光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

燈籠坂大師の切通トンネル-富津市の房総往還を訪ねて

2020年08月27日 | 日記
 
8/22(土)富津市郊外にある、燈籠坂大師の切通トンネルをツレと歩いてきました。ここはSNSで知られた千葉の秘境スポット、以前は観光バスが停車し見物人が大勢来ていましたが、コロナ禍のせいかこのところ静かです。

 私たちは午前9時頃到着、まだ朝早いので誰もいません。木に囲まれ三密もなく本当に別天地です。赤い不思議な格好の鳥居を潜り1つ目のトンネルに入りました。





 このトンネルの下はJR内房線が通っています。50~60m程の短いトンネルを抜けると巾3m位の道路に突き当たります。この道は江戸時代の街道・房総往還。房総往還は船橋から館山まで続く地方街道です。右に進むと燈籠坂大師の切通トンネル、雄大な姿が見えてきます。下の写真は左側の竹岡に至る房総往還、細く古い道です。





 切通トンネルに入ると涼風が吹き抜け、別世界に来た気分になります。切通した部分とトンネルをあわせると長さは100m位、高さは10mもあるそうです。この道は勿論房総往還、少し前まで路線バスが通行していました。





 トンネルを抜けると石の鳥居があり、大師堂に向かう階段が続いてます。急な石段をやっと上ると前方に東京湾も見え爽快、登った甲斐がありました。





 大師堂の横には手づくりの石段があり、上がっていくと山道に続いています。道端にはお地蔵様がひっそりと置かれていました。大師堂を降り房総往還を館山方面に歩いてみました。しかしこの先は内房線の線路があり先に進めません。



  来た道を引き返しましたが、トンネルにはバイクが3台来ていました。静かに走行して記念撮影をするようです。私たちは次の目的地竹岡漁港に向かいました。