光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ヶ浦市の飽富神社(あきとみじんじゃ)のお田植神事①

2023年04月28日 | 日記

 

 久しぶりに袖ヶ浦市飯富の飽富神社を訪問しました。4/9(日)に行われる、毎年恒例のお田植神事を見学するためです。神社の駐車場に車を停め、横の参道を通り本殿の前に行きましたが、本殿横の東照宮には濃い緑色のシートが被せてありました。3年前の台風で壊れた個所を改修するための覆いのようです。

 そして切り株には人形のような物が、突き出ていました。何でしょう?切株から出てきたこびとのように見えました。本殿横には神事の関係者の軽トラがズラッと並び壮観でした。

  本殿の前に着いたのは午前9時頃、もう葭苗が作られていました。この葭苗は氏子総代が夜半に刈って来た葭(よし)と楢(なら)の小枝を農家のお母さんたちが、苗結びに仕立て700本作って神前に供えます。

 この葭を刈って持ち帰る時、他の人に見られるともう1度やり直さなければならないどいう言い伝えがあるそうです。今は参加する人も少なくなったので、緩和されていると言う事でした。お田植神事はこの葭苗を鳥居のある場所から、早乙女役の女の子が投げます。それを鳥居下の人達が拾い、田植えの時水田に供えると言う五穀豊穣を祈る神事です。

  午前10時頃早乙女役の女の子とその家族が到着しました。このお田植神事の世話人は高橋孫右衛門さんが世襲で行っており、早乙女役の女の子も高橋さん血縁の女子が務めるそうです。ただ少子化の折なかなか女の子がおらず、今年の早乙女は昨年と同じ子が演じているとの由。

 午前10時10分頃本殿の中で神事が始まりました。関係者が玉串をあげているのが見えます。

 10時半頃に五穀豊穣の神事も終わり、神主さんや早乙女役の女の子ガ本殿から出てきました。神官の人が早乙女役の子に草履を履かせているのが印象的でした。優しい神官です。それから葭苗を投げる鳥居に向かいました。