コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ガンダムエース2023.01(No.245)

2022年12月30日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年01月号〉



□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 第1片 KA・RR・AS(2)

グレイのガンプがノーティラスの節肢に斬り掛かると、
カラスは、目を付けた少女を伴い、小型艇から脱出します。
ガンプが投げ付けられた小型艇を受け止め、ルートミネルバに託します。
ガンプは、高振動ワイヤーを斬り伏せ、ノーティラスに迫ります。
カラスは、その動きからグレイがNTであると看破します。
その時、囚われた少女がクォのホルスターから拳銃を抜き、構えます。
しかし、カラスも銃を抜き、少女に銃口を向け、一触即発の状態に。

カラスは、持論を話します。
私の目的は、私の勝利ではなく、強き者が生き残ることだと。
彼女と同じ位の歳の時に起こった出来事を語ります。
自分を含めた7人が救命艇で宇宙を漂流していた時のこと。
7人で、3日間の水と食料が無く、カラスは、全員を殺したと告白。
そして、21日間を生き延び、木星総統のクラックスに救出されたと。

昔話を終えると、カラスは、少女に銃爪を弾くか、死を選択させます。
進退窮まった少女は、銃を撃ち、弾丸は、カラスの頬を掠めます。
カラスは、ニヤリと笑い、コクピットのハッチを開けます。
銃撃の反動で宇宙へと放り出された少女を見て、グレイは、救助へ。
高振動ワイヤーが狙いますが、グレイは、ガンプの左腕を犠牲にします。
ノーティラスは、さらに主砲を放ちますが、ガンプが横面を殴ります。
カラスは、このまま続ければ、必ず相討ちになるとし、
来るべき時のためにもっと優秀な生徒を集めなくてはいけないと撤退。
グレイは、勝ちを譲られたと感じますが、今は、救助を優先とします。

グレイが救助した子供たちは、ジュピトリス級に保護されます。
グレイは、少女に拘泥っていたカラスが引き上げたことを訝しみます。
少女は、自分との約束を守り、解放してくれたんだと話します。
少女は、カラスの印象を訊かれ、綺麗な目をしていたと答えます。
また、カラスが仲間を見殺しにした悪い人なのに、
自分が知っている大人たちよりも真剣に向き合ってくれた気がすると。
また、少女は、一生あのカラスの目を忘れることは出来ないだろうとも。

クロスボーン情報局
グレイ・ストークって誰?

□機動戦士ムーンガンダム
 episode 53

ユッタが占拠したサイコバウをこじ開けようと、兵が集まります。
ユッタと交感したミネバは、シャア大佐の思惑を看破します。
シャア大佐は、2人が知らない自分のことを語ることに疑問を覚えます。
瞬間、ミネバの背後に、ハマーンの姿が見え、シャア大佐は戦きます。

ギュネイ准尉は、サイコバウに搭乗し、ユッタ機に襲い掛かりますが、
右腕を絡め取られ、組み伏せられてしまいます。

シャア大佐は、ナナイに連絡を取ろうとしますが、
ミネバの背後には、ハマーンに変わり、カミーユやカツが現れます。

ギュネイ准尉機は、ビーム・サーベルを抜刀し、斬り掛かりますが、
ユッタ機は、さらりと躱し、ギュネイ准尉機のプレートをも操り、
ギュネイ准尉機を強かに打ちのめし、ユッタ機も抜刀します。
そこへ、ナナイがサフィラ中尉を伴って現れ、ユッタに声を掛けます。
ナナイは、投降しなければ、サフィラ中尉を射殺すると強迫します。
が、サフィラ中尉は、隙を見て、ミネバと行けるとこまで突き進めと。
サフィラ中尉は、再び拘束され、当て身を受け、昏倒します。
それを見たユッタは、ミネバとの交感が途絶し、機体から排除されます。
シャア大佐は、ミネバが昏倒したことで、作戦が成功したことを知ります。
また、シャア大佐は、面白いものが手に入ったとユッタを評します。

リセ艦長は、アゴス少尉をグワーシャの軍務隊に引き渡すとします。
アゴス少尉は、何故自分を殺さないのかと訊ねると、
リセ艦長は、そう思ったときもあった。でも、アンタを救うために、
命を捨てたバカな男もいるんだと、それを無駄にすることは出来ないと。
これを聞き、アゴス少尉は、死なせてくれれば良かったと呟きます。
艦長は、押し殺していた感情を爆発させ、アゴス少尉の襟元を掴みます。
アゴス少尉は、泣きながら憶えていないのにこの手が、クラース中尉を、
ファーザーを覚えている……と。終わらせて欲しいと声を震わせます。
それが出来ないのなら、再調整で記憶を消してくれても良いとも。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #36「ファースト・コンタクト」

ディル少尉のF90が、キッチ大尉機のショットガンを吹き飛ばしますが、
キッチ大尉機は、プラズマワイヤーを射出し、ディル少尉自体を狙います。
ジョブは、リヴ(ディル少尉)だけを排除したがっているということは、
彼らは、どこからかAIの存在を入手しているのではないかと考えます。
ディル少尉は、R型のアーマーをパージし、ワイヤーから逃れ、
そのまま上空に跳び、2挺のH型のピーム・ピストルを掃射します。
キッチ大尉のケンプファーは、背部のインコムを展開させます。
ディル少尉は、瞬時にインコムではなく、ビットだと看破します。
ビットとショットガンの乱射に、ディル少尉は、窮地に陥りますが、
マトリカの姿を幻視します。瞬間、2機の間を大出力砲が割ります。
ウスライ少尉のハルファイターが現れ、ディル少尉のF90と合体します。
合体したF90は、残像を残しながらもビットを掻い潜ります。
また、ハウゼリー議員が渡したヘッドセットを介し、サイコミュを使用。
ディル少尉機は、ビットからの殺気を感じ取り、その総てを破壊し、
MK-IIがガルバルディβを蹴ったが如く、ケンプファーを蹴撃します。
ディル少尉のF90は、その勢いのままケンプファーを地表に叩き付けます。

が、キッチ大尉は、何物かを持ち出し、ケンプファーから離れます。
彼は、ハウゼリー議員にだけは、怨念返しをしなければ、死に切れないと。
その様子を視ていたディル少尉は、アステロイド採掘用の小型核と判り、
ウスライ少尉にF90を任せ、キッチ大尉の後を追跡します。
キッチ大尉は、マハに妻子を殺された過去があり、
そんな連中に、宇宙史民の解放など出来ないとします。
が、彼をサイファーが待ち受け、議員に死なれては困ると、大尉を銃殺。
ドラグンに議員を討てと献策したのは、貴様だと言い遺し、大尉は死亡。
ディル少尉が遅れて登場し、核を渡せとサイファーに命じます。
サイファーは、臆することなく、私は、キミの味方だよと話します。
そして、私は、ユーリー・ミノフスキーだと名乗り、
ジュピター・サナリィに所属するF90のパイロットだと自己紹介します。
ディル少尉も聞き覚えのある名前のようで、F9の最初期のパイロットで、
5年前のコンペで、0120を敗った後、姿を消したとされているそうな。

ただ、ハジメとアインツベリを殺し、アメリアのテロに関わっていると、
ディル少尉は、ユーリーことサイファーに怒りを向けます。
ユーリーは、不敵に微笑みつつ、だとしたらどうするね?と訊ねます。
死者は千人にもなるまい。一年戦争では、30億が死んだのだと平然と。
ディル少尉は、銃を構えますが、ユーリーは、ディル少尉に寄り添い、
キミに丸腰の人間は撃てない──と囁きます。
ディル少尉は、足払いを狙いますが、難なく躱されてしまいます。
手足を撃ち抜くと言いますが、ユーリーは、ハッチを開け、宇宙へ。
そのまま待機していたボリノーク・サマーンに回収されます。
木星人は、平気な顔で、生身で宇宙に出る人が多い気がするw

コロニー外に待機していたヴェロニカ中尉機は、ユーリーの姿と、
ボリノーク・サマーン、そして、0120の姿をカメラに捉えます。
自分たちは、F90を追うだけの部隊ではないとしたら、
一体、何をさせられようとしているのかと疑問が襲い掛かって来ます。

月刊モビルマシン 縮刷版 VOLUME 04
ディナ・キムによるF71評。サナリィ側のデッドコピー発言に対し、
「頭でっかちの学者が考えたものから武人の蛮用に耐える現実的なもの」に
アナハイムがアップデートしたと、ディナは、表現していました。
サナリィの技官として、ミヤ・サエミックという人物が出ていたのですが、
サナリィ開発部内2課のミヤ・サミエックの誤植と思われます。
彼は、ヴェスバーの開発にも携わっていた人物で、一年戦争では、
連邦軍第22MS機動大隊に所属し、ア・バオア・クー戦に参加したとか。
また、Gキャノンのガレムソン機に付いても書かれていました。
その中で、砲を廃した仕様を、F71ネイキッドと呼んでいました。
ガレムソン機は、格闘用のF60のデータ収集が目的だったとも。
最後に、ロメロ・ムスタング(野生馬)・マラバルの、
「マシーンとは、小学生でも乗れ、難民でも整備できるほど簡単で、
たんじゅんであるべき」という設計思想で締め括っていました。
後の、Vシリーズみたいなイメージなのでしょうか?
U.C.0146年10月10日 ディナ・キム

F71 Gキャノン(バズ・ガレムソン専用機)
全高:14.3m
全備重量:21.4t
固定武装:
 バルカン砲×2(頭部)
 ビーム・キャノン×2(背部)
 ダブルビーム・ガン×2(腕部)
 ビーム・スパイク×2(腕部)
 ハンド・グレネード×4(右腰部)?
携行武装:
 ビーム・ライフル

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION
 第101話「継承の誓い」

U.C.0079 サイド3──
ガトー大尉は、配属先が決定したカイトからの挨拶を受けます。
カイトは、配属願いが受理され、地上機動師団として、地球に降下。
傍らのファルは、兄がガトー大尉への憧れが強過ぎて、最近では、
大尉の喋り方や所作まで真似していると笑っています。
ガトー大尉は、宇宙攻撃軍第302哨戒中隊として、ソロモンに駐留。
ガトー大尉用の06R型がありましたが、早くても降下作戦後だったような。
ブルーディスティニーでもニムバス大尉がルウム戦役で、
06R型に乗ってる回想がありましたが、オリジン時空なのかな??

戻りまして。
ファルは、父の忠臣だったギスケル大尉に、兄がガトー少佐の名を騙り、
このような行動を起こしたのかと訊ねると、内密にと経緯を喋ります。
ガトー少佐の脱出ポッドが地上に墜ちたとの情報を聞き、救助に向かい、
連邦軍よりも先にポッドを発見するものの、ガトー少佐の姿はなく……。
現場がそのままだったため、連邦軍以外の何者かが連れだした後だと推測。
ギスケル大尉もガトー少佐が生きている可能性が多分にあるという
楽観的な考えではなかったのですが、記憶を取り戻しつつあったカイトが
ポッドの近くに埋没していたガトー少佐のヘルメットを発見したことで、
我々がこれから成すべき役目を悟ったのだと語ります。
ファルは、そんな殺戮を兄が望んでいるなんて考えられないとし、
兄と話をさせて欲しいと訴えますが、ギスケル大尉は、この作戦は、
あなたの父上が発案したものだということは、ご存知の筈と答えます。

ネオ・デラーズによるコロニー落としの軌道修正が出来ない状況に陥り、
バスク大佐の軌道艦隊がコロニーを破壊するしか手が無くなります。
ジャマイカン少佐は、失態を挽回すべく、ガトー少佐の拘束を命じます。

モンシア大尉は、持ち帰ったハイザックを使えるように整備を依頼。
整備士は、負荷の掛かった右腕部だけでも1時間は必要だと訴えます。
30分だ。動けばいい、微調整は乗りながらやると、整備士に強く出ます。
整備士は、仕方なく40分で何とかします、と最終的に折れます。
ベイト大尉のあのゲルググを気にしているのか?との言葉に対し、
モンシア大尉は、ガトーが偽物か本物かは今更どうでも良い。
ただ、中途半端に流れた闘いに決着が付けたい。それだけだと返します。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第15話「ケン・ノーランド」

半年前──
ケンの母親と思しきノエミ・ノーランドが亡くなります。
父親とされるスセ家の当主は、彼らを「買った」と言っていていました。
スセ家の当主は、大氏族無き後、成り上がりのセイラン家に代わり、
我がスセ家が復権を果たす時だとします。ケンは、その道具のような扱い。

戻りまして。
ケンは、ミヤビとの通信を切り、最初から敵同士だったとタツミに告げ、
タツミ機の右腕を断斬し、ビーム・サーベルを収め、両手を拡げます。
ミヤビは、何かを悟ったのか、タツミにケン機を撃つように命じます。
状況が飲み込めないタツミは、無抵抗なケン機を前に躊躇します。

□機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
 第10話 白黒(モノクロ)の黙示録(2)

ミア技術少尉は、光学迷彩に対し、違和感のある空間への攻撃を指示。
アルマ少尉は、自分では的確に操縦しているつもりなのですが、
思い通りに機体が追従してくれず、恐慌に陥ります。
そこへ、潔癖性のノアが機体を汚されたことに怒り、シェキナーを発射。
命中こそしませんでしたが、アルマ少尉機を掠め、大岩を抉ります。
アルマ少尉は、光学迷彩機と高出力砲に劣勢を感じ、HLVの破壊を企図。
そんな彼女とは対照的に、ミア技術少尉とヘレナ曹長は、強敵を前にし、
アルマ少尉には、尚更に新機体が必要だと奮起します。

ヘレナ曹長は、射撃を抑えるため、ホワイトライダーに接近戦を挑み、
ミア技術少尉は、砂塵を巻き上げ、ブラックライダーの姿を浮彫にします。
そこを、アルマ少尉機が、ブラックライダーのスチールヤードを破壊。
アキンは、機体が破壊され、叱られると、逆上し、THEMISを発動します。
性能が向上したブラックライダーは、アルマ少尉機を圧倒しますが、
あと一歩の所で、機体が停止し、ホワイトライダーに連れられ、撤退。
アルマ少尉たちは、HLVを回収し、無事に帰還します。

HLVから回収した機体は、外装が無く、フレームの状態で、
イルメラ軍曹たちは、機体の仕様に付いて思案します。
後のケンプファーのように、設計からは、強襲用の仕様が読み取れますが、
帰還を重視していない仕様に対し、キリー少佐は、猛反対します。
また、仕様はまだですが、機体名をティターニアと命名し、
妖精の女王の名に相応しい機体にして欲しいとイルメラ軍曹たちに依頼。
その後、気持ちの逸るアルマ少尉を呼び出します。

ノア・カーペンター[Noah Carpenter]
ホワイトライダーのテストパイロット。27歳。
神経質な性格で、病的な潔癖性。私生活では、白服ばかりを着ているが、
服が汚れると気持ちが落ち着かなくなる。

アキン・ヴァンデンベルグ[Akin Vandenbergh]
ブラックライダーのテストパイロット。18歳。
破壊衝動が強く、物や生物を玩具のように弄び、壊したいという欲望に
駆られている。研究所で虐待を受けていたため、叱られることに対し、
異常な程に恐怖感を抱いている。

□機動戦士ガンダム0079 エピソード ルナツー
 第1話「ルナツーへ」

サイド7から脱出したホワイトベースは、ルナツーに寄港します。
ルナツーへの寄港は、U.C.0079.09.20のことです。

□機動戦史ガンダム武頼
 第弐拾捌話

少しばかり前のこと──
蛇の鉄機が宇栄多藩の城下町を襲撃します。
弾十郎(幸光)は、不動丸で対応しますが、
アマツレイが現れ、幸輝に貸したものを回収に来たと言い、
十種のひとつである死返玉(まかるかへしのたま)を回収します。
弾十郎は、家族の仇だとアマツレイに殴り掛かりますが、
アマツレイは、指を鳴らし、大蛇(おろち)を再起動させます。
そして、宇栄多の地を人質に、道返玉(ちかへしのたま)を要求。
弾十郎は、十種の鍵を知らないと答えます。
すると、不動丸のコクピットに印籠が現れ、中から玉が出て来ます。
弾十郎は、宇栄多の民を守るため、道返玉をアマツレイに渡します。
アマツレイは、祠杜岡で待ってると残し、宇栄多の地を去ります。

弾十郎は、これまでの経緯を千夜たちに語ります。
黒星は、アマツレイの名を天津技研にいた時、資料で見掛けたと。
アマツレイとメガネを掛けた人物の写真と、4人の写真がありました。
4人の中には、黒星のオリジナルと思しき人物も写っていました。
そこへ、十契藩の藩主、半藏が、画叫老人卍を連れて現れます。
彼の師匠は、アマツレイと一緒に写っていたメガネの人物のようで、
その初代画叫老人から、自分が旧時代の人間だと聞かされてきたと。
そして、巫獄三十六景図と書かれた物から多数の紙を取り出します。

祠杜岡藩では、虚のイカルガが戻り、潮のエビスに神器を渡します。
エビスは、素顔のイカルガを見て、予備を用意すると言います。
イカルガは、徳轟総全に聞きたいことがあると詰め寄りますが、
総全は、己が何者か思い出したか、イカルガ。いや、天炉龍侍と問います。
総全は、全ては、取り戻すためだとイカルガに答えます。
人は、世は、選択を迫られていると。
鬼と頑駄無に抗い、未来を回す歯車か、
鬼にも頑駄無にも抗わぬ、過去に回される車輪かを。
旧きもの共を滅ぼさぬ限り、我々の世は来ぬのだと持論を展開します。
そして、イカルガこと、天炉龍侍にお前はどちらだと?選択を迫ります。

□機動戦士ガンダムNT
 第43話『過ちの炎』

ラソイオが仕掛けた時限発砲装置が作動し、ブライアーは、腹部を損傷。
ラソイオは、ブライアーが殺気を感じ取ると推察し、ラソイオの意思が
関与しない自動の発砲装置を仕掛けていました。
22口径のホローポイント弾で、体内に大きなダメージを与えるそうな。
屋敷の周囲でも火事が発見され、消防にも連絡が行きます。

ブライアーは、重傷を負いながらも、ティートを助けるべく行動します。
が、頑ななティートは、彼女が差し出した手をはね除けてしまいます。
ブライアーもボナヴェントも嘘を吐いていたとして、嫌いだと涙します。
ブライアーは、世界中の誰よりもティート様をと言い掛け、絶命します。
ティートは、この時初めて、ブライアーの傷に気付き、駆け寄ります。
彼女を呼ぶティートの声に応えることなく、また、フラニーも消えます。

そこへ、ラソイオが現れ、お前は、オレだとドッグタグを手渡します。
誰からも愛されずに生まれ、誰からも愛されずに育った、オレとな。
ドッグタグを受け取ったティートは、何かに導かれるように拳銃を拾い、
ラソイオへと銃口を構えます。ラソイオは、傑作だ。やっぱりお前は、
オレと同じなんだ。オレと一緒に地獄にと言い掛けた所で、銃殺されます。
何発目かの銃弾が跳弾し、ティートの右眼を掠り、傷付けます。
会長代理が駆け付け、唯一生存していたティートと共に避難します。

コロニー貨物船労働協会本部が全焼し、この事件により、屋敷内にいた
ほぼ全ての人間が死亡し、協会は、会長を含む幹部の大多数を失います。
協会は、業務統治や管理を行うことが事実上不可能な状態に陥り、
協会の業務は、連邦商務省から派遣された特任斑に委任されることになり、
協会の一部勢力が実施していたストライキは、即日に解除され、
サイド3において、長らく続いていた混乱の一部も回収されます。

そして、コロニー貨物船労働協会の解体を含めた、組織再編が
コロニーと連邦の両高官により、執り行われることになります。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
 最終話:後編[Resonance IV」

タイタニアIIから染み出して来たシロッコを慕う情念がマシロに迫り、
包み込もうとした瞬間、シロッコの思念がそれらを引き裂きます。
シロッコの思念は、これらの無秩序な大衆の望を感情で受け止めては、
容易に圧し潰されてしまうとし、絶対的指導者は、常人には務まらないと。
それでも、その道を往くのか?と、思念は、マシロに問い掛けます。
マシロが首肯すると、シロッコの思念は、世俗に生きる者には、
私の記憶も能力も呪縛でしかないと言い、それらをマシロから分離します。
そして、ただのお前として、生きて見せろと、マシロの前から消失します。

マシロは、古城のようなフィーの深層に赴きます。
閉ざされた巨大な扉を前に、玉座で膝を抱えるフィーに語り掛けます。
フィーは、先鋭化されていたとは言え、表に出た攻撃性は、私のもの。
こんな身勝手な破壊衝動を抱えていたなんてと、自分に恐怖します。
これを聞き、マシロは、それは、俺も同じことだと答えます。
シャマールも俺だとして、犯した過ちは、自分とは無縁では無いとも。
だけど、あいつを否定する自分もちゃんとここにいると持論を話します。
また、シロッコも戦争を遊びとし、他人を駒のように動かし、
サイコマシーンで、誰かを操ろうとしたのかも知れないが、
それがシロッコの全てではなく、世界を救えるのは、自分だけだとし、
ならば自分がやらなければと、そう思える男でもあったと評します。
先鋭化し過ぎた直感や感情でも、肥大化し過ぎた理性でもいけない。
俺たちは、その間に居続けるんだと閉ざされた扉を開け、フィーと対面。
フィーは、マシロの言葉を、硝子のロープを目隠しで渡るようだとし、
マシロは、滑り落ちないように、人と人は、繋がるんだと手を取ります。

瞬間、タイタニアIIから脱出ポッドが射出され、マシロは、後を追います。
タイタニアIIが背後で爆発し、オーヴェロンは、ポッドの方に飛ばされます。
マシロは、必死にポッドを捉えようとしますが、シロッコの言葉通り、
彼の記憶も能力もマシロには無く、操縦方法をも忘れてしまいます。
それでも何とかポッドを捉えると、接触通信で、フィーに話し掛けます。
が、フィーは、マシロのことは疎か、自分のことも判らない様子……。
マシロは、戸惑うフィーに優しく語り掛けます。
 俺たちが進む未来を一緒に考えよう、生まれ変わったつもりで、と。

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