What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

三津田 信三 『山魔の如き嗤うもの』 (原書房)

2010年06月28日 10時24分26秒 | 図書館で借りた本
○既読
・凶鳥の如き忌むもの
・首無の如き祟るもの
・山魔の如き嗤うもの

・密室の如き籠るもの(中短編集)

○未読
・厭魅の如き憑くもの
・水魑の如き沈むもの
・幽女の如き怨むもの

 なんで1作目の「厭魅」が未読なんだ~っ(涙)シリーズを順番に読めなかったりするのが、図書館で本を借りて読むの事の唯一の弱点ですね。

う~ん、既読作品のなかでは、私的にはいまだにこれ!というものがありません。でも、シリーズを通して「人間(または人間が生み出すもの)が一番恐い」という通奏低音のような印象は掴みました。




★ペンタさんの奥深いお言葉より引用。

>シリーズものだけでなく、作家さんでも続けて読めば、

1.全作安定
2.だんだん良くなる
3.だんだん、アレレ??
4.当たり外れあり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぐんぐん勢いにのって上達していかれる方あり、長~~~い作家生活を送られていても新地開拓される方あり、およよよ・・どこへ行っちゃうのという方あり、様々です。リアルタイムでそういった作家さんの変化を追いかけられるのは、幸いな事だなァと最近思います。必ずしもシリーズ作品ばかりが好きな訳じゃないんですが、続いているのにはそれだけの理由がある(キャラ造形や構成のひねりなど)作品が多いので、追いかけてしまいます。反対に、次こそは、次こそはいけるんじゃない?と期待して追いかけるという作品もあるんですが、うん、まァ・・(苦笑)

それにしても、伊藤計劃さんや藤原伊織さんが生きておいでなら、どれほど素晴らしい作品をお書きになったことでしょう(涙)栗本薫さんの「グインサーガ」も、いつか完結すると信じていたのに・・・。

あ、寡作の作家さんの作品をじっと待つ喜びもありますね~(苦笑)そろそろ、原さんのお話が発売になっても良いと思うんだけど、まだかな?
コメント (4)
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「続・日本のパスポートは最強らしい」を読んで。

2010年06月28日 10時03分47秒 | 日常
www.さとなお.com(さなメモ): 続・日本のパスポートは最強らしいより引用

>GPI135位の国と比べるまでもなく、先進国と呼ばれる国と比べても、普通の国民が平和に、安全に、消費者として王様のような暮らしができるのは、日本ぐらいですよ。

たしかに、人口減社会、成熟した社会に到達して、今後目指す方向性を見失っていて、おっしゃるように自殺は多いし、希望が見えないような気はする。むしろ、GPI低位の国の方が、低位な分目指す方向性がはっきりしているし、国民の多くにちまちまと余計なことを悩んでる暇がないので、希望がより輝いて見えるようには思う。「貧しいけれども、子どもたちの目は輝いていました。」型の希望はあると思う。

しかし、その彼らの希望するものをすでに十分達成して、その次を模索しているのが日本社会だと思うのです。そして、そのことを世界に誇っていい。


>海外の方からはこんなメールもあった。

 ある国が「いい国」か否かという事の一つの指標に、僕は「アメリカに移民してくる国かどうか」というのをあげたいです。
日本は人口比率でアメリカの永住権取得者の数が少ない国です。また永住権を放棄して日本に帰る人の数も多いそうです。永住権をもって何十年もアメリカに住んできたけど最後は日本に帰る、という人が案外と多い。

人の移動は正直です。水が高きから低きに流れるやうに人は豊かな場所に移動します。
ロサンゼルスですが、日系人(日本人)の数がどんどんと縮小傾向にあります。新規の移民が少なければ、当然そうなります。しかし中国人や韓国人、インド人の数はどんどんと増えています。

日本人居住者は911以降減ってきて、ブッシュの悪政による公的サービスの低下か、ますます減ってきています。しかしこんな悪政でも「まだまし」と思う国の人が居て、そんな国の人は移り住んで来ています。まさしく一つのバロメーターと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 海外に行かれた方のレポートの中で、よく見る一文が”貧しいけれども、子どもたちの目は輝いていました。なのにいまの日本は~”というもの。そいういう文章を読んで釈然としない気持ちになるのは、自国を卑下しすぎるからなんですね。「輝いた目をした子供たち」が望む暮らしをしているのに、「昔は良かった」等それらを否定するのは、もういい加減止めた方が良いと思う。
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