、つじづまを合わせた。(汗)

そのあとは、Fのブルースのアドリブを吹きながら、またニュアンスを変える練習。
まずは、先にやったスキャットの発音をやるのだけど、アンブシュアをサックスを吹く形に固定して歌う。その後にすぐに吹く練習。
それから、なるべく速くタンギングをして吹く練習。
次に、全タンギングをして吹く練習をした。
そうやっているうちに気分も盛り上がってきて、師匠と大盛り上がりのアドリブ合戦になって、とても楽しかった。

ちなみに、この日の師匠のセッティングは、キャノンボールのテナー、ハイブリッドのマウスピース、レジェールという感じで、それでも普段、CDやライヴで聴いている音そのままで、こうやって一緒にセッションできるのって楽しいと思った。

、、、という感じで、このアドリブレッスンでは、ひたすらカラオケを使って師匠と交互にアドリブを吹きながら、アドリブに必要な要素というか基礎を習得するレッスンで、今までにないレッスン形式で自分にとってはそれがとても有意義に感じた。
もちろんアドリブ以前に会得しないといけない基礎については、もちろん必修なのだけど、その辺は、ある程度、クリアしていると判断されてちょっとうれしかったり。
でもまだできていない基礎もたくさんあるので、実践的なアドリブを練習しながら、その合間にいろいろと教えてもらうつもり。

それにしてもブランチャーのメタル、後で録音した音を聴いたけど、本当に良い音だった。
師匠も気に入ってくれたけど、なぜか今後、しばらく冬眠しそう。
その訳は、、、いずれに。

ともかくこれからもレッスン頑張りたいと思った。

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アドリブレッスン1回目から3回目

2010年05月20日 18時09分38秒 | アドリブレッスン
今年の3月から開始した新しいジャズサックスのレッスン。

やっぱりこれまでのレッスン日記とは、カテゴリーを別にすることにした。それで自分用の記録として、改めて一回目から書いてみることに。

まずは新しい教室というか先生は、某ジャズテナーサックス奏者で、トレードマークはキャノンボールのテナーサックス。(って、ここまで言えば誰だかすぐに分かるかも?爆)そして教室は某新大久保にある楽器屋さんで、、、って、某ばかり付けていても仕方ないか、、。(汗)
とりあえず楽器店は、Kウインドという名前で、一応、今回は楽器店を通してのレッスンなので、その分、ショバ代、じゃなくて、スタジオ代込みなのが嬉しい。(笑)
一レッスンごとに予約なのは、これまでの先生と同じ。ただ時間は個人で一時間、クラスは、最初、安い初級者として潜り込もうと企んでいたのだけど、、、これは最初のレッスンで先生とモードのアドリブを吹きまくってしまい、、、どうみても中級にしか見えないということで、迷わず中級クラス~。(おぃー。笑)

あと最初のレッスンでは、基本的なスケールとコードは把握していると判断され、さらにロングトーン等、楽器を鳴らす技術も基礎的には問題無し。
私がコルトレーンや先生みたいにアドリブが取れるようになりたい!と切望したため、、、レッスンの方向はアドリブだけになった。

記念すべき一回目のレッスンでは、コルトレーンやマイルスでも有名なドリアンモードを使った曲のアドリブに挑戦。
どっかのいきなりアドリブ教室って感じだったけど、とにかくカラオケをバックに先生と交互に吹きまくった。
ちなみに持っていった楽器はセルマーのアルト。
そんなことより、これまでCDやライヴでしか聴いた事のない先生のアドリブがえらくカッコ良くて、レッスンを忘れてしまうほど聴き惚れてしまったのはいうまでもない。


そして一ヵ月後の4月の某日。
アドリブレッスンの2回目。

今回は、試しにカーブドソプラノを持参。
なぜなら、先生が楽器は何を持ってきても大丈夫って仰っていたから。

そして記念すべき2回目のアドリブレッスン。
いよいよジャズの入門的なFのブルースのレッスン。
先生がホワイトボードにソプラノ用のコード譜を書いて、それを見ながら、まずコードのルートと3度の音だけを吹いて、アドリブを吹く練習をした。
そして次にコードの7thを加えた4つの音、さらに次は、テンションノートの9thと♭9thを加えた音を入れながらアドリブの練習を。
それらを一回づつ、カラオケを流しながら吹いていき、一回終わるごとに簡単なアドバイスと次に入れる音の説明、さらに気持ちの持って行き方とか、こと細かく指示してもらい至れり尽くせり~。
特に実際にアドリブを吹くと、コードに対して吹く音が分からなくなるときの対処法とか、、、こういうのを教えるのが先生は得意分野みたいで、、。

で、実際にアドリブを吹くときの注意点としては、

1.まず譜面を見失わないこと。
2.コードを道にある標識と捉えて、常に見ながら通過すること。
3.音はルートで始まり、ルートで終わることを心掛けるが、テンションノートが分かっている場合は使ってもいい。

ということで、2回目のレッスンの内容をまとめると、

<ブルースをコードトーンで吹く>

1.1度、3度の音だけで吹く。
2.1度、3度、5度、7度の音だけで吹く。
3.2.に、9度の音を加えて吹く。
4.2.に、9度、13度の音を加えて吹く。
5.9度の音をターゲットノートにする。
6.テンションの音を経過音にしない。

<アドリブ練習の注意点その1>

・コードに対してのテンションを使う位置を的確にする。
・つまり、あくまで音を入れる位置を、
つねに正しくしておかないとテンションの意味が無くなる。
・使う音を制限する。

<理由>

1.勝手に指が動かないようにする。
2.自分が狙った音だけを吹く。(習慣をつける。)
3.サウンドを、(耳で、)覚える。
4.音に慣れてきたら、なるべく速く吹けるようにする。

レッスン2回目はカーブドソプラノだったので、基本のキーは、サックスのB♭仕様。
これだと先生のテナーと同じになるので、運指の参考にはなるけど、やっぱ自分にとってはアルトがメイン楽器なので、レッスンを受ける楽器はやっぱアルトにすることにした。



そして、5月の某日、、、じゃなくて、19日。

改めて楽器はアルトを持参。
そして今回は、リードをプラリードのレジェール(スタジオカット)の3番を使ってみた。
レッスンは、前回に引き続きFのブルースが課題。
一応、コード譜とコードスケールを書いた譜面を持っていった。

で、今回もカラオケに合わせて、、、

1.コードの構成音(4つ)だけでアドリブ。

2.次にコードのテンション(9th、♭9th、11th等)の音を加えてアドリブ。

3.コードとブルーススケールを両方使ってアドリブしてみる。

4.コードやスケール音を一切考えないで、心で歌ったメロディだけをイメージしてアドリブを吹いてみる。

、、、という感じで、同じブルースでも手を変え、品を変え、いろんなアプローチでアドリブを吹いてみるという実践的なレッスンだった。

それで、一番の問題は、3.のコードとブルーススケールを使ったアドリブなんだけど、これっていっぺんに両方やろうと思うと、使う音が途中で分からなくなる、、、という問題が生じ、、、。
で、これについての先生のお答えは、「どちらか一方のことだけを考える。」だった。
つまり気分で、ここの部分はコードの構成音でアドリブしたいとか、ここはブルーススケールを使ってアドリブしようとか、曲の進行と気分を合わせて自由に、瞬時に、使う音を選択すればいいということで、、。
なので、たとえばドミナントコードの場合、使えるスケールは多種多様あるので、それらを覚えておけば、その分、使える音やフレーズのボキャブラリーも増えるというもの。
だからジャズのブルースも、単純にコードの構成音だけじゃなくて、そこをドミナントとして捉えて拡大解釈して、ドミナントで使えるスケール、(たとえばオルタードやホールトーン、コンディミ、等)や、わざと2-5のコード進行にして、2-5のフレーズを強引に入れるやり方もあるんだ、、、と理解した。(うーん、楽しい。笑)
ただ理論的な事って、実は今までのアルトサックスのレッスンで、すでに全部教えて貰っていた。
でもこうやって実際にじっくりと吹きながら教えて貰うと、やっぱ違うような、、。

あと基本的なアドリブのフレーズを作るための基礎練習は、やっぱりフレーズの移調の練習が有効。それも譜面に書くよりも、実際に楽器で音をどんどん模倣して吹いた方が指と音のイメージが一致しやすい。(って、これも実はこれまでのレッスンで先生に教えて貰ったこと。笑)
実際には、まずひとつフレーズモチーフがあったら、まず半音移調する。上でも下でも良い。つまり、Cのスケールでドミソって吹いたら、次は、C♯のスケールでドミソ。これはどんなジャズの教則本にも書いてあるし、どんなジャズの先生も教えてくれるけど、これが本当に必要な練習だなんて、、、意外と認識するのって時間が掛かると思った。

それとアドリブのイメージを作る練習としては、やっぱり声を出してのスキャットが有効。
これも今まで習ってきたことばかりだったけど、改めて教えて貰って自分でやってみると意外と新鮮だった。
それも先生曰く、「あまり間違っている事に対して、シビアにならない。」というアドバイスがさらに新鮮だった。
つまり、スキャットで歌った音を楽器で模倣した場合に、最初から正確さを追求しないで、あくまでイメージとしてゆるく捉える。そして少しつづ精度を上げるようにする、、、とか。
律儀な性格な人ほど細部の音の正確さに拘ってしまい、できないことがつまらない事として捉えることの方が危険ということで、、。(汗)

、、、と、ちょっと変な方向に話が進みそうなので、終わりにします。

今回の新しいレッスンは、特にジャズのアドリブの練習に特化した内容で進んでいる感じ。
一応、レッスンでは「ジャズのスタンダード曲のアドリブをバリバリ吹」というが目標なので、とにかく教えてももらったことを忘れないように練習しておきたい。
そのためにも、まずはスケールは、全部、コードも全部吹けるようにしておくと楽だし、コードも曲のテンポ(つまりスローから超高速まで、)吹けないといけない。(って、これも実はすでにこれまでのレッスンで習っていたこと。爆)
ともかく練習する課題がこれまで以上にはっきりしただけで有難いかもしれない。

そんな感じで、、、楽しいアドリブレッスンのスタートです。

まずは慣れるまで練習したいな~。(笑)


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