What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

仙台雑煮には、焼きハゼが必要です。

2011年11月22日 20時24分53秒 | 日常
 今日の夕方の地元ニュースでも取り上げられていたんですが、焼きハゼが無いと「仙台雑煮」は作れないんです。祖父が生きていた時から、実家のお雑煮には欠かさずお椀に一匹どーん!と焼きハゼがのっかっていました。日本全国、その土地自慢のお雑煮があると思いますが、仙台はこの焼きハゼでとった出汁じゃなきゃ、お雑煮じゃないんです。

リンク先の冒頭に、

>東日本大震災は、海の恵みを受け取り、豊かな「味」を育んできた東北地方の人々の暮らしを、根底から覆した。

とありますが、何十年と繰り返し祝ってきたお雑煮も作れなくなる、その事実に、本当に何もかも奪っていったんだなと、地震と津波の影響の大きさに打ちのめされる思いです。

勝手な願いではありますが、長面浜(ながづらはま)の焼きハゼを、どうか復活させて頂きたいです。そうじゃないと、宮城の大事な物が、またひとつ奪われて消えていってしまいそうで、悔しいです。フカヒレもホヤもカキもワカメも、みんなきっと帰って来るって信じてます。だから今年は無理でも、どうぞいつかまた作って下さい。


★「日本経済新聞 / 焼きハゼ名人、揺れる一歩 得意先【今年も作りますか?】」
( http://www.nikkei.com/news/topic/relatedarticle/g=96958A9C93819695E3EAE2E2808DE3EAE3E2E0E2E3E3819A98E2E2E2 )


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2 コメント

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どこでもそうでしたね。 (すず)
2011-11-28 13:42:47
>酔漢様

 うちでも、大昔は親戚のおじさんがハゼ釣り&干す担当だったそうです。今となっては、探して買うモノになりました(ため息)

>大根とか野菜(雑煮の具)を外に出して、凍らせておくのは、保存だけなのでしょうか。「こうすっとうめぐなるんだおん」と、これは祖母が言ってました。

ここいらでは「しみらかす(外気で凍る→こおる→しみる)」と言います。雑煮用に「ひきな(だいこん&にんじんを細かく短冊切」を一度煮てから、一回分づつまとめてザルに並べて、夜間外に干すんです。今は冷蔵庫でもできちゃうんですが、「しみるとうめぐなるんだおん」
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家の軒先には (酔漢です)
2011-11-28 08:56:13
鯊を釣って、それを軒先に吊るしておりました。雑煮の出汁にするためでした。
最近では津波の被害にあった、奥松島、月浜にありますお魚屋さんで、父が購入してました。
この職業になってから、正月に帰省することが無くなりましたが、時期はずれでも、父が鯊出汁雑煮をこさえてくれました。
最後のいくらが決めてでしたが、「仙台雑煮」はやはりこれです。
大根とか野菜(雑煮の具)を外に出して、凍らせておくのは、保存だけなのでしょうか。
「こうすっとうめぐなるんだおん」と、これは祖母が言ってました。
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