What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「写ルンです」

2023年06月15日 10時03分25秒 | 日常

 チェーン店のカメラのキタムラで、「写ルンです」を税込み1980円で買いました。昔に比べて本当に高くなりましたね。

いまだに品薄が続いていて店頭に三個しかありませんでした。しかも「おひとり様一個限り」の但し書きつきです。

二年位前に「写ルンです」を買おうと思ったら、スーパーにもコンビニにも薬局チェーン店にも置いていなくて、いくらなんでもここならあるだろうと、このカメラのキタムラに行ったんですね。そうしたら置いていなくて、どうしてなんですか?と店員さんに尋ねたら、ロシアのウクライナへの侵攻が始まって以来、パーツの生産工場も組み立て工場も止まり品物が輸入されないからと説明されて、こんなところにも影響が出るのかと驚いたものです。(その後がっかりして帰ろうと思ったら、お店の奥から一個だけ持ってきて売ってくれました)

震災当時、たまたま子どもたちの様子を写そうとバックに入れていた「写ルンです」があって、それで被災して壊れた家の様子や津波で浸水した様子を映しました。プリントできたのはだいぶ後になってからですが、ライフラインが全滅していたので、よい働きをしてくれました。なので今でもお守りのように、家にも実家にも一個は置くようにしています。

「写ルンです」の現像を注文した時に「スマホにデータを送りますか?用紙にプリントしますか?」と尋ねられた時は、「写真を紙にプリントする」ことも廃れていくんだと実感しました。(おまけだったアルバムも、別料金がかかるようになりました)20年?15年?くらい前になりますが、スーパーの店内にカメラ屋さんがあったり、コンビニでもプリントが注文できた事も忘れられるんでしょうね。

私はホームに居る母に、家の様子や花の写真を2,3枚見せたい時は、コンビニのコピー機を使ってプリントします。今月初めにプリントしに行ったら、写真を入れて持ち帰る用の封筒みたいなものが置かれていませんでした。(確か4月はあったんですが)これも写真を紙にプリントすること自体が廃れていく表れなのかなと思います。

 

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