光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

友人と巡る西日射す町・木更津②‐県内唯一の見番木更津会館とレトロな人参湯

2021年10月26日 | 日記
 
 10/21千葉の友人を案内して、ツレと3人で木更津駅西口のレトロな町を散策しました。八剱八幡神社、弁財天厳島神社と来て次は千葉県で唯一の現役見番木更津会館を見に行きました。ここは芸者の稽古場で、昭和30年代に建築された歴史ある建物です。下の写真は木更津会館の説明板の写真を複写した物、芸者と木更津会館がコラボして、粋な雰囲気を醸し出しています。

    



 この付近は昔花街だった場所。現在も派手な看板がひしめき合い、狭い路地にスナックや飲食店が立ち並んでいます。まるで昭和の飲み屋街を思わせる景観です。



  そして南片町浜通りに在る、昭和7年(1932年)創業の人参湯を訪問しました。現在銭湯は営業していませんが、男湯のフロアーで木更津焼きそばが昨年6月から開業中です。





 靴をレトロな下駄箱に入れ、下足札を持って中に入りました。番台や内装は銭湯のままです。壁にかかった料金表を見ると平成18年の大人料金は410円、現在千葉県は450円ですから殆どかわっていませんね。

 広い銭湯の脱衣所に屋台が置かれ、店主が一生懸命焼きそばを焼いていました。先客は3人でしたが、10分程すると背広姿の2人組が入店してきました。





 ここの店はメニューが豊富です。焼きそばでもたくさん種類がありますが、私たちはオーソドックスなソース焼きそば(税込み300円)を3つ持ち帰りでお願いしました。私とツレは以前2度訪問し食べていますが、さらりとしたソースを使用した美味しい焼きそばで、懐かしい昭和の味でした。

    



 店内は天井に穴が開いているのはそのままですが、湯場の方に足場が組まれ、楽器も沢山置いてあります。突き当りの絵も綺麗に塗り替えられていました。店主が「イベントを時々開催しているので、散らかっていますが、楽器も触ってかまいませんから自由に見てください」と言ってくれました。以前私たちが店主と店内の写真を撮り、さし上げたのも覚えていて、お礼を言われました。気さくで礼儀正しい店主です。