河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-170

2008年03月16日 | Weblog
創造力、連想力-2

もちろん事業に育てるために、こちらとしてはあの手この手を尽くす。

上手に花が咲いたら占有率100%の事業になる。
もし途中で競争相手が出てきても、自分のオリジナリティーを生かせれば差別化で利益を確保することが出来る。

中にはその事業組織を無理にでも大きくしたい、という人がいるが、時代は逆で規模は小さくても高収益の事業が狙い目である。

既に狙われてしまったものは他人の腕の中にあるのだから、時代の風を感じながら自分の足元をよーく見ること、これに尽きる。

伸ばすには時間軸を味方につける。
一挙に伸ばそうとしないことが大切。
(必ず資金の壁が来る。プロセスを楽しみながら堅実に伸ばすのが正しい)

そうそう、事業テーマに関して私がよく受ける質問に、
「万華鏡で食べられるのですか」
というのがある。

万華鏡はライフワークだ、と言っているのだから私にとっては大切な「テーマ」である。

まず、事業として食べられなくなれば、私の決断で止めるだけだから大きなお世話じゃないですか(笑)。
しかし本当の意味で自らの事業を手がけた経験がある人なら、世の中のものはすべてつながるのだから、という考えが働くはずである。

一種の連想ゲームだが、もし理工系の出身者ならば、「お、万華鏡」「面白いね、楽しいね」「光だね」で、次にアインシュタインの特殊相違性理論から導かれる式、
E=mc²
くらいは頭に浮かべてほしい、とも思う(役に立たなくとも)。

それはこれから咲く「桜」を観て、
・ 春に咲くピンクの花
という以外に様々なことを想い感じるのと同じである。

例えば「武士(もののふ)の…」とか「四季の唄」や「小学校の入学式」、「初恋」とか。
その他にも「春の風」や「子供の声」、「楽しげな家族の団欒」「青いシート」「ビール」「焼き鳥」「一升ビン」も出てくるのでは。

その新しいアイディアや連想を組み合わせて事業性を持つように、ずっと考え試し続けるのが社長の仕事である。
新規事業はそうやって社長自身が手がけるか、直轄部隊でやらなくては実現しないのである。

事業の実現には、そんな創造力、連想力に加えて育てる不断の努力が必要だ。

しかし自分の考え付いたことなら楽しい。
疲れることを知らない(いや、疲れることはあっても何度でも挑戦したくなる)。

ここがミソである。

実行へのヒント-169

2008年03月16日 | Weblog
創造力、連想力-1

起業コースなどを受講していて一番苦しいのは、最後まで自分の起業の「テーマ」が決まらないケースである。

確かに同情はするが、新規事業の「芽」というのは実はそこらじゅうにあるのだ。
ただ、まだ世間に評価されていないだけである。長期サラリーマン経験者は”それ”を「データ」や「他人の評価」を基準に探そうとするから結局わからなくなってしまう。

「自分でやりがいのあるテーマを見つけたら楽しいよ」
「足元に転がっているはずだから自分の足元を掘ってみよう」
「街に出てみよう。何か感じるはずだ」
と声をかけるが、多くの人は足元を掘らないであっちの方を掘ってしまう。

残念だが考える次元が浅く、また尽くしてもいない。

「テーマ」は社長がまず何かを感じるものでなくてはどうしようもないのだ(その後に料理ができない)。

足元を見つめ、想像力を大きく働かすことによって新事業の「芽」を発見し、次に枝を伸ばし、小さな葉をつけるようにするのである。ここまでが「思いつき」から「初期構想」の段階。

そこまでしたら栄養剤を与える。
つまり小規模で実験、実行してみるのである。
小銭を投資してやってみる。

園芸で言えば”肥料”と”水”である。
一鉢でいい。

太陽(社長の構想)の基で芽を出し枝を伸ばした「新事業コンセプト」は、そうこうしているうちに時間をかけ徐々に育ってゆくのである。