カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

民意は反映されないのか

2017-01-20 10:42:34 | ちょっとしたつぶやき


世紀の番狂わせと言われたアメリカの大統領選挙。

ヒラリー候補の方が得票が多かったのに、

トランプが選ばれた。

アメリカの選挙システムが特殊なために、

このような結果になった。

日本においては国民は総理大臣を選べない。

与党内の選挙で総裁に選ばれた人が総理の地位につくのだ。

自国の首長が、国民の純粋な投票で選ばれないのは、

なんとなくもどかしく感じる。


政治以外でも民意=結果にはつながらない。

たとえば1年に1回の日本アカデミー賞。

作品賞は興行成績は関係なく、

映画関係者によって選ばれる。

また俳優の最優秀賞となれば、

「また、あの人?」って言う常連の俳優・女優が取ったりする。

まず樹木希林。ぜったい取るね。

真木よう子。男性審査員の好みのタイプなんだろうね。

以前は吉永小百合がお約束だった。

佐藤浩市。鉄板ですわ。

西田敏行。言わずもがな。

もっと、魂をゆさぶる演技をした人いっぱいいるよ?

毎回見るたびにがっかりしちゃうんだよね。

そして「本屋大賞」

小難しい作家が選ぶんじゃなくて、

身近な本屋の店員さんが選ぶ本だから、

きっと一般受けする作品だろうな・・・って思ってた。

しかし、

なんだか最近は本屋の店員さんが、

小難しい作家と同じような領域に入っちゃった。

「私、本屋の店員なんで意識高いんです」と言わんばかりだ。

購買側の読者が置いてけぼりをくらった感じ?

私ら本好きは、面白い本が読みたいのであって、

高い意識を持たないと読めない本は、

読みたくないんですわ。

そして本つながりで「このミステリーがすごい!」

これも、最近はマニアックな内容に傾いた感があり、

1位の本よりも下位の本の方が面白かったりする。

っつーか1位の本は手を付けない方が無難だ。

ミステリ上級者でなければ、読んでもイマイチ感動できない。


こうやって身近で世間話的な評価が

だんだんと難しい領域へ進み、

一部の賢い奴しか入会できないフリーメーソンになって行く。

しかし、賢い奴はあくまで少数派であり、

普通かバカが多数派なのだ。


だから多数派目線で評価をお願いしたい。

とは言えギャル向け主婦向けの「これがおすすめ本」とかが、

めっちゃレベルの低い内容であったりする。

活字の大きい、読書初心者向けだったり、

下手したらコミックとかだったりする。

(コミックが悪いんでないが、活字の方が想像世界が広がるので)

女性をなめんとか!?と思ってしまう。

なので、普通かバカ対象であっても、

一番の底辺をすすめて欲しくないわけだ。

普通よりちょっと上の、

「うふふ、難しいかなと思ったけど結構面白かった♪」的な、

読むことでブラッシュアップできるような本がいいのだ。


そんな感じで、

普通の人が選ぶ映画や本などのランキングがあれば、

すごく参考になるのになぁ・・・と思う今日この頃。

コメント
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