カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

店とユーミンと私

2018-09-25 13:41:37 | 日常のあれこれ


タイトルのような乙女チックな内容ではない。

だからと言って怒らないでね。

とうとうこの間、食べ損ねたステーキランチのリベンジに行ってきた!!!

なぜ?どうして?だよね。

まあまあ・・・ちゃんと説明するから待ってね。

実は、カッパさんが連休に一泊旅行を決行したのだ。

行くとは言ってたけど、結局行かないこともあるので、

私はあまり期待していなかったのだ。

でも、行ってくれた。

ひゃっほーーーー!!

自由な時間だよーーーー?

どうしよっかなーーー?

と、いう訳でこの間の店のリベンジさ。

もたもたしてたらサービスタイムが終わっちゃうからね。

もちろん「おひとり様」。

もう慣れたもんよ。

前回は12時にのこのこ行ったから売り切れていたのだ。

開店と同時に入店したら、たぶんありつけるだろう。

たぶんね。経験則だ。

よしよし。

で、余裕をみて11時20分に店に着いた。

一人だったら恥ずかしいなぁーなどと思っていたら、

すでに10人ほど待っている。

でも、例えステーキランチが限定10食だとしても、

全員が食べるわきゃないよね。

大丈夫私にも回ってくる。

ウェイティングシートに名前を書いて待っていると、

次から次へと人が来る。まだまだ来る。すごい来る。

店の前のフロアが通勤電車なみに満杯状態だ。

11:30分きっかりに店のドアが開く。

「まず予約の方からご案内いたします」と店員が言った。

あーそうだよね。予約の人もいるよね。

と思っていたら、待っている人の8割が予約だった。

がーーーーん!!!

そんなに居たのーーー?

ど動揺が隠しきれない。

そして、しばらくして名簿の先頭3組が通してもらえた。

それでも順番を待っている間、後から来た予約客がどんどんと中に入っていく。

名簿順だと次は私。

でもね、うん?

私の次の人が店に通されている。先頭の3組同様「済」と記入されている。

どう言うことだろか?私、もしかして飛ばされた?

もう、あたしゃ気が気じゃない。

店の前で30分は待っているよ。

これで中に通されてもステーキランチが売り切れていたらどうするのさ!!

リベンジになんないじゃん!!

それに前回も混んでいたけど、今回も混んでいる。

一体いつになったら待たずにランチにありつけられるのか?

私とこの店は相性が悪いのかもしれない。

そんなときユーミンの名曲『Destiny』が頭をよぎった。

彼氏に振られた女性が、いつか見返してやると、

常に完璧におしゃれをしていたのに、

油断して普段着のときに彼氏と出会ってしまったと言う内容だ。

彼とは決してよりを戻せない運命だと知るのだ。

全然、ニュアンスが違うが、

私が何度通っても、ステーキランチにはありつけない運命なのだ。

そうDestinyなのだ。

もうあきらめよう・・・と思っていたら店員が出てきて名前を呼んだ。

その時私はステーキランチが売り切れていたときの文句を言う為に、

「私の次の人が先に呼ばれているみたいですけど、どう言うことですか?」

と闘志むき出しで詰め寄った。

すると店員は「この方は予約されていた方です」と答えた。

もうーーー客め!!なんでシートに名前書いたの?

ややこしいことすんなよーー!!

私と店員との間で気まずい空気が流れた。

目でわかる。この店員はクレームに反発するタイプだ。言わなきゃよかった。

席に通されたのでオーダーしようとしたら、もう店員の姿はなかった。

しばらく待っていると、別の客を案内しているし、オーダーも取っている。

待て待て待てーーーーー!!!

こっちが先じゃろがーーー!!

私が慌てて「すみませーん」と叫ぶと別の愛想のよい店員がやってきた。

「あの、これ!これちょうだい!!」と震えながらメニューを指さす。

一瞬の間があったが、「はいかしこまりました」とうなずいた。

ここでようやく私の中にロッキーの勝利のテーマが鳴り響いた。

やったよ、やったよ母ちゃんは!母ちゃんはね頑張ったよ。

ステーキランチが食べられるんだよ。

と誰にともなく呟いたとも!

ああーーー夢にまで見たステーキランチ。

やっと・・・やっとありつけるよ。

長かった・・・。長い道のりだった。

私は念のためクーポンも調べておいた。

合言葉を伝えるとグラスワインが付いてくるのだ。(前回は調査が不十分だった)

愛想のよい店員がプレートを持ってきてくれたときに、

卑屈にさえ見えるような態度で合言葉を伝え、グラスワインを頼んだ。

ステーキもエビフライもどれもこれも美味しい!!

サイコーー!

ノッてるかいーー?イエーーーイ!!

と頭の中でライブ状態だよ。完全に手ぬぐい振ってたね。

そして無料のワインもとっても美味しかったのだ。

あまりに美味しくてワインの銘柄を会計の時に尋ねてしまった。


こうして無事リベンジが成功した。

再訪するときに、店はつぶれていないだろうが、

もう少し客は減っているだろうなと思うし、そう願わずにはいられない。

コメント
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