
今回のアルトのレッスンから、レッスン会場と時間が変更になった。
そして楽器も新しくなり、心機一転頑張ろうと思った。
そして迎えた昨日のレッスン。
場所は新大久保の某スタジオ。
まずはリードの相談をして、最近、家で使ってよかった赤箱2半を持っていったけど、一箱で一枚しか吹きやすいのが無いと告げると、それは吹き手にリードが合っていないというアドバイスで、結局、これまで使っていたZZ2半を引き続き使うことにした。(って、ZZだと一箱全部使ってしまうので、。爆)
それから新しい楽器についてのピッチについては、師匠はかなりの音感の持ち主なので、選定の時からピッチの良い楽器を選んだつもりだと仰られて、、。
で、たしかに吹いたのをチューナーで確認しても、どれもピッチはかなり正確だった。
それで、密かに問題にしていた開放C♯のピッチに関しては、やっぱり私の吹き方の問題だったけど、それ以前にマウスピースを挿すコルクの位置もあった。
つまり挿す深さが浅かった。
それで、私が開放にピッチを合わせると他の音のピッチが高くなると告げたら、、、ずばり、それが吹き手の悪さが原因で、要は噛み過ぎだった。(汗)
どうやら私は、新しい楽器を買ってから無理をしていたらしい。
せっかく気に入って買った楽器だから一日も早く吹きこなしたい。一日も早く良い音が出せるようになりたい。そればかり考えていた。
でもそれが裏目に出て、吹き方自体が変化しているのにあまり気付いていなかった。
それでレッスンは、一ヶ月ぶりだったけど、私が、一音、ロングトーンしているのを師匠が見て、「あれ、吹き方がまったく変わっているよ。」と仰られて唖然とした。
私は一瞬、良くなったと判断したけど、それは反対だった。
つまり悪くなっていた。
なんで吹き方が悪くなったか心当たりはあったけど、それも自分なりに良い音を求めた結果だった。
ところが、本当に良い音を出すための吹き方ではなかった。
これまでも何度も何度も良い音を出すためにアドバイスを頂いたはずなのに、肝心なところを忘れていた。その結果、変な自己流の癖で吹いていた。
それでも楽器の反応がよかったせいで、それなりの自己満足になってしまった。
それで楽器について、こんなコメントを頂いた。
それは、「これまでの楽器が吹きやすいという理由は、どんな息でもそれなりに音が出て鳴ってしまうから。」「でも新しい楽器は、良い音を出すポイントがひとつしかないから、そのポイントをヒットしないかぎり良い音はしない。」
どうやら私は、新しい楽器について誤解していたみたいだった。
うわべの音色ばかり気にしていて、本当の楽器本来の良い音に気付いていなかった。
、、、と、いいつつ、やっぱり新しい楽器は、これまでの楽器に比べると可能性は抜群に広い。でもその楽器のポテンシャルを発揮させるためには、これまで以上の努力をしないと無理。つまり、今までのような息の送り方だと良い音はしない。
、、、といことで、これからまた基本の呼吸法から練習をやり直すことにした。
自分としては、良い音がしないというのは長年の悩みだったし、初心者吹き、素人吹きから卒業するためにも、これから基本の呼吸をしっかりと身に付けるために練習することになった。
そしてレッスンでは具体的に練習での注意ポイント、練習でのどこを気を付けてやったらいいか教えてもらった。
あとはやるだけ。
、、、とはいっても、これはあくまで基礎の準備段階の話で、、。
たとえば、野球選手がバットで素振りばかり練習しても、試合で打てないのと同じで、サックスでも、ロングトーンばかりやっていても駄目。やっぱりスケールも、そしてエチュードも、曲も、実践での演奏もしないと上達はしないし、練習してきた基礎が役に立たない。(と、師匠も仰っていた。笑)
なので、まずはロングトーンで呼吸の基本を見直しながら、そのイメージで他の練習もできたらいいなと思った。
そんな感じで、2時間レッスン中、ひたすら良い音を出すための体の使い方の練習方法をアドバイスして貰ったので、吹いたのはロングトーンのみだった。
で、私としては、上手い人が吹く”あの音”を出すためにずっと試行錯誤していたわけで、それを考えると、その答えを、一瞬でも、教えてくれた今回のレッスン、とても有意義だと思った。
、、、ということで、レッスンではしばらくロングトーンばかりになりそうだけど、これからも練習頑張りたい。
やっぱり良い音こそ、サックスの命だから。(笑)
P.S.それからこれはセルマーの特性みたいだけど、開放C♯はピッチが低くなりやすいみたいだった。それから上のD、E、は高くなりやすい。
でもどれも吹き方で補正はできるみたい。
ただ、その補正するために必要なものは?
これが問題の吹き方なのよね。(汗)
ここでちゃんとした吹き方ができないと、一生、ピッチの補正はできない。
結局、最終的には、良い音は自分の体で出す。
やっぱりサックスを始めてよかったと思った瞬間だった。
そして、良きアドバイザーに出会えたことに感謝っ!!
これから良い音どんどん出すぞ~。(笑)
次回のレッスンは来月中旬、、、。