光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

ぶらり木更津③-木更津甚句と藤屋ベーカリー

2020年11月25日 | 日記
 
 11/16ツレと木更津市中心部を流れる矢那川沿いを散策。最後に矢那川が海に注ぐ場所に在る鳥居崎海浜公園を訪れました。ここには木更津甚句記念碑が置かれています。2体のブロンズ像が木更津甚句を舞っている姿が印象的です。向かって右が大正時代に東京新橋で木更津甚句を流行らせた小野きく・芸名若福姉さん。そして左がそれを受け継ぐ現代女性を表現しているそうです。歌詞を紹介しておきます。
             ハァー 木更津照るとも 東京は曇れ
             かわい男が
             ヤッサイモッサイ ヤレコリャドッコッコイ コリャコーリャ
             日に焼ける

 口訳、私のいる木更津は日が照ったとしても、東京は曇っておくれ。でないと私の恋しいあの方が日に焼けてしまう。



  木更津甚句は江戸時代に木更津~江戸の海運を司る船長が往来の際に歌っていた船歌が元といわれています。それを木更津生まれの噺家・木更津亭柳勢が幕末に高座で唄い流行したと伝えれています。その後忘れられていたのですが、大正時代に木更津出身の芸者・若福が新橋のお座敷で披露。これが東京の花柳界で大流行し現在に至っているとの由。





  この木更津甚句を流行らせた若福姉さんの墓は八剱八幡神社横の成就寺に残っています。ツレと10分程歩いて、成就寺の端に在る墓を参拝してきました。由緒ある古い墓で、若福の墓と立て札が立っていました。





 この後成就寺近くの藤屋ベーカリーに寄りました。ここは昭和2年(1927年)創業、93年も続く木更津でも指折りの歴史を誇るパン屋です。クリームパン、ハム入りのデニッシュ、イチジクジャムのパン(この3点は税込@150円)アンパン(130円)を購入。営業時間は7時~18時30分 朝が早くて助かります。昼に家で食べましたが、生地がフカフカでとても美味でした。





 この後は富士見通りに戻り木更津駅に向かいました。途中税務署の庭で、大きな猫に出会いました。飼い猫の様で慣れた仕草が可愛かったです。それと富士見通りには桜が咲いていました。秋から冬にかけて咲く十月桜の様です。風情があり綺麗でした。