タイトルのような乙女チックな内容ではない。
だからと言って怒らないでね。
とうとうこの間、食べ損ねたステーキランチのリベンジに行ってきた!!!
なぜ?どうして?だよね。
まあまあ・・・ちゃんと説明するから待ってね。
実は、カッパさんが連休に一泊旅行を決行したのだ。
行くとは言ってたけど、結局行かないこともあるので、
私はあまり期待していなかったのだ。
でも、行ってくれた。
ひゃっほーーーー!!
自由な時間だよーーーー?
どうしよっかなーーー?
と、いう訳でこの間の店のリベンジさ。
もたもたしてたらサービスタイムが終わっちゃうからね。
もちろん「おひとり様」。
もう慣れたもんよ。
前回は12時にのこのこ行ったから売り切れていたのだ。
開店と同時に入店したら、たぶんありつけるだろう。
たぶんね。経験則だ。
よしよし。
で、余裕をみて11時20分に店に着いた。
一人だったら恥ずかしいなぁーなどと思っていたら、
すでに10人ほど待っている。
でも、例えステーキランチが限定10食だとしても、
全員が食べるわきゃないよね。
大丈夫私にも回ってくる。
ウェイティングシートに名前を書いて待っていると、
次から次へと人が来る。まだまだ来る。すごい来る。
店の前のフロアが通勤電車なみに満杯状態だ。
11:30分きっかりに店のドアが開く。
「まず予約の方からご案内いたします」と店員が言った。
あーそうだよね。予約の人もいるよね。
と思っていたら、待っている人の8割が予約だった。
がーーーーん!!!
そんなに居たのーーー?
ど動揺が隠しきれない。
そして、しばらくして名簿の先頭3組が通してもらえた。
それでも順番を待っている間、後から来た予約客がどんどんと中に入っていく。
名簿順だと次は私。
でもね、うん?
私の次の人が店に通されている。先頭の3組同様「済」と記入されている。
どう言うことだろか?私、もしかして飛ばされた?
もう、あたしゃ気が気じゃない。
店の前で30分は待っているよ。
これで中に通されてもステーキランチが売り切れていたらどうするのさ!!
リベンジになんないじゃん!!
それに前回も混んでいたけど、今回も混んでいる。
一体いつになったら待たずにランチにありつけられるのか?
私とこの店は相性が悪いのかもしれない。
そんなときユーミンの名曲『Destiny』が頭をよぎった。
彼氏に振られた女性が、いつか見返してやると、
常に完璧におしゃれをしていたのに、
油断して普段着のときに彼氏と出会ってしまったと言う内容だ。
彼とは決してよりを戻せない運命だと知るのだ。
全然、ニュアンスが違うが、
私が何度通っても、ステーキランチにはありつけない運命なのだ。
そうDestinyなのだ。
もうあきらめよう・・・と思っていたら店員が出てきて名前を呼んだ。
その時私はステーキランチが売り切れていたときの文句を言う為に、
「私の次の人が先に呼ばれているみたいですけど、どう言うことですか?」
と闘志むき出しで詰め寄った。
すると店員は「この方は予約されていた方です」と答えた。
もうーーー客め!!なんでシートに名前書いたの?
ややこしいことすんなよーー!!
私と店員との間で気まずい空気が流れた。
目でわかる。この店員はクレームに反発するタイプだ。言わなきゃよかった。
席に通されたのでオーダーしようとしたら、もう店員の姿はなかった。
しばらく待っていると、別の客を案内しているし、オーダーも取っている。
待て待て待てーーーーー!!!
こっちが先じゃろがーーー!!
私が慌てて「すみませーん」と叫ぶと別の愛想のよい店員がやってきた。
「あの、これ!これちょうだい!!」と震えながらメニューを指さす。
一瞬の間があったが、「はいかしこまりました」とうなずいた。
ここでようやく私の中にロッキーの勝利のテーマが鳴り響いた。
やったよ、やったよ母ちゃんは!母ちゃんはね頑張ったよ。
ステーキランチが食べられるんだよ。
と誰にともなく呟いたとも!
ああーーー夢にまで見たステーキランチ。
やっと・・・やっとありつけるよ。
長かった・・・。長い道のりだった。
私は念のためクーポンも調べておいた。
合言葉を伝えるとグラスワインが付いてくるのだ。(前回は調査が不十分だった)
愛想のよい店員がプレートを持ってきてくれたときに、
卑屈にさえ見えるような態度で合言葉を伝え、グラスワインを頼んだ。
ステーキもエビフライもどれもこれも美味しい!!
サイコーー!
ノッてるかいーー?イエーーーイ!!
と頭の中でライブ状態だよ。完全に手ぬぐい振ってたね。
そして無料のワインもとっても美味しかったのだ。
あまりに美味しくてワインの銘柄を会計の時に尋ねてしまった。
こうして無事リベンジが成功した。
再訪するときに、店はつぶれていないだろうが、
もう少し客は減っているだろうなと思うし、そう願わずにはいられない。