世紀の番狂わせと言われたアメリカの大統領選挙。
ヒラリー候補の方が得票が多かったのに、
トランプが選ばれた。
アメリカの選挙システムが特殊なために、
このような結果になった。
日本においては国民は総理大臣を選べない。
与党内の選挙で総裁に選ばれた人が総理の地位につくのだ。
自国の首長が、国民の純粋な投票で選ばれないのは、
なんとなくもどかしく感じる。
政治以外でも民意=結果にはつながらない。
たとえば1年に1回の日本アカデミー賞。
作品賞は興行成績は関係なく、
映画関係者によって選ばれる。
また俳優の最優秀賞となれば、
「また、あの人?」って言う常連の俳優・女優が取ったりする。
まず樹木希林。ぜったい取るね。
真木よう子。男性審査員の好みのタイプなんだろうね。
以前は吉永小百合がお約束だった。
佐藤浩市。鉄板ですわ。
西田敏行。言わずもがな。
もっと、魂をゆさぶる演技をした人いっぱいいるよ?
毎回見るたびにがっかりしちゃうんだよね。
そして「本屋大賞」
小難しい作家が選ぶんじゃなくて、
身近な本屋の店員さんが選ぶ本だから、
きっと一般受けする作品だろうな・・・って思ってた。
しかし、
なんだか最近は本屋の店員さんが、
小難しい作家と同じような領域に入っちゃった。
「私、本屋の店員なんで意識高いんです」と言わんばかりだ。
購買側の読者が置いてけぼりをくらった感じ?
私ら本好きは、面白い本が読みたいのであって、
高い意識を持たないと読めない本は、
読みたくないんですわ。
そして本つながりで「このミステリーがすごい!」
これも、最近はマニアックな内容に傾いた感があり、
1位の本よりも下位の本の方が面白かったりする。
っつーか1位の本は手を付けない方が無難だ。
ミステリ上級者でなければ、読んでもイマイチ感動できない。
こうやって身近で世間話的な評価が
だんだんと難しい領域へ進み、
一部の賢い奴しか入会できないフリーメーソンになって行く。
しかし、賢い奴はあくまで少数派であり、
普通かバカが多数派なのだ。
だから多数派目線で評価をお願いしたい。
とは言えギャル向け主婦向けの「これがおすすめ本」とかが、
めっちゃレベルの低い内容であったりする。
活字の大きい、読書初心者向けだったり、
下手したらコミックとかだったりする。
(コミックが悪いんでないが、活字の方が想像世界が広がるので)
女性をなめんとか!?と思ってしまう。
なので、普通かバカ対象であっても、
一番の底辺をすすめて欲しくないわけだ。
普通よりちょっと上の、
「うふふ、難しいかなと思ったけど結構面白かった♪」的な、
読むことでブラッシュアップできるような本がいいのだ。
そんな感じで、
普通の人が選ぶ映画や本などのランキングがあれば、
すごく参考になるのになぁ・・・と思う今日この頃。