竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

10/07/19 危険と酒が栄養です

2010年07月19日 22時38分05秒 | 渓修行
4時半出発。先週よりも水は減ってるはずだから、楽に渡れそうなものですけど、かなりの急流。どうにか渡りましたが、冷や汗ものでした!まあ、ここさえ渡ってしまえば後の遡行は楽ですから…。

で、今日は上流から風が吹いてて仕掛けが飛びません。いつも朝は無風のはずなんですけど…ガン玉6号で開始です。

川虫はまあそれなりに採れましたけど、アタリがほぼ皆無。

ただひたすら素振りをしながら歩いて歩いてついに荒瀬帯まで来ると、水量のせいか、格好のタルミができているのを発見。ここで使わなくてどうするんだ~と温存していた巨大ヒラタを付けて投入。1投目、2投目、…流し方をあれこれやってみますが来ません。いないのか…と思ったら突如来ました!そのまま下流に一気にダッシュ。大きくなさそうなので「抜けるかな」と思いましたが水圧が想像以上で抜けません。足下に気をつけながら走って着いていって流れが緩んだ場所でようやく抜くことができました。

そこからさらに遡行してみて愕然。今まで歩けたはずのヘツリ場が、水没していて歩いて行けません。恐る恐る足を入れてみましたが、流れが強すぎて、今にも流されそうです。しがみつこうにも掴めそうなホールドがありません…。
そういえば、上流に行くほど水かさが増しています。恐い…流されるときというのは、こういうときなのですよね。流れを見てるだけで、以前流されたときの記憶が走馬灯のようにフラッシュバックしてきます…。

いやーここは不本意ながら、名誉を捨てて勇気ある退却を決意!(別名、弱気とも言います…)。

………

がっ、しかし、このままじゃ帰れないところが釣り師の哀しい「さが」。もう1か所降りて、渡らないで攻められる秘蔵のポイントを攻めてみますが、なんとっ、リリースサイズが1尾のみ。

これには納得が行かず、さらなる秘策を。道が付いていないポイントをヤブ漕ぎ・クライミングで直撃作戦。危険な場所ほど、不思議と元気出まくりです。でも、木立の間からポイントの状況を入念に把握して下降です。降りてみてダメだったら哀しすぎですから。

で、降り立ったポイントは段瀬の巻き返しで、水深・流速ともに程よく、いかにも良型が着いていそうな雰囲気。ここぞとばかりにガン玉を8号に落として万全を期します。するとチビが1尾釣れてきて、立て続けに来るかな~と思いましたがその後長ーい沈黙。先週の表層ドリフト作戦も全く歯が立ちません。
そこで8号のガン玉を1個追加、目印を少し上げて底波に流し込む作戦に変更。通常ですと流れ方がゆっくりになった瞬間シュッと来るのですが、今日はおかしいです。餌の付け方もいろいろ変えて魚の目先を変えています。ヒラタもちゃんと中くらいのを着けているし…。
諦めかけたその時、目印が流心に乗り、サーっと流れてポイントをを外れたときにスパッと来ました。思わず反射的に大合わせ。竿を斜めにしてなるべく流れと並行に持っていきますが、魚は流心の中へ中へ。遂にV長良LTRが持ちこたえられなくなって、フックアウトでしたぁ。本当はタルミの緩いところで掛けたかったのですが、魚の方が一枚上手でしたぁ。思えば大合わせをしてしまったことも敗因の一つかなあ。

だいぶ時間があるので、昼寝の後は挽きたてのコーヒーでのんびり。水は汲んできた湧き水で、パーコレーター代わりにエスプレッソメーカーで淹れます。ギリギリの家計でギリギリの贅沢をひねり出す。それが海洋民族流(姑息という表現も可)。

それにしても20年前に1万8千円だったエスプレッソメーカーが、今では2万8千円…なんとも不思議な現象でございます。


さて、暑いから鮎タイツで立ち込んでると確かに気持ちいいですけど、問題はその後。結局谷底からの登りでむしろ汗だくに…。負けた悔しさもあり、帰りにわざと水分を控えて「もう血液ドロドロ!限界!!」という状態まで我慢してビール2缶。くぁ~ひさびさに昇天しましたぁ。




[釣果]19cm♀。
[時間]5時~10時。
[道具]竿:刀翠ZE硬調51改。
[仕掛け]天井糸:トヨフロンハード0.8号×50cm+0.6号×1m、道糸:ライカ川釣り0.3号×4m、ハリス:ライカ川釣り0.25号×20cm、針:カツイチV長良LTR 7.0号、オモリ:ガン玉6~7号。
[感想]完敗でした。

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