What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

”ある朝玄関を出たお前の肩先に落ちる一滴の雨粒、それが「はやぶさ」だ。”

2012年06月15日 16時12分11秒 | 日常
 思わずため息が出るようなロマンチックな名文。世の中の名無しさんは文才あるなぁと、ほとほと感心させられます。

★「マウスパッドは赤絨毯 / ついに帰ってくるのか」
( http://ikameshimusume.blog.fc2.com/blog-entry-1106.html )より引用

756 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2010/06/13(日) 09:20:35.44 ID:hTkxfsRY0

センチメンタルな奴が多いな。
帰ってきた「工学実験探査機はやぶさ」ってのは、ただの壊れかけた機械だろ。

だぁからぁ。

帰ってきた「はやぶさ」は、再突入回廊ではなく、より深い降下角度で大気圏に再突入する。

帰ってきた「はやぶさ」は、断熱圧縮による空力加熱で、真っ赤な軌跡を描く紅蓮の火の玉となり、轟音とともにダイオードひとつ残さず燃え尽きる。

燃え尽きた「はやぶさ」は、ゆっくりと成層圏に拡散する。

燃え尽きた「はやぶさ」は、高度13kmでジェット気流に乗り、天空を駆け廻る。

空を廻った「はやぶさ」は、高度6kmで乱層雲と出会う。

空を廻った「はやぶさ」は、昇華核として飽和水蒸気を集め、氷晶となり雪片となる。

雪になった「はやぶさ」は、ひらはらひらりと舞い降りる。

雪になった「はやぶさ」は、途中で融けて雨になる。

だから。

ある朝玄関を出たお前の肩先に落ちる一滴の雨粒、それが「はやぶさ」だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【ヒューマンカラー診断】 | トップ | 『戦国BASARA』 実写... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
手紙 (酔漢です)
2012-06-15 17:45:57
「雪は天からの手紙」中谷宇吉郎はこう話しておりました。
雨もそうなんですね。
返信する
ロマンですよね~♪ (すず)
2012-06-18 10:23:27
>酔漢様

>「雪は天からの手紙」

 ネットで調べたら、今年は中谷先生の没後50周年だそうです。無機物に魂を感じる感性、大好きです♪豊かな自然に包まれて暮らす喜びを感じます。 
返信する
Unknown (Unknown)
2019-11-27 21:59:59
なんちゅうツンデレ野郎だよ!
油断して泣いちゃったじゃないか!
返信する

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事