２４時間テレビテーマソング「サライ」について

今年も２４時間テレビの時期がやってきた。

私はあのテーマソングが好きでない。

いや大嫌いだ。

耳にするのも嫌だ。

特に心に響くものがない。

手垢のついたメロディのつぎはぎに思える。

出だしは「五番街のマリーへ」そっくり。

サビはプロが使う手腕そのもの。

ダイナミックに持っていってるだけ。

きっと似たようなメロディがいっぱいあると思う。


その陳腐な歌をよくも毎年使うもんだ、

と私はあきれている。

こんな風に毒づいているのは私だけだろうか？


作詞作曲をした谷村新司や加山雄三は決して悪くない。

２４時間の中で作らなければならなかったからだ。

とりあえずカタチにしただけだと思う。

こんな何年も使いまわされるなんて

思いもしなかったと思う。

本当なら半年も前から依頼があってしかるべきだ。

心に残る曲って

練りに練ったものか、

あるいはヒラメキかのどちらかだと思う。

強制されて時間限定で作るものではない。

番組の趣旨を裏切って、

あの曲が何ヶ月も前から用意されていたものだとは

とても思えない。やっぱり即興だと思う。



フィナーレで平行して流れるＺＡＲＤの「負けないで」の歌は

つい口ずさんでしまう。

こっちの方がよっぽど名曲だ。

これをテーマ曲にすべきだ。


それか、

できることなら谷村新司と加山雄三に

もう一度チャンスを与えて欲しい。

そしてじっくり時間をかけて、二人が納得できるような曲を

発表してほしい。


そして心の底から、さらば「サライ」と言ってみたい。