実行へのヒント-199

事業計画書、作成のコツ-13

とにかく一度書いてしまうこと、そして試すこと

事業計画、というとナニカ目新しくてすごいことを書くようだ。
まさにそういうときもあるが、実は何回も書き直して手になじんでくると”あたりまえのこと”に工夫を加えているに等しくなってしまう。

それぐらい頭を使いながら書いてゆくということだが、言いたいのはともかく最初は粗くていいから一回書き終えてしまうことだ。

その筆を滑らかに進めるためには、
・　事業内容をざっくり決めてここから書いてしまう
・　経費の目安をつけて、数字から書き込んでしまう
のどちらかが有効である。

人間の頭というのは、目標が決まらないとうまく働かないように出来ている。
一番ダメなのは、「やることが決まらない」「数字もかけない」で、これでは自分の頭が動けない環境を作っているに等しい。
もったいない。

「えいやっ」
とだまされたと思って書いてほしい。

そのあと内容の改良、変更は自分でびっくりするくらい自由自在となるのだから。

その次に大事なのは、小さい範囲でその事業を試してみることだ。

サンプルを作る。
ためしに仕入れて売ってみる。
友人に意見を求める。

ここれをやると
・　行けそうだ
・　ダメだ
というのがわかる。
面白いようにわかる。

そうして自分と事業の相性、売れる売れないの確認を試しておくと後がずっと楽になる。

大きな投資をしてから
・　売れないじゃないか
・　自分の性格に合わないので早く止めたい
という笑い話のような事が世間には沢山ある。

大切なのは事前に”試す”ことですよ。