お墓の草むしりに行ってきました

　小学生が「朝の涼しいうちに宿題は済ましておきなさいよ」と言われるがごとく、お墓の草むしりに朝から行ってきました。

わが宿敵スギナは今回も元気でしたよ！ もう友達のように「次に生まれ変わったら、この飽くなき生命力を生かせるモノになれると良いよね～」と心の内で語りかけながら、わっさわっさと茂ったスギナを抜いてきました。

しかも今日は、新たな敵の出現がありました。アザミか何かだと思うんですが、さわるとめっちゃ痛いトゲトゲの生えた葉っぱがいました。介護用のゴム手袋をしていてもちくちく痛いトゲになるべく触れないようにして、根っこ切りナイフで引っこ抜いて、そのままゴミ袋につっこみました。

だいたい３０分くらい、黙々と作業をしていたんですが、そのあいだ、ず～っと演歌を歌っているおじさんが居たんです。私と同じくお墓の掃除にこられたようですが、うん、黙って仕事しようね。

草むしりが終わって、仏様と一緒に家から持ってきた麦茶を飲んでひと休みしつつ墓地の周りを見渡せば、震災で壊れたお墓が建て替えられていたり、荒れ地になったところにアパートが建築中だったり、残っていたぼろぼろに壊れた家が取り壊されて更地になっていたりと、あれだけめちゃくちゃになった風景も、こうやって新しい時間が流れるんだなぁと、しんどかった時を思い返しました。

お墓に行くと、いろんな時間の積み重ねで今があるんだなと、自分の生きていた歳月はどうだ？と、問われる気持にいつもなります。