加齢のせいか体のあちこちが痛い。
静から動への急な動作に、体が悲鳴をあげる。
例えば朝、目覚まし時計を止めるとき。
急に腕を伸ばしたもんだから、めっちゃ痛かった。
テレビを観ているとき、ピンポンが鳴ったので立ち上がったら、
腰が変になった。
食器を洗っているとき右胸のあたりに激痛が走った。
乳ガンか!?と怖ろしくなる。
そんなことが毎日オンパレード。
今はそーっと気を付けて動いている。
そして、椅子に座って痛い場所を確認していると、
「もうすぐ死ぬんじゃないか・・・」などと不安に襲われる。
もしかしたら痛いのは筋肉ではなくて内臓ではないか?
もうすでに末期のガンではないか?
と怖ろしいことを考えてしまう。
とりあえず『もしもノート』は完成させておこう。
ただどこに保管するか考えていない。
何かあってもカッパさんのことだから、そんなノートに気も留めず、
騒ぎまくるだけだろうな。
私が死んだときに冷静に対処してくれそうな家族が浮かばない。
母、姉、姪二人、義父母、義妹・・・
どれも頼りにならなさそうだ。
この中で一番頼りになるのは私だ。(根拠のない自信)
みんなの期待が常に私に集まっている。(と思う)
死んでも幽霊になってあれこれアドバイスしなきゃだな。
幽霊になる方法を勉強しておこう。
頼むからお祓いなんかするなよ!
さて話は変わる。
最近、近所のスーパーにセルフレジが設置された。
しばらくの間、レジ付近は阿鼻叫喚の様相を呈していたが、
ようやく落ち着いたようだ。
こんな感じで機械化がどんどん進んでいくんだろうな。
私たちもついて行かないと、おいおい死んでいられない。
お客さんがアイフォンの最新機種を買ったらしい。
10万円以上する値段に驚いた。
「でもSIMフリーなんで、基本料金安いですよ」
もうチンプンカンプンだ。意味わかんねーー!
カッパさんがSIMフリーに喰いついて、
「フクちゃん、SIMフリー僕らもやろうよ」と嬉しそうに言う。
IT音痴のくせにできんのか?
どうせカッパさんはややこしいことは全部私に押付ける気だ。
「そうねーやろうねーホッホッホー」
適当にうなずいてやった。
既存のキャリアでも十分に安くなっているし、
よくわからない世界に飛び込むのは怖い。
そんな感じで当分は今のキャリア継続と言うことで、ホッホッホー。