コロナ禍のニュースばかりで目立たないが、
今年は戦後75年、節目の年だ。
75年も経つと戦争肯定派の多くがこの世を去ったせいか、
「あの戦争は間違いだった」と堂々と言える風潮になった。
それでも、あの戦争は回避できなかったと唱える人もいるだろうが、
「十分回避できた」と言える資料や証言も続々と出てきている。
間違いだったと認めた日本は、
当時の植民地だった国に対してキチンと謝罪を行ったのだろうか?
戦後の日本はODAなどの援助はしたし、
それに応えて恩讐を捨てた国もあるだろう。
でも、なんかやり方が間違っていると思うのは私だけか?
国家元首(日本は総理大臣かな)が植民地全てを回って謝罪するのが筋のような気がする。
もちろん戦後は総理大臣はコロコロ変わったので、リレーでもよかった。
隣の国、韓国ももしかしたら、それで少しは溜飲を下げてくれたかも知れない。
(それだけでは足りないと言われるだろうけど)
ま、そんな私のど素人の戦争観なんてどうでもいい。
今年はコロナ禍に埋もれてはいるが、
戦争についてのメディアの地味で根強い発信があり、
私はいつになくそれに興味を持ってしまった。
戦争のことなんか全く興味がなかったのにね。
ただ、周りに戦争のことを話してくれる人がいない。
終戦の時、母はまだ5才だ。何も覚えていない。
私が若いころに祖父母4人は他界。
唯一の証言者は伯母ぐらいだ。
ただ伯母も終戦のとき9才。どうだろう・・・?
それに普段陽気な伯母にシリアスな話を聞くのも気が引ける。
でも、今年は読売新聞でも色んな識者の話も読めたので、
十分かも知れない。
あとNHKで放送していた「あちこちのすずさん」は見ごたえがあった。
これはBDに焼いて永久保存しようと思った。
なんならタイムカプセルに入れて埋めてもいい。埋める場所がないけど。
そんなことを考えるくらい、この夏は戦争について色々と情報を取り込んだ。
取り込んだしりから忘れている。・・・それは言うなっ!!
そんでもって、ちょっぴり自分が偉くなったと思っている。
でも、カッパさんにこんな難しい話をしても、関心ないだろうな。
だからBDをタイムカプセルに埋めて10年後に取り出し、
カッパさんに観せてやる。
もちろん、カッパさんの大好物のお寿司を添えて・・・。