光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市郊外の雨ガエルと野草たち

2021年10月15日 | 日記
 
 漸く気温が下がり始めた10/12(火)ツレと早朝散歩に出ようとすると、玄関のフェンスの上にアマガエルの姿。周りを見ると、赤いコリウスの葉の上にもアマガエルがちょこんと乗っていました。小さなかえるですね、全長は2~3㎝位でしょうか?目が大きくてとても愛らしいです。



  田んぼ道を散歩していると、いろいろな野草に出会えます。民家の塀に小さな赤い花が咲いていました。ルコウソウです。寒さに弱く、冬になると枯れてしまう1年草です。星形の花が良いですね。





 そして道端に大量に咲く、キンエノコログサ。イネ科エノコログサ属の一種。穂が黄色いので、日に当たると黄金色に輝いて綺麗です。キンエノコログサの周りには、コセンダングサが並び、花が終わって種になってました。トゲトゲの種が服に付くと取るのが大変。散歩する犬の毛にも付き、犬が可哀そうです。





 農業用水の側には白と赤のオシロイバナが沢山咲いていました。原産は南アメリカで江戸時代に渡来したとの由。陽の光が透過光気味に射して、花がとても綺麗でした。





  最後はチカラシバ(上)とガマの穂です。チカラシバは道端によく見かける野草ですね。ブラシの様な穂が特徴です。ガマの穂もよく見かけます。フランクフルトそっくりな穂はガマの花だそうです。

  季節を代表するような花、彼岸花やヒマワリの花も綺麗ですが、地味な野草も負けずに味わい深い景観を演出していました。


木更津の海と牛込漁港の小型底引き網漁船

2021年10月14日 | 日記
  
  9/5(火)木更津市金田のカインズモールに買い物に行ったついでに、近くの見立て海岸や金田海岸を散策してきました。まず行って見たのはホテル三日月付近の金田海岸。午前10時頃でしたが、引き潮で遠浅の砂浜がかなり沖の方に延びていました。海ほたるがクッキリ見え浜の近くにはシラサギが2羽いて、餌を啄んでいました。フォトジェニックです。





 また左手の日鐵工場群を見ると手前の砂浜に、アオサギがシルエットになっているのが見えました。最近海鳥を見かけませんが、何処に行ったのでしょう。まだ渡り鳥の来る季節ではないのかもしれません。





  その後牛込漁港にも寄ってみると丁度小型の底引き網漁船が帰って来たところでした。船溜りに停泊し獲って来た魚を降ろしています。横には仲買のトラックも駐車しています。





  停泊中の漁船の横を小型船が追い越して、沖に出て行きました。アクアラインと風の塔が間近に見えます。


木更津市長須賀の幻想的な雲と野鳥たち

2021年10月13日 | 日記
  
  段々日の出が遅くなり、気温も下がった10/09(土)ツレと午前6時頃。木更津市の長須賀を訪問しました。この日の木更津市の日の出は午前5時41分。訪れた長須賀の蓮池周辺はまだぼんやりとした明るさです。ただ蓮池に映る秋の雲がとてもファンタジック。風のない湖面が水鏡になりとても綺麗です。



 大きな農業用水にはシラサギが1羽いて餌を捜しており、土手にはアオサギが佇んでいました。私たちが近づくとアオサギは直ぐに飛びたってしまいました。





  何処へ行くのか見ていると朝焼け雲の中を東に向かい、直ぐに姿が見えなくなりました。





  上空は風が強いのか、雲の形が次々に変わっていきます。湖面に映る雲と上空の雲は印象が大分違いますね。水鏡の方がフォトジェニックです。





 そしてウロコ雲が見えてきました。秋らしくて素敵です。



 帰りには以前から気になっていた道路沿いの廃棄されたバスを撮影しました。ツレの話では20年も前から置かれていたそうです。


高速路線バスで行く海ほたる・パーキングエリア

2021年10月12日 | 日記
  
 アクアラインのパーキングエリア海ほたるに高速路線バスで行けないものかと思っていた今日この頃。調べてみると行ける事が分かり、早速ツレと行って来ました。10/6(水)の事です。





  バスで行くには木更津駅からアクアライン経由、川崎駅行の便が海ほたるに行ける唯一の方法です。私たちは木更津金田バスターミナルから午前10時06分のバスに乗車、運賃は1人530円。しかし本数が少ないですね。平日は1日7便、土休日は5便しかありません。



 金田バス停から海ほたるまで約10分で到着。1Fのバス停側にはトイレや5Fへ上るエスカレータがあります。私たちは最初に東京方面にある1F広場を見学です。まず目につくのが直径14.14mのカッターフェイスのモニュメント。ツレとこの側で記念写真を撮影(トップの写真)しました。アクアライントンネルの掘削に使用した、シールドマシンのカッター部分を復元した物で、刃の部分には実物が取り付けられています。



  広場の先端から白い風の塔がクッキリと見えていました。風の塔は直径200mの人工島で、高さ90mと75mの2つの塔がそびえています。でもここからは1つしか見えません。白い塔と青い海、素敵な光景です。



  1F広場の先端にはカモメが沢山集まり、翼を休めていました。皆風の吹いてくる方向を向いています。風の抵抗を受けないためです。その後5Fまでエスカレータで登り周りの景色を楽しみました。



      



 そして2時間弱海ほたるを散策。11時59分発の木更津行きのバスに乗車、金田バスターミナルに向かいました。アクアラインは海ほたるから海上部分を走行しますが、結構風が強いです。窓から袖ヶ浦火力発電所の2本のトンネルや海苔の養殖場が良く見えました。短い時間でしたが、なかなか面白い海ほたるの散策になりました。


房総捕鯨発祥の地・安房勝山の小さな旅⑥‐いさな(勇魚)通り他

2021年10月11日 | 日記
 
  安房勝山の小さな旅も最後になりました。勝山漁港で、漁港内の光景を撮影させてもらった後、勝山港通りを少し国道127号線方面に戻りました。すると港通りと交差するように幅2.5m位の道路が左右に延びています。これがいさな(勇魚)通りです。

    

 道には六角形のブロックが敷き詰められています。向かって右側の道は(下の写真)山麓海岸まで続き、左は房総捕鯨の始祖・醍醐新平衛の母屋や蔵、油を取る倉庫に向かっていました。もちろん現在では母屋や油倉庫は残っていませんが、この通りは通称いさな(勇魚クジラの古語)通りと呼ばれ、道路の下には現在も太いクジラの骨が埋められています。そして道路の所どころに可愛いいクジラの絵が描かれています。

 



  いさな通りは左に行くと突き当たりになり、T字路を左折すると浄蓮寺(じょうれんじ)です。江戸時代後期の俳人小林一茶は、この地を何度も訪れ俳句を詠んでいました。文化3年(1806年)浄蓮寺に8泊した際には「わざわざに 蝶も来て舞う夏花(げばな)かな」と言う句を詠み、寺の入り口に句碑が建てられていました。



   浄蓮寺の隣は醍醐山・妙典寺。房総捕鯨の祖、醍醐新兵衛家の菩提寺です。





   浄蓮寺、妙典寺を過ぎると、加地山神社です。現在社殿には祭神・素戔嗚尊、浮島神社、八幡神社の3社の御神体が合祀されており、勝山地区の祭礼の時に浮島神社に「御霊」を移す「島渡し」が行われています。また神社左横には壊れたり、風化した鯨塚の小さな供養碑が置かれており、前に説明板が立っていました。



  加知山神社の右隣は重田菓子店。大きなどら焼きで知られた和菓子屋さんです。勝山に来るたび購入していますが、今回もどら焼き(税込み190円)2個と塩釜(140円)を購入しました。家に帰って食べましたが、直径は約11cm、厚さ4cmもあるどら焼き、食べるのに一苦労です。ツレと半分こしていただきました。あまり甘くない生地や粒餡が絶品でした。



安房勝山の小さな旅⑤‐勝山漁港を行く

2021年10月08日 | 日記
 
10/3(日)JR内房線でツレと安房勝山駅に行き、岩井袋漁港や房総捕鯨の史跡・鯨塚を見学しました。その後勝山漁港を訪問しましたが、日曜日のせいか漁は午前中で終わっていて漁港中央にある荷捌所も閑散としていました。時計を見ると12時を過ぎており、荷捌所のベンチを借りで購入したパンを食べました。



 昼食中、荷捌所に1隻の中型の漁船が接岸。漁協の人がホークリフトに乗り、魚を降ろしに行きました。すると何処からかトンビが沢山飛来。漁師さんも心得ていて、小魚や売り物にならない魚を鳥にあげていました。大袈裟ですが共存共栄と言う言葉を思い出しました。

     



  漁協の人に断り、荷捌所や漁港を見学させてもらいました。気温が温暖なせいか、優しく親切な人が多いですね。



  漁港の右手には大黒山があります。標高75m、頂上には勝山城に似せた展望台があり、魚見台石が残っています。江戸時代にこの石に登り、くじらの様子を手旗信号で船に伝えたと言われています。

       



  漁協の建物の側にハイビスカスが咲いていました。綺麗ですね。鋸山を超えると気温が2~3度高いと言われますが、こんな花を見ると納得してしまいます。そして荷捌所の先が船の出入り口、白と赤の小さな灯台が設置されていました。



  そして沖には浮島や穴の開いた大ボッケも見えました。


房総捕鯨発祥の地・安房勝山の小さな旅④-日本一の鯨塚

2021年10月07日 | 日記
 
 岩井袋隧道を過ぎ5分程歩き山麓の方に入ると、鯨塚と書かれた木製の看板が目につきます。矢印の方に進むと鯨塚です。ここは江戸時代に房総捕鯨の祖と言われる醍醐新平衛が組織したクジラ捕鯨の船団が建てた供養塔を納めた場所。船団の中で鯨を解体する出羽組3組12人が1年1基の小さな供養塔を供えました。






  古い石段を上がり、石の鳥居を潜ると弁財天の境内です。燈籠が2基置かれていました。そして中央左手の壁に旗本酒井家の殿様(3000石)が築いた弁財天が鎮座しています。弁財天は水神であり、財産を司る福神と言う事からこの地が鯨塚に選ばれたようです。



  弁財天の前には石の狛犬が置かれ、壁ぎわに小さな供養塔が並んでいました。120基程あるそうですが風化したため、70基程埋められ今では52基だそうです。しかし現在残っている鯨塚の中では日本で最大との由。





 ただ鯨塚は、くじらの墓ではありません。供養碑・祈願碑であり、その碑の大きさにより1年間のクジラの捕鯨数が分かるそうです。



 30分程撮影し、弁財天にお参りして鯨塚を後にしました。


鋸南町・安房勝山の小さな旅③‐地域ネコと岩井袋隧道

2021年10月06日 | 日記
  
  2年ぶりに鋸南町の岩井袋漁港を訪ねました。一昨年の台風の被害も片付いて屋根にかかっていたシートは無くなっていましたが、ダメージを受けた家屋も廃棄されて、更地ばかりが目立ちます。そして猫の姿もアチコチで見かけました。



  最初の写真は岩井袋漁港にいた首輪が派手なネコ。2枚目と3枚目の写真も岩井袋漁港のネコ、人が来るとネコが近づいてきます。漁港の人に聞いてみると飼い猫ではないが、海で獲った魚等をあげているので懐いているとの由。





 次はJR安房勝山駅にいた黒ネコ。タクシーの側にいて人に良く懐いていました。下は勝山漁港で見かけたネコ。漁師さんと仲良しの地域ネコです。





 岩井袋に別れを告げ、巾2m位の坂道を勝山漁港方面に向かいました。すると岩井袋隧道という大きなトンネルが見えてきます。





 このトンネルの建造は大正4年(1915年)大きさは延長109m、巾5.5m、高さ4.2m(鋸南町資料編より)だそうです。中の照明はオレンジ色のナトリウム灯も使われていてホッとする明るさです。ちょっと不気味なトンネルですが、どこか懐かしい雰囲気がありました。


安房勝山の小さな旅②-一昨年の台風で一変した漁村

2021年10月05日 | 日記
 
 JR安房勝山駅から鋸南町の循環赤バスに乗り、岩井袋漁港を2年ぶりに訪れました。2019年10/17にも、台風により多大な損害を受けた家屋や施設の現状を記録しようとツレとカメラを持ってこの地を訪問。その被害の大きさに愕然としたことを覚えています。岩井袋港には午前10時30分頃到着。港から沖を見ていると1隻の小型漁船が戻って来ました。



 漁船は港に着くなり設置されたウインチで、港の上まで引き上げられました。作業をしていたのは船に1人乗っていた年老いた人でした。「今は何が獲れるのですか?」と聞いてみると「わしは漁師ではなく、定年になったので、小型の船で気晴らしに海に出ているだけだよ。今日は大したものは釣れなかった。」と気さくに答えてくれました。





 「だいぶ台風の被害も片付いてきましたね。」と港の感想を言うと、更地が増え人がいなくなったと寂しそうでした。まだ危険な家屋があるが、片付けないでどこかに越してしまう人がいて、困ったもんだよ。と言っていました。上の写真は今回撮影した岩井袋漁港、下は2019年10/17午前10時頃撮ったものです。ブルーシートは無くなっていますが、シートが掛かっていた家も無くなっています。





  上の写真は岩井袋のバス停側の家屋。赤い鳥居が珍しい家ですが、下の写真は2019年10/17に撮影した同じ家屋。左右の家が無くなっていました。





 このガランとした光景は今回撮影した勝山方面に続く道路。それが2年前の10/17の写真では道の両側に家がビッシリ並んでいます。あまりの変わりようにツレと唖然としてしまいました。


JR内房線の新型車輛で行く安房勝山の小さな旅①-鋸南町

2021年10月04日 | 日記

  昨夜降った強い雨も今朝方には上がり、曇り空となった10/3(日)。緊急事態宣言も解除されたので、ツレとJR内房線に乗り安房勝山の岩井袋漁港を撮影に行きました。

 内房線には今年の3月13日のダイヤ改正に合わせて51年ぶりに新型車両「E131系」が導入されています。基本は2両編成、ワンマン運転に対応しています。乗って見ると、まるでローカル線の久留里線の様です。



  車両は前面を房総の海の波しぶきをイメージした水玉模様。側面は房総の海を思わせる明るい青色と菜の花にちなむ黄色のラインが入ったデザインです。ドアは半自動ドアで、乗降客がボタンを押して開け閉めをします。慣れていないせいかドアが開くのを待っている人が結構いました。



 前の車輛「29系」より車体の幅を広げ、座席幅を拡大してあるそうです。その分客室も明るい様に感じました。木更津駅を午前8時29分発の内房線上総湊行に乗り、終点で2両編成の新型車両安房鴨川行に乗り換えました。上総湊行が8両編成、その乗客が2両に乗り込んだので、車内は満員。何時もは座れたのに安房勝山に着くまで立たなくてはなりませんでした。



 安房勝山駅に着いたのは9時20分頃。ここから鋸南町の循環赤バスに乗りました。小型のバスで、5区間まで1人200円。6区間以上は300円でした。便利でコスパも高く、可愛いバスです。





  岩井袋漁港まで赤バスで約10分位、3つ目の区間なので200円でした。岩井袋漁港懐かしいですね。大型の台風が来た2019年10月以来ですから2年ぶりになります。屋根に青いビニールシートのかかった家は殆ど無くなっていました。しかし更地がその分増えています。