池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

きくらげとキャベツの炒め物にみる家庭の味の生まれ方

2020-03-09 16:46:14 | 料理・グルメ

先日、好物のキクラゲとキャベツの炒め物を作っている時、

結構な頻度で作って食べているなあ、と思いつつ

(最近は、冷蔵庫のキャベツが芯に近くなると、キャベツと食感のある炒め物にしがち)

 

元々は、キクラゲと豚肉と卵の炒め物じゃなかったっけ?

あるいは、豚肉とキャベツと卵の炒め物だったっけ?

いつから、キクラゲとキャベツだけになったんだっけ?

味付けも、元々は、ニンニク、生姜、醤油、酒、オイスターソースだったのが、

今では、ニンニク、醤油、酒だけになっているし、、、

 

と、一昨年末からの写真をチェックして、料理の変遷(変化)を調べてみました。

何故、一昨年末からかと言うと、楽天ブログに”きくらげ豚卵”のレシピをUPしているのが、2018年12月でしたので、そこを出発点として。

なお、この時点では、

豚肉の下味が酒で、味付け(香り付け)で紹興酒を使い、

長ネギの青い部分も、臭みを取るために使っていましたので、

一番凝った、丁寧な、味わいの深い料理でした。

 

2019年に入り春先には、豚肉と卵とキャベツの”豚たま春キャベツ炒め”も楽天レシピにUPしていました。

こちらは、醤油、酒、鶏がらスープのあっさりめ。

私の八宝菜の味付けに近いですね。

 

並行して、きくらげ豚卵も作っているのですが、

梅雨時、キャベツでかさ増しした、きくらげ豚卵キャベツが登場します。

確か、野菜炒めとかヤムウンセンにもきくらげを使っていて、

きくらげが足りない時、豚肉とキャベツと卵の炒め物が美味しいなら、キャベツを加えても美味しいはず、と思ったような。

(パッと見、きくらげが少ない)

そして、この組み合わせがしばらく続いていますが、

ある時、卵がなくなります。

当初、炒め終わりに水分を、炒り卵に吸わせていましたが、

食感が合わないと思う様になったのと、キャベツで甘さが加わったので、卵は入れなくてもいいや、と思った記憶があります。

(あと、フライパンが焦げ付き始め、炒り卵を作りにくくなったことも理由のひとつだったかも)

 

次に、豚肉がなくなりました。

これは、、、キャベツ、きくらげに比べて、豚肉のコストが高いと思ったからだったかな(笑)

(なお、きくらげは業務スーパーで買うと、めっちゃ安い)

ともあれ、私にとってメインはきくらげなので、きくらげを中心にこのように淘汰されてきました。

 

また、この辺りから、食べている環境(ダイニングテーブルでパソコン見ながら、飲み食いしている)の写真になっており、

副菜が何だったのかもわかりますが、冷奴が多かったのは、きくらげとキャベツでビタミンと食物繊維、豆腐で植物性タンパク質と、バランスを意識しているからです。

 

2020年に入り、一発目は卵が復活していましたが、これは豚肉のない、きくらげ、卵、キャベツのパターン。

でも定番は、きくらげとキャベツだけ。

味付けが、どう引き算されていったのかは、写真からはわかりにくいのですが、

この辺りでは、すでに醤油と酒と下ろしたニンニクでしたね。

ニンニクの量が、一昨年に比べれば明らかに増えていて、オイスターソースを加えると味が濃く感じたからだったかな。

そして、ニンニクが多いので、生姜を入れても香りが消されるのと、豚肉も入れなくなったので、下ろし生姜も入れなくなったと。

そして、これが直近のきくらげとキャベツの炒め物ですが、今年に入ってからキャベツの芯が多くなっているのがわかります。

キャベツが小さく、芯に近くなったらこの料理、というパターンが定着しています。

 

こうして見ると、自分の事ながらなかなか興味深く、

実は、家庭の味とか、お母さんの手抜き料理って、こんな風に出来ていくものかもしれませんね(笑)

生憎、この様にリファインされていく料理は、私一人だけの時なので、家庭の味にはなっておらず、

我が家の家庭の味は、好き嫌いの激しい奥さんがいる時の、無難な味付け?

というか、特別な味付けの必要がない料理ばかりだから、家庭の味にはなっていないかな。

ちと寂しい気もするが、まあ、仕方ない。

裏メニューでは、私だけの家庭の味を作っていくことにします。

ではでは


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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