What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

母、平熱にもどる。

2023年01月20日 14時51分40秒 | 日常

 特養ホームに入居している母が、今月に新型コロナウィルスに感染し陽性となりました。陽性判定された次の日に38度の熱が出て、それは一日で治まったんですが、先週はまだ37度台の熱が上がったり下がったりを繰り返しました。発熱以外の症状は出なかったものの、隔離生活に嫌気がさしたのか食欲が落ちた日もあったそうです。それが今週になって、ようやく36度の平熱が続くようになり、食欲も戻ったそうです。

他の入居者の皆さん&職員さんも多数感染者がおられるので、全員が完全回復となって面会できるまでには、しばらくかかるでしょうけれども、どうか少しでも早く母に会えますように。

 

 来週の強烈な寒波到来のニュースをTVで観ていて、思い返せば二年前の今頃に母が実家で脳梗塞を起こしたのでした。隙間だらけの古いボロ屋なので、前から冬の寒さが体に堪えていたんでしょうが、本当に体を冷やすのはよくないです。

↓ ツイッターで紹介されていたこちらのお話を読んで、母もそうだったのでは?と思いました。

★「BBC NES JAPAN」 2022年11月21日の記事より引用

部屋が寒すぎる……すると人体はどうなるのか」 https://bbc.com/japanese/features-and-analysis-63694181

 住んでいる家が寒いと、体にどう影響するのか。そして10度などという、それほど寒くなさそうな気温でも、なぜ命にかかわることがあるのか。それを探るため、ベイリー教授は実験室に招き入れてくれた。

「暖房代が払えない人の家の平均気温が、摂氏10度」なのだと、ベイリー教授は言う。

そして10度というのは心臓と肺と脳に、多大な影響を及ぼす。それを私は身をもって知ることになる。

(中略)

ベイリー教授は「暑さより寒さの方が人体にとって危険だと、データは明確に示している」と言う。「熱波が原因で亡くなる人より、寒波で亡くなる人の方が多い」。

「なので寒さに伴う危険について、もっと認識が広まる必要があると、私は強く思っている」

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↓ 日本全国まんべんなく寒波がくるようです。どうぞ皆さん、お体大事にお過ごし下さい。

☆「24日〜25日「強烈寒波」襲来厳寒続く風雪・大雪・低温への備えを2週間天気」より引用
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/tenkijp/nation/tenkijp-21486

 24日から25日にかけて、強い寒気が西まわりで流れ込みます。上空1500メートル付近でマイナス15℃以下の寒気が、九州北部付近まで流れ込むでしょう。寒波襲来です。

過去に、2016年1月24日、西回りで強い寒気が流れ込み、鹿児島県名瀬で115年ぶりに雪が降り、沖縄県名護や久米島でみぞれを観測しました。24日から25日に流れ込む寒気は、この時と同じくらいの強さになる可能性があります。

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第168回 芥川賞 は、井戸川射子さん『この世の喜びよ』&佐藤厚志さん『荒地の家族』の二作!

2023年01月20日 09時13分11秒 | 

 井戸川さんは高校の国語の教師、佐藤さんは仙台丸善の書店員という、お二人共二足の草鞋で創作活動をなさっているのが凄いです。

(すみません、井戸川 射子(イドガワ イコ)さんのお名前を、最初は読めませんでした。作家であり詩人でいらっしゃるんですね)

☆「2作は対照的な世界、最後に小さな光芥川賞・堀江敏幸さん講評」より引用

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/entertainment/mainichi-20230120k0000m200001000c

 第168回芥川賞(日本文学振興会主催)は19日、井戸川射子さん(35)の「この世の喜びよ」(群像7月号)、佐藤厚志さん(40)の「荒地の家族」(新潮12月号)のダブル受賞となった。

佐藤厚志さんの「荒地の家族」は、東日本大震災という「災厄」後の宮城県亘理町で造園業を営む男性が主人公。癒えることのない傷痕を前にした日常の中で、人の生と死を見つめる作品だが、震災後10年の世界をリアリズムの手法で正面から、てらいなく描いた点が評価された。時を重ねて生まれる「きしみ」をまっすぐに受け止め、常に主人公が自分の肉体を通じて言葉を発している。震災にここまでまっすぐに向き合い、直球で書き切った小説は今までなかったのではないか。そこも評価のポイントだった。それは10年という時間がなせること。時を経て熟成されたということではなく、言葉がそういう表現を必要としていた。そして、そういう表現を必要としている人が正しく語られた、と理解している。

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 地元の作家さんなのに、私は佐藤さんのお話は読めないので、皆さんぜひ買って読んで下さい。(ハードカバーの売上が有ると書店員さんは嬉しいそうです)震災から12年もたったのに、まだそんな事言っているのと思われるかもしれませんが、私は震災を書いたお話も映画もドラマも、読みたくないし観たくないんです。

一晩中真夜中の雲が火災で赤かった門脇の跡地にできた、復興祈念公園にも行きたくないです。一度だけ、車で近くを通りましたが、様々な事が思い出されて辛くて見れませんでした。あの日の午前中まであった世界が二度と戻らない辛さ、泥まみれで余震に怯えて暮らした毎日、そうものは薄れましたが消えません。

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