今朝、目が覚めて、薄っすらつもった雪とお日様を見て、あぁ、無事に12日を迎えられたと嬉しく思いました。「3月11日」を越えられた事が、すごく嬉しいんです。この一年間は、やっぱりまた大きな地震がくるんじゃないか、津波がくるんじゃないかと、毎日心のどこかで恐くてたまりませんでした。もちろん、一年たったからといって、地震がこないわけじゃないんですが、それでも、なにかひとつ越えられた安心感があります。
家の廊下を歩いて玄関を開けて外へ出た時に、一年前はこの場所に立つこともできなかったんだなぁと、あの日をしみじみと思い返しました。そして、今日こそが、始まりの日なんだなと思いました。
一年前は、ロウソクとストーブの灯りの中で、ひっきりなしい続く余震に怯えながら、はやくはやく朝になってと願い続けていました。ようやく外が明るくなってきた時の嬉しかったこと!でも、その明るい日差しで見えたのは、二階へ上がる階段の下三段目まで満ちた真っ黒な水と、引っくり返った冷蔵庫。二階のベランダからは、やはり真っ黒な水に浸かった町並みと、同じように家から出られなくなって途方にくれている近所の人たち。ガソリンや何か色んなものが混じった臭いと、異様な静けさ。真っ白な雪と、真っ黒な水。明るいお日様の日差しが、向き合わねばならない現実を容赦なくつきつけてきました。
「朝日」は、新しく生まれ変わる、暗闇から立ち上がるなど、希望の象徴としてよく使われますが、同時に偽り無く真実を照らすもので、だから日本の天照大神をはじめ、世界中で信仰されている神様であるのを実感しました。
「東日本大震災から一年たちます」と題して書いてきたものは、これで終わりです。
ブログの背景も、震災で亡くなられた方たちの慰安の為にと、一年ずっとハスの花にしてきたんですが、それも変えることにします。ここでひとつ、心の内で区切りをつけて、前に進みたいと思います。
家の廊下を歩いて玄関を開けて外へ出た時に、一年前はこの場所に立つこともできなかったんだなぁと、あの日をしみじみと思い返しました。そして、今日こそが、始まりの日なんだなと思いました。
一年前は、ロウソクとストーブの灯りの中で、ひっきりなしい続く余震に怯えながら、はやくはやく朝になってと願い続けていました。ようやく外が明るくなってきた時の嬉しかったこと!でも、その明るい日差しで見えたのは、二階へ上がる階段の下三段目まで満ちた真っ黒な水と、引っくり返った冷蔵庫。二階のベランダからは、やはり真っ黒な水に浸かった町並みと、同じように家から出られなくなって途方にくれている近所の人たち。ガソリンや何か色んなものが混じった臭いと、異様な静けさ。真っ白な雪と、真っ黒な水。明るいお日様の日差しが、向き合わねばならない現実を容赦なくつきつけてきました。
「朝日」は、新しく生まれ変わる、暗闇から立ち上がるなど、希望の象徴としてよく使われますが、同時に偽り無く真実を照らすもので、だから日本の天照大神をはじめ、世界中で信仰されている神様であるのを実感しました。
「東日本大震災から一年たちます」と題して書いてきたものは、これで終わりです。
ブログの背景も、震災で亡くなられた方たちの慰安の為にと、一年ずっとハスの花にしてきたんですが、それも変えることにします。ここでひとつ、心の内で区切りをつけて、前に進みたいと思います。