光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津名付けの英雄・日本武尊ゆかりの吾妻神社と駅前の火事

2020年08月18日 | 日記
 
県道87号木更津袖ヶ浦線の旧道を撮影した後、起点となった吾妻神社を参拝し撮影して来ました。木更津、君津、袖ヶ浦地方には日本武尊と妃・弟橘姫の伝説が数多く残っています。

 古の伝説によると、武尊が相模から上総に船で渡っていた時、海が荒れ遭難しかけたのを、妃の弟橘姫が身を海中に投じ鎮めたとの由。その数日後弟橘姫の片袖がこの地に漂着、人々がこれを納めて祠を建立し姫を祀ったのがここ吾妻神社と言われています。





 そして無事上陸後、漂着した妃の袖をみた日本武尊が詠んだ歌が「君去らづ 袖しが浦に立つ浪の その面影を みるぞ悲しき」。この歌の君去らづが「木更津」、袖しが浦が「袖ヶ浦」と言う地名になったと言われています。

 この神社の社殿左側には鏡ヶ池と言われる小さな池があります。日本武尊が弟橘姫が使っていたという鏡を沈めたと言われる池。また武尊や従者達が喉を潤し、水面を鏡の代わりにして疲れ果てた己の姿を映し、身なりを整えたという伝説もあります。リアルな描写です。こんな話が残るのは日本武尊伝説は架空の物語ではなく、実際これに近い事実があったのかもしれません。





  鏡ヶ池の近くには御神木と思われる大きな木があり、周囲を圧倒していました。また社殿左側には高さ2~3m位の富士塚。階段が付いていたのでツレと登って、山頂の木花咲耶姫の碑を参拝してきました。これで吾妻神社の参拝を終わり、車で木更津駅西口に向かいました。





  木更津駅西口近くの日本武尊ゆかりの八剱八幡神社に行こうとしたのですが、駐車場に入れませんでした。前日の8/7昼頃発生した火事の為駐車禁止になっていたのです。近くのパーキングに車を停めて現場に行ってみました。

 6棟の家屋が焼けたとの事、ひどい状態です。こんな生々しい現場は初めて。怪我人はいないらしいですが、それが唯一の慰めですね。お互い火の元には気を付けましょう。