月日の経つのも早いもの。
コロナでの自粛生活も2ヶ月以上が過ぎ、、。
趣味での音楽生活もすべて絶たれ、、、。
バンドのライブも中止、バンドのリハーサルも全て延期。
ベース教室もピアノ教室も延期。
お外で音楽をやる機会が全くない状態のままの今日~。
そんな中でも、やっぱ楽器は家で練習するものという基本概念におきながら、、。
家ではとりあえず地道に練習を続けている毎日~。
今、特に楽器練習の中心であるベース。
気付けば、、、本棚に多数の教則本が鎮座していることにっ!
で、その数、39冊っ!!!(ばーん。)
ジャンル的には、ジャズベースの教則本、スラップベースの教則本、そしてロックベースの教則本に分けられていて、たぶんロック系が一番多いのかな?
特にロック入門書みたいなものが好きなのか?、、、たくさくあることに気付いたり、、。
なので、せっかくなので簡単な本についての練習した感想とか、書いてみることに。
ここで注意すべき点は、ほとんどの教則本を中古(ブックオフ)で購入したこと。
なので、結構、年代が古い。
付属のDVDとか、付いていないものもある。
本が古くて現在は売っていない本もあること。
それで、本棚から出して数を数えたら13冊、、、あったー。
もともと楽器の教則本を読むのが好きなので、本をいちいち読んで作者の意図を考えてみたり、実際に練習してみて、アプローチの違いや情報量の違いを楽しんだりしている。
で、せっかくなので、一冊づつ教則本について、少しだけ紹介したいと思います。(って、あくまで主観なので、お許し下さい。)
1.「THE ROCK BASS ロック完全マスター・シリーズ VOL.1」
記念すべき一冊目は、今から半世紀前くらい(70年代)に初めて買ったベースの教則本で、監修は、あのプリズムの渡辺建さんのロックベース入門書。
自分も今も愛用している画期的なロックのフレーズ例とか多数掲載されていて、他の教則本にはないとても良い教則本だと思っていたり、、。
内容は、基礎テクニック、フレーズ例、最後にチョッパーの解説も付いていて、とっても練習しやすい内容になっている。
譜例の模範演奏の抜粋が、付属のシートレコード(2枚組)に録音されていて、演奏メンバーは、渡辺建(ベース)、和田アキラ(ギター)、青山純(ドラム)になっている。
2.「THE ROCK BASS ロック完全マスター・シリーズ VOL.2」
この本は、「VOL.1」の続編で、監修が、あのカシオペアの鳴瀬喜博さんにチェンジ。
本の中のコラムや解説が、「VOL.1」とまったく違っているのが興味深い。
こちらの本は、内容は、基礎テクニック、チョッパー奏法、和音奏法、ハーモニクス奏法、ラテンリズム、等、カシオペアのコピーやフュージョンとかの音楽をやりたい人向け。もちろん付属シートレコードの模範演奏では、鳴瀬さんご本人がベース演奏しているのでファン向けかも?
今の自分にとっては、まだ難易度が高いので、じっくりと練習するつもり。
で、これからが、ブックオフでみつけたロックベース入門シリーズ!
3.「ロックベース超入門」DVD付 シンコー・ミュージック・ムック
この本は、発行日が2011年。
DVD付なんだけど買った時はDVDは無く、たぶん100円くらいだったかも-。
ただ本自体、文字がでかい!、写真が多い、イラストも多い、譜例も大きい!!
とっても見やすい教則本~。
どの譜例もシンプルに書いてあるので、それを応用して練習すれば、この本一冊で十分?!
「エンジョイ・レパートリー」の曲が、当時、流行っていた曲らしいので、譜面を見るために購入したといっても過言ではない。
4.「エレキベース初歩の初歩★入門」 ドレミ・ミュージック
この本は、発行日が1989年とちょっと古め。(つまり90年代。)
中に掲載されている情報量は割と少なく、本当の意味で入門者向けかもしれないけど、中は写真が一枚もなく、すべてが手書きのイラスト。
すべての譜例にタブ譜とドレミのカナが書いてあって、譜面が読めなくて弾けるシステムになっている。
どちらかというとベース教室のテキストとして使用可、みたいな作りにもみえたり。
5.「ロック・ベース初歩の初歩 入門」初心者に最適!! ドレミ・ミュージック
こちらは、さっきの本よりちょっと新しい発行日が2008年(第15刷目)の入門書。
中は、こちらもすべて手書きのイラストのみの掲載で写真は一切なし。
それもどのイラストも譜例よりも大きくページを覆っている!(本当にイラストがでかい!!)
で、この本は譜例にドレミのカナは無し。ただ譜例の下にカウントを示すリズムが書いてあって、「ワン、トゥー、スリー、フォー、」と丁寧に書いてあったり、「基本的な8ビート」→「ベンベンベンベン」と書いてあったり、、、なんとなく本を読んでいるだけで楽しくなる工夫も?
この手の本に必ず載っている応用曲集のタイトルが、「Let's Play!これだけはまかせろっ!」って、どういう意味なんだろうか?
6.「初心者のための新・ロック・ベース教本」デプロ
次の本は、さっき紹介した2冊を打って変わって掲載されている絵がすべて写真という教則本。
発行日は2004年。
譜例の大きさはちょっと大きめ。その分、写真は小さめ。
掲載されている基礎テクニックの量は少なめ。
まったくベースを知らない人向けかもしれないけど、少ない基礎テクニックの知識だけで、後半にすぐに「実践編」に行ってしまうのはどうかと。
本の半分を応用曲で占めているので、これでベースが弾けると思われると、、、ベースって簡単な楽器だと思われても仕方ないのかもしれない。
でも掲載されている曲のベースラインは易しくアレンジされているみたいなので、それはそれで入門書の役に立っているのかも。
7.「ロック・ベース超入門」DVD付 シンコー・ミュージック
この本は、3番目に紹介した教則本と同じようなもので、発行日が、こちらの方がちょっと古くて2008年。
もちろん!これもブックオフ。(おぃ!)ただ付属のDVD付で、かなり安かったのだけ覚えている。
最後に載っている「エンジョイ・レパートリー」の曲が、もうひとつの本とまったく違うので、ちょっとお得感も。
X JAPANの「Rusty Nail」や、B'sの「Super Love Song]とか掲載されていて、、楽しい。
8.「ロックベーストレーニング」演奏に役に立つロック・ベース奏法
この本の発行日は、2001年なんだけど、どういう意図で発行された教則本なのか、ちょっと不明なもの。
最初の説明を読むとジャズやウッドベース経験者がフレット付きのエレキベースを持って、ロックを演奏するために必要な譜例を載せた教則本みたいなので、あくまでベース初心者向けの教則本ではないみたい。
実際、中に掲載されている譜例は、最初に基礎になるリズムパターンに対し、ひとつのフレーズのパターンを指示、さらにそれをブルースのコード進行に当てはめ、さらにそれを12キーで演奏するための応用バターンが掲載されている。
で、その元になるリズムパターンは、1から20まで続き、、、それが最後まである。
本来は、元になる「リズムパターン」+「フレーズパターン」があり、それを「コード進行のパターン」の指示の元に頭でキーを変えながら練習するものなんだけど、それらをわざわざ教則本として書いている。、、、と、いう、ご丁寧な教則本であった。
9.「聞いて見て弾ける!ロック・ベース入門」DVD付、CD付 シンコーミュージック
この本は、唯一、DVDとCDが付いていて、応用曲の模範演奏も付いている!
発行日2010年の教則本。
中は、手書きのイラストと写真もいろいろと掲載されていて至れり尽くせり~。
ベースのテクニック的な基礎の情報量は少ないけど、基本は押さえてあるので問題なし。
その分、DVDが付いているので、それで補えるのかな?
10.「BASS GUITAR ロック・ベース入門」 ナツメ社
こちらは、発行日、1996年のちょっと小さめの教則本。
ごくごく普通の内容になっているけど、後半のリズムレッスンのページでの応用曲が洋楽の曲になっているのがポイント。
今まで紹介してきた教則本の応用曲はほぼ邦楽だったので、それが自分取ってはとっつきやすかった。
アイアンメイデンの「Stranger in a Strange Land」はまだしも、T.O.P.の「I Like Your Style」は初心者向きではないかも。
11.「バンドはじめようよ!ロック・ベース」 自由現代社
こちらの本は、発行日が、2009年の教則本。
バンドでベースを弾きたい人向けに書かれた本みたいで、スタジオの機材の使い方のアドバイスも掲載されている。
ただ教則的な譜例は、ほぼ8ビート中心に書かれているのに、いざ、応用曲のバンドスコアが、RADWIMPSの「おしゃかしゃま」って。
さらにベースパートは5弦ベース用になっているし、スラップ奏法の解説ページがたった2ページで譜例ふたつは少なすぎ??
ベースを始めたばっかりで、これ見てすぐに弾ける人いたら、すぐにベースの先生になれるかもしれない。
12.「エレクトリック・ベース」リットーミュージック
こちらの本は、発行日が1999年のちょっと小さめの書籍。
文字は小さいけど写真は大きめ。
やたらと文字が多く、譜例は少なめ。
最後の7章の「ちょっと高飛車スラッピング!」というタイトルが気になったけど、、。
「スラップ」じゃなくて「スラッピング!」
でも掲載されている譜例の難易度がとても低いので、スラップ初心者も安心するかもー。
それから、おまけ。
13.「ベースが上手くなる理由 ヘタな理由」リットーミュージック
この本もブックオフで買いました。CD付で500円。
発行日は、2012年。ベースマガジンの監修の教則本。
この本は、普段、家で練習していて疑問に思ったことを調べて、本と照らし合わせて練習することで、個人の悩みを解決させるのが目的ではないと思わせる。
でもよくよく読むと解決策が幾つもあるのに気づき、、、ちょっとプチパニック。
結局、どれが正しい?、、、自問自答せずにはいられないような気分も。
でも練習の刺激になるのはたしか。
ということで、今まで家でベースの練習のお供になっている教則本を紹介しました。
はっきりいってどの本に書いてある基礎的な部分はすべて同じ。
説明の書き方が少し違うのと、譜例のパターンが少し違うだけ。
でも教則本ごとの作者のアピールポイントが違い、それだけで家で練習している気持ちに刺激になり、それなりに楽しい。
ちなみに教則本は、他にジャズベースとスラップベースの教則本もあります。
これについては後日~。
これからもベースの練習がんばろう。