<政府検討>天皇退位後も敬称「陛下」 皇位継承対象外に
政府は天皇陛下が退位された後について、敬称を「陛下」とし、逝去された場合の墓所は「陵」とする検討に入った。「陛下」や「陵」は本来は天皇や皇后、皇太后などにしか使わない用語だが、退位後の天皇という立場を考慮した。一方で皇位継承の対象からは外し、再び天皇とならないことを明確にする。
明治以降の近代天皇制では天皇が退位した例がないため、退位が実現した後の陛下の呼称や待遇などをどう位置付けるかが課題になっている。天皇と退位した天皇が同時に存在する形となるため、「国民統合の象徴」が分裂するとの懸念もある。
このため、退位後の陛下については、天皇を務めたことのある皇族という位置づけとし、他の皇族とは別の扱いとするが、皇位継承順位からは外す。
皇室典範では、歴代の天皇や皇后、皇太后などを埋葬した場所を「陵」、それ以外の皇族は「墓」と定める。江戸時代以前の上皇の墓所も「天皇陵」として宮内庁が管理している。
また典範では敬称について、天皇、皇后のほか、皇太后、前々代の天皇の配偶者だった太皇太后を「陛下」として、より強い敬意を示している。一方、皇太子などその他の皇族は「殿下」の敬称を使うとしている。退位後の天皇も皇太后の敬称に合わせるのが、国民感情から自然だとの見方が政府内では強い。
また皇室の重要事項を合議する皇室会議は、首相や衆参議長ら10人の議員のうち2人が皇族だが、退位した天皇は議員となる対象から外すことで検討している。宮内庁は1月11日の有識者会議で、退位後の公的行為について「全て新天皇に譲る」と説明しており、活動は最小限の私的行為にとどめることになる。
政府の有識者会議は22日から再開する予定で、こうした退位に伴う規定などについて、専門家を呼んで議論を進める。4月下旬に有識者が提言をとりまとめ、これを受けて政府が5月の大型連休後に法案を国会に提出、今国会中に成立する見込みだ。【田中裕之】
【ことば】皇位の継承
1947年に制定された現在の皇室典範は皇位は男系の男子が継承すると規定。天皇が亡くなった時だけ皇位継承があるとして、退位の規定はなく、退位後の天皇についての規定もない。現在の皇室の構成は天皇陛下と皇族方計19人。皇位継承権を持つ男性皇族は4人で、継承順位は(1)皇太子さま(2)秋篠宮さま(3)悠仁さま(4)常陸宮さま。
【動画】戦闘機が4機のUFOに襲われた!?ルーマニア空軍のミステリー
2008年6月10日、ルーマニア国防相は2007年に空軍の戦闘機がUFOと遭遇、襲撃を受けたと発表した。
事件が起きたのは10月31日、トランシルバニア上空でのことである。
飛行中のMig-21ランサーの周囲に4機のUFOが出現し、なんと攻撃まで加えてきたのだという。この模様は戦闘機に搭載されたカメラでも捉えられており、カメラには確かに謎の黒い物体の姿が捉えられている。
なお、攻撃されたMig-21ランサーはパイロットが多少負傷したものの、無事に着陸させることに成功している。
しかし、機体は風防が割れるなど、多数の大きな謎の傷が確認された。
ルーマニア国防相は、戦闘機が遭遇した物体の正体について、目下調査中であるが正体は不明のままであると記者らに発表している。
こういった謎の飛行物体の正体に関しては、鳥や機体から剥離した氷などの可能性が考えられるそうだが、今のところどの可能性も考えられないとされている。
この事件はヨーロッパ空軍安全保障委員会へと報告され、今も多くのUFO研究家らが調査も行っている。
はたして、真相が明らかになる日は来るのだろうか。
関連動画
UFO hits Romanian fighter jet そんなことがあったのですね
全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る!
ここ数日、全国各地の空で奇妙な形の雲が多数観察され、ツイッターなどを通じて拡散、注意を呼びかける声が上がりはじめている。というのも、それと同様の奇妙な雲が、あの阪神・淡路大震災や東日本大震災の前後にも目撃されていたのだ。首都直下型地震や南海トラフ巨大地震について、複数の科学者が「いつ起きても不思議ではない」と指摘していることは周知の事実だが、とうとう“その時”が目前に迫っているということなのだろうか?
決して軽視するな! 「地震雲」はある!
まず、今回の空の異変について考察を進める前に、「地震雲」についての基礎知識をもう一度確認しておこう。
巨大地震の前後に、自然界でさまざまな異変が見られることは、古くから指摘されてきたことである。奇妙な形の雲のほかにも、火山活動の活発化、陸上動物や海洋生物の異常行動、謎の発光体や光の柱、見慣れない虹(日暈・環水平アーク・白虹など)、さらに人々の頭痛や耳鳴り、予知夢などあらゆる「宏観異常現象」が報告されているのだ。とりわけ地震雲は人々が目撃しやすい異変であり、他の宏観異常現象と比べて報告例も格段に多く、その特徴は、概ね以下のように集約できる。
・ 低高度に発生する
・ 風に流されず、長時間消えない
・ 地震の規模にかかわらず発生する
・ 形状は「筋状」「洗濯板状」「波紋状」「放射状」「弓状」など多岐にわたる
つまり、空を見上げたあなたが「何やら見慣れない形の雲がある」と感じ、それが低空でしばらく観察できた場合には、地震雲である可能性が高いというわけだ。
決して軽視するな! 「地震雲」はある!
まず、今回の空の異変について考察を進める前に、「地震雲」についての基礎知識をもう一度確認しておこう。
巨大地震の前後に、自然界でさまざまな異変が見られることは、古くから指摘されてきたことである。奇妙な形の雲のほかにも、火山活動の活発化、陸上動物や海洋生物の異常行動、謎の発光体や光の柱、見慣れない虹(日暈・環水平アーク・白虹など)、さらに人々の頭痛や耳鳴り、予知夢などあらゆる「宏観異常現象」が報告されているのだ。とりわけ地震雲は人々が目撃しやすい異変であり、他の宏観異常現象と比べて報告例も格段に多く、その特徴は、概ね以下のように集約できる。
・ 低高度に発生する
・ 風に流されず、長時間消えない
・ 地震の規模にかかわらず発生する
・ 形状は「筋状」「洗濯板状」「波紋状」「放射状」「弓状」など多岐にわたる
つまり、空を見上げたあなたが「何やら見慣れない形の雲がある」と感じ、それが低空でしばらく観察できた場合には、地震雲である可能性が高いというわけだ。
地震雲を含む宏観異常現象について、地殻の変動によって放出されるパルス電磁波の影響ではないかと指摘する説はあるものの、依然として因果関係が証明された例はない。そのため、とかく宏観異常現象を「オカルト的なもの」として一笑に付す風潮も一部で見られるが、それは間違いだ。多くの人々が、巨大地震の発生前に、異変を目撃したり感じ取っていることは紛れもない事実。中国などは、国家レベルで宏観異常現象の解明に心血を注いでいるほどだ。現代の科学で解明することができないからといって軽視する姿勢こそ、被害拡大につながる危険に満ちた愚行といえる。
30年の経験から分析する、ここ数日の「地震雲」
では、ここ数日間で相次いでいる地震雲の出現をどのように捉えるべきか? 日本列島全体が大きな揺れに襲われるような超巨大地震が目前に迫っているのだろうか? まだ科学を頼りにすることができない現在、私たちが参考にすべきもの、それは“経験則”だ。
そこで今回、トカナ編集部は地震関連の連載でもお馴染み、百瀬直也氏にコメントを求めた。30年以上にわたりデータ重視の超常現象研究、地震前兆分析に取り組んできた百瀬氏の見解は、以下のようなものだ。
「今回、全国各地で話題となっている不思議な形の雲ですが、その中で、いわゆる『竜巻雲』などと呼ばれているものは、『これが出ると大地震』とか『雲が湧き出ているところが震源』などといわれたりしています」
「たしかに、阪神・淡路大震災の前に撮影されたといわれる写真は有名ですが、実はあれは、湧き出ていたとされる地点が移動しており、長時間移動しないという特徴を持つ地震の前兆雲ではなかったといわれています。飛行機雲が風邪などで崩れたもだったのかもしれません」
「長年にわたり地震雲にフォーカスした研究に取り組まれてきた上出孝之氏の『わかりやすい地震雲の本』(北國新聞社)のカラーグラビアページに、『竜巻状の飛行機雲』と題した写真が載っていますが、これはまさに巷で『竜巻雲』と呼ばれ、大地震の前兆とされている雲に酷似しています。しかし上出氏は、この写真に対して『地震雲に間違えやすいが実は飛行機雲』とコメントしているのです」
「また、地震雲研究の先駆者とされる鍵田忠三郎氏(元・奈良市長)の地震雲に関する著作には、竜巻状の雲はまったく出てきません。ほかに、『あばら状の雲』または『肋骨雲』などと呼ばれる雲も、地震の前兆とされることもあるようですが、雨の前兆であるともされており、両者を見分けるのは至難の業です」
「もうおわかりだと思いますが、地震雲研究の世界は非常に奥が深く、一朝一夕には習得できるものではないのです。通常の気象雲と地震雲を見分けるのは、熟練を要するとともに、気象学や雲に関する十分な知識も必要となるでしょう。私自身は、地震雲という地震の前兆現象は存在すると考えます。通常、ネット上で騒がれている『地震雲』の中には、本物である可能性を持つものもありますが、しかし実際のところ大半は『フェイク地震雲』だったりします。やはり地震雲を本気で研究する場合は、まず気象学の学習から始めるべきでしょう」
「地震雲でも他の宏観異常現象でも、不安に思うことがあれば、まずは防災意識を高めて、いざという時の備えをもう一度確認する。そして、たとえ地震が起きなかったとしても『良い予行演習になった』と次につなげる、そんな姿勢が大切ではないでしょうか」
今回の地震雲多発が、地震の前兆なのか、そもそも本当の地震雲と言い切れるのか、謎はますます深まるばかりだ。しかし百瀬氏の指摘通り、いつか必ずやって来る“その時”に備えて、もう一度気を引き締めるとともに防災意識を高め、避難経路を確認したり、備えを万全にすることこそ、現時点における地震雲への最良の対応といえるのだろう。
ひとたび発生すれば、国を壊滅的な大混乱へと導くことが確実視されている首都直下型地震や南海トラフ巨大地震。あなた自身と大切な人を守るため、どんな小さな異変も決して軽視するべきではない
ついつい空を見てしまいます