日曜日の午後、畑に行った帰り、
また鶴の舞橋のある富士見湖パークへ行きました。
目的はやはりコウノトリです。
畑からだとかえって近いのですよ。
また居ないかもしれないので、期待せずに行きました。
湖を囲む柵には、何人かのCMさんたちが
三脚を構えて、コウノトリが来るのを今か今かと待ち構えていました。
でも、なかなか来てくれず、とうとう諦めて、
タンチョウのぴよちゃんを撮りに行こうとして、
鶴の舞橋を渡ろうとした時、遠くから大きな鳥が現れました!
識別個体番号239番
京都府京丹後市で2019年4月に生まれたコウノトリ君。
(青空ではなく曇っていたのが残念でした。)
遠い京都から、はるばる本州最北端まで来てくれて、
本当にありがとう!! お疲れ様でしたね。
私や観光客の頭上を悠々と旋回すること数回。
あまり突然で、カメラを構えながら心が感動でいっぱいに。
まさか来ないと思っていただけに、本当に嬉しくて・・・。
実はこの時、私は家族と別行動でした。
私は撮れたけど、家族は気づいたかな?
橋から手を振って、家族にサインを送り、家族もこちらに手を振り、
双方撮れたと知って嬉しかったです。
くるっと向きを変えて、遠くに行ってしまうかと思うと、
また戻って来て、このコウノトリ君は、人間を怖がらず、
サービス精神旺盛でした。
初めてコウノトリをご覧になったと思われる
観光客の人たちが、喜んで叫んでいました。
「あっ!ツルだ!!」
これではいけないと思い、その方々には
ツルではなく、コウノトリであることを伝えました。
無理もないのです。なんと言ってもここは
「鶴の舞橋」なのですからね。
(多いんですよ。いつもはダイサギを見て、ツルだと勘違いされる方々が。
せめてパークのガイドさんたちが教えて差し上げてほしいのですが。)
今度は松林の前を飛び、
CMさんたちの構える柵の方へ飛び
ようやく落ち着いて草原に着地。
↓
少し歩いて、その辺にいたダイサギたちの仲間になりました。
ダイサギよりも体格がいいですね。
尾が黒いし、ダイサギのフォルムとも違うので、
区別はすぐつきますね。
サギたちは、湖の近くをトラックが通っただけで、
集団で飛び立ってしまいますが、
コウノトリ君だけは草原にいたままでした。
やはり、人間や環境には慣れていますね。
今年の始めに初めて私が見たコウノトリとは別個体ですし、
この子の他にも、十三湖付近での目撃例がありますし(夏)、
これで3個体目だとすると、コウノトリは、
青森県が棲みやすい所と思っているかもしれませんよね。
別の2個体は今どこにいるのかわかりません。
この子もこのまま居てくれるのか、
寒さと共に南へ帰るのか、あるいは北海道へ渡るのか、
(北海道にも飛来しています。)
神のみぞ知る。
願わくは、ここでペアとなる個体と出会って、
営巣してほしいものです。
日本全国に飛来報告が多いので、全国にコウノトリが普通に見られるのも
そう遠くない未来のような気がしますね。
この後、1ヶ月ぶりにぴよちゃんに会いに行きました。
続く。