思わずため息が出るようなロマンチックな名文。世の中の名無しさんは文才あるなぁと、ほとほと感心させられます。
★「マウスパッドは赤絨毯 / ついに帰ってくるのか」
( http://ikameshimusume.blog.fc2.com/blog-entry-1106.html )より引用
756 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2010/06/13(日) 09:20:35.44 ID:hTkxfsRY0
センチメンタルな奴が多いな。
帰ってきた「工学実験探査機はやぶさ」ってのは、ただの壊れかけた機械だろ。
だぁからぁ。
帰ってきた「はやぶさ」は、再突入回廊ではなく、より深い降下角度で大気圏に再突入する。
帰ってきた「はやぶさ」は、断熱圧縮による空力加熱で、真っ赤な軌跡を描く紅蓮の火の玉となり、轟音とともにダイオードひとつ残さず燃え尽きる。
燃え尽きた「はやぶさ」は、ゆっくりと成層圏に拡散する。
燃え尽きた「はやぶさ」は、高度13kmでジェット気流に乗り、天空を駆け廻る。
空を廻った「はやぶさ」は、高度6kmで乱層雲と出会う。
空を廻った「はやぶさ」は、昇華核として飽和水蒸気を集め、氷晶となり雪片となる。
雪になった「はやぶさ」は、ひらはらひらりと舞い降りる。
雪になった「はやぶさ」は、途中で融けて雨になる。
だから。
ある朝玄関を出たお前の肩先に落ちる一滴の雨粒、それが「はやぶさ」だ。
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★「マウスパッドは赤絨毯 / ついに帰ってくるのか」
( http://ikameshimusume.blog.fc2.com/blog-entry-1106.html )より引用
756 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2010/06/13(日) 09:20:35.44 ID:hTkxfsRY0
センチメンタルな奴が多いな。
帰ってきた「工学実験探査機はやぶさ」ってのは、ただの壊れかけた機械だろ。
だぁからぁ。
帰ってきた「はやぶさ」は、再突入回廊ではなく、より深い降下角度で大気圏に再突入する。
帰ってきた「はやぶさ」は、断熱圧縮による空力加熱で、真っ赤な軌跡を描く紅蓮の火の玉となり、轟音とともにダイオードひとつ残さず燃え尽きる。
燃え尽きた「はやぶさ」は、ゆっくりと成層圏に拡散する。
燃え尽きた「はやぶさ」は、高度13kmでジェット気流に乗り、天空を駆け廻る。
空を廻った「はやぶさ」は、高度6kmで乱層雲と出会う。
空を廻った「はやぶさ」は、昇華核として飽和水蒸気を集め、氷晶となり雪片となる。
雪になった「はやぶさ」は、ひらはらひらりと舞い降りる。
雪になった「はやぶさ」は、途中で融けて雨になる。
だから。
ある朝玄関を出たお前の肩先に落ちる一滴の雨粒、それが「はやぶさ」だ。
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雨もそうなんですね。
>「雪は天からの手紙」
ネットで調べたら、今年は中谷先生の没後50周年だそうです。無機物に魂を感じる感性、大好きです♪豊かな自然に包まれて暮らす喜びを感じます。
油断して泣いちゃったじゃないか!