久々に予定の無い休日。
いい気候なので家でテレビを観て過ごすのはもったいない。
カッパさんがどこかへ行きたがった。
でもどこに連れていってあげたらいいのやら。
休日はどこも混んでいるだろうし・・・。
するとカッパさんが
「ぼく、ハイキングに行って来るわ」と
珍しく物分りの言い言葉を吐いた。
それなら私は以前から訪れたかったカフェに行こうと
密かに計画した。
夫婦が別々に行動することは何と意義のあることか!
(↑と勝手に思っている)
休みの前日に私はうきうきしていた。
ところがカッパさんは
「明日、花粉が多そうやからハイキングやめるわ」と
ほざいた!!
えーーーー!
おっさんが一人家にいると言うことは
昼食の用意をしなきゃいけねえ。
世の主婦たちは、これが面倒くさい。
おちおち外出もできない。
最近のカッパさんは
アマゾンから「最高の人生の終わり方」とか言う本を
取り寄せたりして、
なぜか生きる希望をなくしている。
長い間、日光にも当っていない。
暗い・・・。
やたら死生観を私にぶつけてきて、うっとうしい。
せっかくの良い気候なので、
日の光を思いっきり浴びさせたい。
「何でハイキング、やめるの?」(私)
「風邪の後遺症かな?肺が痛い・・・」
「それさーー肺の病気ちゃうかな?」
「いやいや咳が長引いたからやと思う」
「喘息かも?」
「・・・」
「近所に呼吸器内科の病院があるから行った方がいいで」
「・・・」
「絶対に変な病気や!ガンかも知れへんで!!病院行きー」
と病院に行けと言う私の嫌味が効いたのか、
いつのまにか、カッパさんはハイキングの地図をコピーしたり、
電車の時刻などを調べ始めた。
やった!!
行く気になりよった。
これで私のひとりカフェ計画を実行できる。
ばんざーーい\(^O^)/♪
つづく
何かの拍子で知ったスチームクリーム。
早速アマゾンで調べてみると、
アマゾンが売っているのはパチモンらしく、レビューが酷評。
では真似されるくらい優秀なクリームなのか・・・
と、俄然興味が沸いた。
ちゃんと店舗があるみたいなので、
梅田に行ったときに店に寄ってみた。
お菓子の缶のように、キラキラと可愛らしいデザインが
所狭しと並んでいる。
店員さんが「缶のデザインが違うだけで中身は一緒ですよー」
と教えてくれた。
ちょうどホワイトデーのお返しに、
いいものないか探していたところだった。
税込みで1620円。
安くはないが高くもない。
自分用とギフト用と二つ買った。
自分用のものでも
「これ、カッパさんにお土産」と言って渡すと
いつも大喜びする。
欲しくない物でも、『あげる』と言われると
有頂天になるのだ。
バカでよかった。
カッパさんはお花をあしらった可愛らしい缶を
嬉しそうに開けた。
「全身に使えるクリームだよ」と言って手に塗ってやった。
もう満足そうだ。
これで小芝居は終わり。
カッパさんは気が済んだだろうから、クリームはもう使わないと思う。
これで私のものだ。儀式は済んだ。(面倒くさいなーーー)
手や顔に塗るとすごく良い香りがする。
アロマの香りだ。癒される・・・。
顔に塗ってももちろんいいし、
髪の毛に塗ってもいい感じだ。
気に入った。
うっかり口に入っても化学薬品特有の苦い味がしないので、
いい成分を使っているようだ。
1週間経ち、もう1/3が減ってしまった。
調子に乗って使いすぎた。
毎日、顔に塗っている。
香りが好きだから・・・。
しかし、ハッと気付いた。
買ったばかりのニベアの青缶。
まだいっぱい残っている。
これも、全身に使えるんだよね~。
いつも机の上に置いて
手や唇が乾燥したらにすぐ塗るようにしていた。
唇に塗るとヤマンバギャルか「アダモステ」になる。
私は唇が白いまま、スーパーで買い物したことがある。
カッパさんも私の顔を見てるくせに何も言わずスルー。
ま、それぐらい愛していたニベアを
私は裏切ってしまった。
本命ができたけど、キープでもいいかな?
思わずニベアに問うてみる。
でもね、スチームクリームは早晩なくなっちゃう。
そのときがニベアの出番だ。
本命、スチームクリーム。
愛人がニベア。
これでいい。
このスタイルでこれからも行くと決めた。