コード・ブルー2nd season 第４話 ＊感想＊

少しずつではあるけれど　藍沢（山下智久）の内面が描かれ始めた感じの第４話。
それにしても藍沢くんは　いっつも無表情なのねぇ。
もちろん　そこに藍沢らしさがあって　いいのだけれど。
今回は　感情を表に出さない藍沢の映像に　幼少の頃の藍沢の様子を語る祖母の言葉が重なって
あの無表情な藍沢の顔が　いつもよりも幼く感じられたように見えたのもよかったなぁ。
「担任の先生とする二人三脚はつらい。」という藍沢の言葉からも　今までにはない可愛らしさを感じたし。
そして　担当する若い妊婦の　母の意識のカケラもない言動に憤りを覚える藍沢の言葉は　
感情を表に出さないからこそ　かえって藍沢の心が垣間見えるようだったし　
その言葉がより印象深いものとなっていたと思う。
それにしても　２４週にもなるというのに破水の意味も知らずにいるこの女性の
母親という自覚の無さには呆れてしまうし　
きっとこれは　ドラマだけのことではないだろうなぁと思われるところが　同じ女性としては　ちょっと悲しい。

今回は　過去をテーマにしているだけに　いつも描かれる各登場人物のエピソードに過去のエピソードが加わり
見ている方は　みっちりと詰まったストーリーを思う存分堪能できたという感じ。
なかでも　冴島（比嘉愛未）と田沢（平山広行）のエピソードは　群を抜いていると思う。
考えても考えても自分の運命を受け入れることが出来ず　
冴島に感情をぶつけることしかできない田沢の様子は　見ていて辛いほどだったし
そんな田沢に変わらぬ愛情を抱き続ける冴島の様子や　
冴島を強く抱きしめたいという思いが　ひしひしと伝わってくる田沢の指先など　ただ涙、涙。

白石（新垣結衣）と緋山（戸田恵梨香）のエピソードもよかったなぁ。
エレベーターの中で繰り広げられる　二人のコミカルな掛け合いは　
今までにない二人の新たな一面や関係性が見られたようで　とても面白かった。
白石のことを心配しながらも　その口調は相変わらずのぶっきらぼうで　
素直に気持ちを出すことを苦手としているような緋山の様子もよかった。
二人で行う手術シーンで　橘（椎名桔平）から「よくやった。」と褒められたときに
同時に顔を上げる二人の表情や　その後の微笑み合う二人の表情などは　とっても可愛らしくて
人気も実力もある若手女優さんを二人も起用したことが効果的に感じられる　
とっても贅沢なシーンとなっていたのもよかったなぁ。

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