和歌山県の生石(おいし)高原にススキを見に行った。
家からは高速道路を使って2時間ほど。
運転嫌いのカッパさんにしたら、かなりの長旅だ。
でもカッパさんが「行きたい」と言い出したのだ。
弱音は許さないよ。
天気が良かったので、ほんと素晴らしい眺めだ。
身も心も浄化されるようだわ。
生石神社にも寄ってみた。
高原からは意外と距離があって(歩いて20分くらいか)、
途中へこたれそうになったが、
神社の巨岩が見事で、行った甲斐はあったかな、と・・・。
まあ行かなくてもいいかも知れない。
強くはすすめない。
神社とはそんなもんだ。(←勝手に納得)
さて、いつものことなのだが、
観光地での食事探しは大変である。
高速に乗る前に済ませておきたい気持ちがある。
“この土地ならではの料理”とか“この土地で人気の店”を味わいたい。
まず私がグーグルマップや食べログで目ぼしい店をピックアップするのだが、
道路の右側の店だと、まずパス。
そして左側であっても、
大手チェーンの飲食店でなければ看板が地味で、
たいがい、見逃す。
私は100m手前から指示しているのだが、カッパさんは減速してくれないしね。
通過する直前に「あ、ここだ!」とわかっても後の祭り。
カッパさんはわざわざUターンはしない。
いつもこうだ。
前日にグーグルビューで念入りに確認していても、
実際に車で走っているとわからないものだ。
そこで私は考えた。
カッパさんには近くまで来たら、車で待っていてもらう。
そして私が歩いて店を確認する。
それがベストな方法だと思う。
たまにマップとは店の入り口の向きが違う時もあるので、
やっぱり人の足で探した方が確実だ。
たまに、そうまでして店に辿り着いたことは何度もある。
でも、でもね・・・
苦労してまで行くほどでもなかったなって思うことも多々あるんだよな。
そんなときカッパさんの視線を受け止めるのが
めっちゃツライんすわ。
私は「ここの店にしてよかったねーーー!!」ってカラ元気出す。
「お茶おいしいねーーー!!」
「そっかぁ?普通やで」
などと不毛な会話で、お茶を濁すしかないのである。