カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

カッパさんと北浜界隈

2018-10-09 11:20:20 | おでかけ・イベント


カッパさんは先日の一人旅で、

三重県は桑名にある「六華苑」に行ったらしい。

その見事な洋風建築に心を奪われたようだ。


「僕、洋館とかすごい好きみたい~」

カッパさんはプリンセスを心に住まわせているらしく、

前は「お花畑に行きたい~」と身体をくねらせていた。

オッサンのくせに!!


昨日も

「いい気候やから洋館でも見に行こか~」

と空を見上げて提案してきた。

私は家でいろいろとやりたいことがあったのだが、

ここんとこずっとカッパさんの誘いをスルーしてきたので、

たまには機嫌をとっておこうと思った。

でも、もうお昼だ・・・。

「うーん、神戸の異人館なら洋館いっぱいあるけど・・・」

と私が言うと、

「僕、異人館行ったことないねんーーーうわーー行きたいー!!」

と大はしゃぎ。

あたしゃ、今年の3月に行ったばかりだ。

連休は人も多かろう。

私は乗り気でなかったので、

「そう言えば台風21号の影響でかなり被災してるみたい」

と適当なこと(=うそ)を言ったら、カッパさんはすごく残念がった。

お昼から出発して夕方に帰って来れる洋館(?)のある場所・・・うーん、

北浜ならどうだろうか・・・

洋館と言うよりレトロ建築なのだけどね。

カッパさんは、お城みたいな洋館がいいねんけどなぁ・・・

とぶつぶつ言っていたが、結局、北浜へ繰り出すことにした。

実は私は北浜が大好きで、

一人でぶらぶらしに行くことも多い。

カッパさんはレトロビル初心者なので、

特に有名なビルを私は案内した。

全部、徒歩圏内なので助かる。

途中、オサレなカフェで休憩も取った。

こんなビジネス街にカッパがいることが不思議だ。





レトロビルの多くは大正時代に建築されているので、

風化や天災による損傷が激しい。

部分的に補修したり、あるいはまるっぽ補修したりして

なんとか美観(?)を保っている。

補修の少ない古びたビルをカッパさんは気に入ったようで、

細かい装飾に職人の手のぬくもりが感じられるね、と感心していた。





レトロビルは元は銀行と言うのが多くて、

金庫室をカフェバーとして利用している店もある。

と言うのは北浜と言うエリアは「なにわのウォール街」と呼ばれている。

江戸時代には世界に先駆けて色んな取引が行われてきた街なのだ。

なので金融関係の企業が数多く集まっている。

私のおすすめは三井住友銀行の大阪中央支店。



外観もびっくりだけど、中もびっくり。

ぜひぜひ、銀行の中まで何気に入ってほしい。

美術館のような建物の中で、銀行として普通に稼働しているよ。

※今回は休日のため入れなかったっす。


カッパさんは洋館だけでなく、レトロ建築も気に入ったようで、

中之島公会堂の売店で「関西レトロ建築めぐり」の本を買った。

「次こそは異人館やな!!」と鼻息も荒い。

異人館はレトロと言うよりは、パビリオン的な感じで、

あまり歴史の重みを感じないが、まあいいか・・・。

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