河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

親父の道楽

2008年03月03日 | Weblog
急用が出来てタクシーに乗り目的地へ向かった。

社内での会話は自然と景気の方へ。
「お客さん、少ないんですよね」
と運転手さん。

「売り上げは頭打ち。でも燃料や原材料費が上がっているから収入は実質マイナスでしょ。そこへ国税庁と社会保険庁が国民のポケットに手をつ込んで…かなわないですよ」

まあ、実際給与の40%は天引きされてしまう。

「国民の声は、この天引きを30%、20%に減らしてほしい。それならば消費税が上がってもかまわない。それにに国民は年金が崩壊している事実を見抜いているので、安心した老後を保障しないで景気対策をしても無駄ですよ」

「天下りって人は寄生虫みたいなものですよね。退職した官僚には生活できる金を渡して静かにしてもらっているわけにはいかないんでしょうかね」

一々ご尤もである。

いや官僚には優秀な人も沢山いる、と仰る方もおられる。
沢山かどうかはともかく優秀な人は確かにいる。

そういう方は退職されたらSOHOスタイルで起業し、契約で高い報酬(あるいは身分相応の)をもらえばいいのである。市場経済が決めるのだから文句はあるまい。

3月号の文芸春秋に、ミスター円と騒がれた榊原英資氏が書いている。
「これから本当の不況が来る」

世界的な信用収縮の始まりだというのである。
確かにそうだろう。
ドル安がそのいい例。

そして日本の大改革~公務員制度を大幅に改革せよ、と続く。
抜本的な地方分権によって文部科学省、国土交通省、厚生労働省は廃止。
経済産業省は環境省と合併する。

その上で各国の精鋭たちと伍して行けるエリートを育てよ、と続く(が、これはちょいとあやしい:河瀬記)。

「いい加減に無駄使いはやめてまともな国に戻そうよ」
国民はずっとずっと願っている。
(百年清河を待っている)

だから次の選挙で自民党は危うい。
次の選挙では国民が「国家の変な道楽」をやめさせる選挙になるだろう。
(政権担当能力はないかも、と思いながらも)民主党に投票する自民党ファンも多いはずだ。

リセット効果を狙う投票である。
結果は政界再編で、まあ後は時期だけ。

今の日本は、「お父さんの変な道楽さえなければねえ」と嘆く家族に似ている。

親父の変な道楽。
それさえ無なければ平安なのに。

それが今の日本である。