What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

お盆が終わって思う事。

2014年08月16日 22時03分37秒 | 日常
 長男(大学四年生)の、今年の授業料免除の結果が出ました。今年分は、払うべき金額の四分の一を納めれば良いそうです。(昨年までの三年間は無料でした)月曜日にさっそく前期分を納めてきます。

長男が、ざっと計算したら、だいたい入学金+四年間の授業料合わせて、本当は払うべき五分の一で済んだそうです。大学と皆さんからのご支援で、無事に四年間の授業料を払い終わりそうです、ありがとうございました。

長男も次男も、生まれた時に学資保険に加入したので、大学に通うまでのお金は貯めていたんです。でも、震災で大規模半壊した家の建て替えや日々の暮らしに、そのお金にまで手をつけなければいけないかもと、お腹のなかでは考えていました。それが、皆さんからの義捐金や、国や市の支援制度を利用することで(とても割の良いローンを組むことができました)そうせずに済みました。


 もしも、震災直後にボランティアでこちらに来て下さった方がおられたら、ぜひ、いまの様子を見て頂きたいと思わずにはいられません。信号もちゃんと動いているし、あれだけあったガレキも片づけられ、ぼこぼこだった道路も直って、薄汚れた私たち被災地民も、普通の暮らしができるようになりました。

お盆に、仏壇にロウソクを灯して、花瓶に花を生けることもできるようになりました。(震災すぐの頃は、余震が毎日あって、火事が怖くてロウソクに火を点ける事もできなかったし、花瓶は割れて無かったし、もちろん生花も売っていませんでした)

親戚が訪ねて下さることもなく(それぞれが日々の暮らしに必死だったので)今年、久々にお互いの家を訪ねて、顔を見ながら状況を話すことができるようになって、あぁ、ようやくここまできたと思いました。


願わくば、私の命があるうちに、支援して下さった皆さんに、どうにかして御恩が返せますように。
コメント (4)
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